平昌(ピョンチャン)オリンピックが盛り上がっていますね。
世界のトップアスリートを見ていると、サッカーとは競技は違えど、色々な事を勉強させられます。
子供達を指導する立場として、何かヒントにならないかという見方でテレビを見ていて、最も感動したのはスピードスケートの小平奈緒選手です。
小平選手は日本選手団の主将を任され、メディアからは『最も金メダルに近い』とも言われ、誰も想像もつかないほどの重圧の中、見事500Mで金メダル、1000Mで銀メダルを取りました。
2017~2018シーズンでは、500Mでワールドカップ15連勝との事で圧倒的な強さですよね。
(*調べてみたらスピードスケートは、1シーズン中に世界各地でワールドカップなる大会が開かれており、サッカーの様に『4年に1度開催』みたいな感じではない様です。)
そんな小平選手も、4年前のソチオリンピックでは、500Mで5位、1000Mでは13位という結果でした。
ソチオリンピックの後、彼女はスピードスケートの強豪国オランダに2年間、練習の拠点を移し、そこで努力に努力を重ねた結果、一気に花が開いたという事です。
今回、500Mで銀メダルに終わり泣き崩れる韓国の李相花(イ・サンファ/バンクーバー五輪とソチ五輪の500M、2連覇の金メダリスト)選手を小平選手が抱き寄せる姿や、レース後の小平選手の立ち振舞いやコメントはライバルへの敬意に溢れていました。
いつもは日本への対抗心をむき出しの韓国メディアも、今回はこの2人の友情物語に異例の扱いだった様です。
大切なのは『諦めない気持ち』と『努力』と『周りへの感謝・リスペクト・敬意』だと思います。
我々、少年サッカーの指導者の役割は、小平選手の様な『人間性』を成長させる様に、子供達を育成していく事だと感じました。
『努力は素質を上回り、気力は実力を越える』
誰が最初に言ったのかはわかりませんが、これは私の一番好きな言葉です。