ドッグトリマーの言葉 美容皮膚科の真髄(5) | FF残日録のブログ

FF残日録のブログ

広島県出身。各地で皮膚科の医療に関係してきました。2017年から,高槻の病院に勤めてます。過去の文書や今の心のうちを,終活兼ねて記して行こうと思ってます。2023/1/8に、dermadreamからFF残日録のブログに名称変更。

私が編集長を務めていた時代の日本美容皮膚科学会雑誌編集後記を数回にわたってまとめてみました。今回は最後です。まとめてみた理由は、昨今の美容医療に対する日本医学会全体の風当たりが強く、美容皮膚科が抹殺されるのではないかと言う危惧があったからです。16年前から18年前の記事なので、今と若干違うところはありますが、最低限の修正などを行ってそのまま掲載しました。

私は現在72歳で、美容皮膚科学に携わって25年ぐらい経ちます。それまでは全く美容皮膚科には関係せず、特にまとまった考え方はありませんでした。今回、美容科とは何かを考える良い振り返りになりました。私は60歳ごろに美容皮膚科背術は自分(を含めた患者さん)のためにやるんだと認識して、70歳を過ぎて「自分が元気になるためにやるんだな」とかなり遅いですけれども認識したものです。私が認めた編集講義を徒然にみると若気の至りといった感じもする記事もあります。一方、その時点では一生懸命考えていたんだと言うこともわかりました(やや自画自賛)。更に、後述するドッグトリマーの言葉から更に広がりと深みがある領域だと認識して、美容皮膚科学の将来は明るいと信じました。そのための、環境・制度整備が我々の世代の責務と感じ入りました。

で、雑誌の編集後期の中で取り上げることができなかった記事がありました。それは2004年の8月にあるサイトで見つけた犬猫のアンチエイジングのことです。なお、この犬猫のアンチエイジングの初発のサイトが今となってはわかりませんので出典を記載しておりません。

 

■本文

編集長はこの編集機を書くことが義務なのですが、かなりストレスです。日々、目に止まった記事を保存しておいて、いざと言う時に利用引用できるようにしています。利用するスペースがなかったもので、記憶に残っている物を最後に紹介します。

2004年8月のあるサイトに犬猫のアンチエイジングがブームであることが紹介されていました。その中で有名ドッグトリマーの言葉が印象的でした。トリミングが終わると、飼い主が可愛くなったねと愛犬を褒めてあげるでしょ。飼い主に褒められるとワンチャンはやっぱり嬉しいんです。リーミングはペットを美しくするだけじゃなく、ペットと飼い主の中はさらに深めていくものなんです。

 

 

 

 

 

2008年12月25日 

日本美容皮膚科学会雑誌編集長 古川福実

同 18(4):348