朝から ずっと
純が オシッコをしていないことに
気付いた
お水は
少量ずつだけど
こまめに与えているし
ミルクも よく飲んでいるし
いよいよ
自力で オシッコ
出せなくなっちゃったかな

美仁と純を 家に迎えた時
できるだけ きちんと
お世話をしてあげたくて
犬のことを
たくさん知りたくて
《愛玩動物飼養管理士》という
資格を取った
老犬のお世話や
病気の時の介護のことも
勉強した
思い出しながら
純を寝かせたまま
オムツをはずし
お尻の下に トイレシートを敷いて
脚の付け根辺りを
両手のひらで そっと触ってみる
膀胱が パンパンな感触が 伝わる
ゆっくりと ゆっくりと
力を入れすぎないように
圧迫していく
トイレシートに
大量のオシッコが 広がる
ごめんね

オシッコ 我慢してたんだね
もっと早く
気付いてあげられたらよかったよね
本当に ごめんね 純

