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勉強と写真しかネタはありません!ヽ(`Д´)ノ


My limit is never limited by anyone.


努力さえすればどこまでも行ける。

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2011.3.11

この日私が感じていたのは、無力さだった。



地震が起きたその瞬間、私はその時勤めていた青森県の高齢者施設で不気味でゆっくりとした大きな揺れを感じていた。
情報を得るためにtwitterを開くと「巨大な地震が来る!気をつけて!」という情報がかけめぐっていたのを覚えている。
それから停電が起き、それによる施設内の危険を回避するために駆けずり回るが、一向に回復しない停電。
嫌な予感。



施設の小屋に泊まり、発電機をつけてテレビの電源を入れた瞬間飛び込んで来たのは気仙沼の津波後の火災だった。
何が起こっているのかわけがわからなかった。
映し出される上空からの映像は火の海を捉え、その映像の中にどれだけの人の苦しみや悲しみが渦巻いているのかを想像すると、いてもたってもいられず今すぐ助けに行きたい。
これは対岸の火事じゃない。今すぐ助けに行くべきだ。そう思っていた。



しかし、ただ飛び込んで自分に何ができる?
そう自問すると何もできない自分がいた。


このことが起きてから、私は災害に被災しているような必要以上に苦しんでいる人を助けたいと思うようになった。


普段、人が死ぬことになれていない私にとって1万人以上の人の命が一気に失われるという事実は、私を動機づけるには十分すぎた。
一つ一つの命には、それぞれが生きた時間分の大切な想いが
いっぱい、
いっぱい、
詰まっていたはず。
その1万以上の物語が、不意に望まない終わり方で終わる。残酷すぎる。
愛していた人、愛されていた人、これから愛を知る人。
それぞれの想いがその瞬間に終わったのだと思うと深い悲しみに襲われる。
その人達がその瞬間に誰よりも深く、強く思ったこと。
生きたい。大切な人を幸せにしたかった。家族を守りたい…
その想い達に私は想いを馳せ、日常の中で噛み締めながら、いざという時のために、今を精一杯生きて、大切な人を想う大切な人達を助ける力をつけていきたい。



これが今私が想うこと。



東日本大震災で被災されて亡くなった方々の御冥福をお祈りするとともに、今もなお震災の影響で苦しんでいる方々に1日でも早く心の平穏がやってくることを願っています。


2015.3.11 
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