3年前…に なるのかなぁ
ちょうど 今頃の季節
咳が 何ヵ月も止まらないことがあって
呼吸器の専門医に通っても
喘息の薬や吸入も あまり効果がみられず
胸部のレントゲンを撮ったら
肺に 心配な影がある とのことで
専門医療機関を受診するように と
渡された紹介状は 【がんセンター】宛 で…
がんセンターで CT撮影したところ
すりガラス陰影が見られ
ごく初期の肺癌の疑いがあると…
疑い…とはいえ
自分が 癌かもしれない と言われたら
大きなショックを受けるはず…なんだけど
何故か 私
「そうなんだ」って 普通に受け止めちゃって
怖さとか 何にも感じなくて
ただ
「今は ダメ」
「検査だろうと手術だろうと
今は 絶対に 入院なんかできない」
って それだけが 頭に浮かんで
…美仁の体調が 悪くなり始めた頃だったから…
自分の力で立ち上がれない
身体が自由にならない
もしかしたら
痛みも あったのかもしれない
美仁は そんな自分自身にショックを受けて
自信をなくして 落ち込んでいて
身体だけじゃなく
精神的にも 弱っていたから
だから
そんな時に 私と離れてしまったら
美仁は… きっと… …
だから!!
もしも 本当に 癌だったとして
治療や手術を遅らせてしまうことで
自分の命を縮めてしまうことになっても
それでも
今は 美仁と一緒にいなくちゃ !!
本当に
自分でも 不思議なくらい
迷いもなく そう思って
幸い
いまだに 経過観察だけで 済んでいるけど
( 今でも定期的に検査は受けているけど
なかなかクリアにならないのね
)自分の命よりも大切だと思える
そんな存在…
美仁でなければ
きっと
こんなふうには 思わなかったのかな って
そして
そんな存在に巡り逢えた って すごいなぁ って
ねぇ 美仁


あなたに 出逢えたこと
あなたを こんなにも大切に思えたこと
あなたの存在が
ねぇねの 支え で 誇り だよ




