先日京大付近の会場においてある研究会が行われました。
その主役はアメリカのバーミンガム大学で長く免疫学の教授をされていた久場川博三先生でした。テーマは「IgM Fc受容体の最近の知見並びに今後の展望」です。久場川先生を私が学生の時からよく存じ上げている先生で、京都大学名誉教授の濱島義博先生の門下生ということになります。京大からアラバマ大学に留学され一貫してIgMに関する研究をされています。その内容はかなり専門的で、私などはとてもとてもフォローはできませんでした。80歳近くでも第一線の研究者として活躍されている姿には頭が下がります。ちなみにこの研究会は以前から企画されたものでしたが、タイミングよく坂口先生のノーベル医学生理学賞の受賞決定されたほぼほぼ1週間後でした。久場川先生も坂口先生も濱島先生の門下生ではありますが、その生き様はずいぶん違っていますけれども、研究一筋というところでは全く同一の道を歩んでおられました。両先生に縁がある私の率直な意見は、ともに大変頑固ということです。

