今日は「初恋の日」だそうです。
なぜかというと、1896(明治29)年10月30日に島崎藤村が「文学界」46号に「こひぐさ」の一編として初恋の詩を発表したことが由来となっています。
島崎藤村は「文学界」へと参加して、ロマン主義詩人として「若菜集」などを出版しました。
始めは詩人として活躍していましたが、やがて活躍の場を小説にまで広げて「破戒」「春」などを代表する自然主義の作品を残しています。
他の有名なタイトルとして「新生」や「夜明け前」といった作品があります。
「初恋」
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
【恋愛の雑学】
※一目惚れはどういう時に起こる?
その人と喋ったことも無いのに一目見た瞬間に恋に落ちてしまう「一目惚れ」を経験したことはありますか?
相手の事を何も知らないはずなのに妙に胸がドキドキしてしまって「一目惚れ」については本当に不思議な現象です。
実は一目惚れが起きやすい条件があると言われていて、その一つに相手の顔の特徴が自分の顔と似ている時などがあげられます。
人間は自分の顔の特徴と似ている特徴を持った相手に親近感を覚えやすいそうです。
また、自分の持っている遺伝子と大きく異なった遺伝子を持った人と出会ったときにも一目惚れは起きやすいようです。
人間は気づかないようにより良い遺伝子を残そうとしているのですが、より良い遺伝子は自分と大きく異なった遺伝子を持った人と交配する事によってできるそうです。
フェロモンについては遺伝子の情報を伝える手段であり、自分の遺伝子とは異なった遺伝子を持った人のフェロモンには反応しやすく、一目ぼれしやすくなるのです。
※デートは長時間の方が上手くいく
気になっている人と初めてデートをする時に、1日中デートをするのか、それとも軽くご飯たけで済ませるのか、悩んだ事はありませんか?
実はデートについては長時間かけてした方が上手くいくと言われています。
初めて二人っきりで過ごす時間だと、そんなに話すことなどたくさんないし、会話のネタなどにも困ってしまいそうなものですが、実はほとんどの人が出会ってすぐのタイミングでは本性を隠していて、その本性が現れるのがデートが始まってから3時間ほど経過してからです。
つまり、長時間デートした方がお互いの見栄をはっている部分ではなく、本音や本性の部分を見ることができるのです。
そこで無言が苦痛に感じてしまったり、相手とのフィーリングがかみ合っていなかったらその相手とは相性が悪いので、その後たとえ付き合っても上手くいかないことが多いそうです。
デートをする際には1時間のデートを10回するよりも、10時間のデートを1回した方がよりお互いの本音の部分などが見えてその後上手くいくのです。