そもそも中学受験をする事は、主人の希望でした。



私は田舎の公立小中を出て、のんびり私立女子高からの美術系大学。
勉強も高校への一般的な受験勉強と美大へのセンター試験対策位で、「theお受験!」という世界を知らなすぎたんです。

知らないなら学べばいいじゃない!
と今なら思うんですが、主人曰く世間ズレしたまま大人になった様で…
受験塾に入れば、もう受験コースに乗れたからもう安心!後は塾が手取り足取り教えてくれて、指導してくれるんだろう。

そんな風に思ってたんです。



自分が通ったことのある田舎のどこにでもあるような普通な高校受験用の塾をイメージしてしまっていました。


まずい事に、だいぶ長い間そう思って過ごしていました。




新4年生になる直前の1月入塾して、小規模サピックスでBクラスのスタートでした。

順調に成績を伸ばし5年の始めにはFクラスまで成績を伸ばしていました。4教科サピックス偏差値58くらい。得意な分野では1教科60を超える事がある。そんな成績でした。

(小規模校だったので、Fの上はαクラスが2クラスのみ)


その間、入塾して1ヶ月は一緒に宿題やテストチェックなどしていましたが、先生の宿題提出サインもキチンと頂けてるし理解もしてるしと、徐々に私がただの送り迎え要員となってしまいました。

(だって、正直面倒くさい…。高い塾代払ってるんだし、先生が見てくれてるでしょ?)

こう思ってました。


子供が小学生。

その事が頭から抜けてただの「受験生」となっていました。

そう、自分が経験した事のある、高校入試前をイメージしてしまっていたんです。

自分の苦手を洗い出し、ここを重点的に勉強しよう!なんて計画を自分で立てる事の出来る小学生さんは、いらっしゃるとは思いますがごく少数派だと思います。

どちらかと言うと精神年齢の低いうちの子には、全くもって無理でした。



本来なら親の私が、

・子供の進度チェックをする。

・苦手を洗い出す。

・間違えた問題・理解が薄い単元を解き直しさせる。


これをしなくてはいけなかった。




でも、塾が面倒見てくれるだろう。

そう思っていた私は、何もしなかった。

「宿題出来た?」「やりなさいよ〜」

薄っぺらに、こう声をかけるだけでした。



それで何が起こったか、、、



5年になって、テスト毎にクラスがどんどん下がって行きました。

夏前には最下位のAクラスまで。偏差値で38前後。もうびっくりですネガティブ



私が面倒くさがって手をかけなかった。

それに子供は乗っかり、家庭学習をしてるふり・勉強をしてるふりをしていきました。



「宿題してくる〜。」


と自室に籠れば、頑張ってるなぁと呑気に感心していました。




……続きます。。