ティルナノーグの錬金術師 -10ページ目

約1年ぶりですね、お久しぶりです
新作が出るやら大きな話題もなく参上してしまったのですが1年も放置するのはまずい気がするので小話でもしようと思います。



私はかつて関西大手の質屋と言えば伏せるまでも無く分かってしまいますが、そこでバイヤー兼鑑定士をしておりました。
そこでは高級腕時計から旬の人気ブランドまで毎日500点の買取を捌く訳ですが、こういったものは全て偽物が存在しており、買取値段の査定と真贋鑑定を同時に行う膨大な知識が要求される凄まじいお仕事でした。

私があの頃に興味深かったのはヴィンテージデニムの買取です。
ある日、買取に来たお客さんが桐箱の中からデニムパンツを取り出したのですが、私はヴィンテージデニムは人気がある程度の事しか知らないので専門スタッフにバトンタッチ。するとそのスタッフは血相を変えてどこかに電話しています。
どうやら話によるとリーバイスの世界大戦時に作られたモデルらしく、今でも世界最高峰の価値がある本物の激レアジーンズだったそうです。そうはいってもジーンズだし・・・と思っていたら百万単位の取引になる代物という事で社長も参戦して交渉するという事態になりました。(委託品扱いで決着)
やがてそのジーンズは名古屋の方で展示され、数百万のデニムパンツが2日で売約済みになったという報告を聞いて唖然とした記憶があります。最近も同じ大戦モデルのオークションが1000万超えで落札されたという記事も見ましたしヴィンテージの世界は奥が深いねというお話でした。

それでは!