こんばんわ!

 

 

台風、心配です台風

 

 

今日もジキンの体型についてです。

 

「ジキン」と「ロクリン」は兄弟のような種類です。

 

太くて短いジキンと、ワキン型のスラリとしたロクリン。

 

色の乗せ方や尾の形も厳密には違いますが、

一番大きいのが体型だと思います。

 

これを見て下さい。

 

同じ大きさに揃えた画像です。

 

さて、どっちがジキンでどっちがロクリンでしょうか??

ちなみに下の金魚がフナ尾に見えますが、画像加工技術の未熟さ故です。。。

 

 

 

正解は…

 

 

 

 

 

どっちもジキンです(笑)

 

 

正確には、上の個体はネットで「ジキン」として販売されていたもの。

下の個体は我が家の血統ものです。

 

この上の個体が厄介で、たぶんジキンで良いのでしょうが、

スペックアウトと言いますか、ジキンの定義から外れそうです。

 

ジキンの品評会審査基準は、

体長と体高の比が当歳魚では100:65、親魚(三歳以上)では100:60

となっていますので、上の個体は細すぎます。

 

ちゃんとした流通経路で出回っているジキンは下の個体のような体型をしていますが、

市場で見る事は本当に稀です。

 

弥富の金魚屋さんでもたまーにいるぐらい。

しかもめっちゃ高いアセアセ

 

二歳の個体でも5,000円/匹は出さないとちゃんとした個体はいないのが現実です。

親サイズはそもそも流通していないし、いても20,000円/匹ぐらいは普通ガーン

 

たまに調色前の個体が安く売られてたりします。

それでも500円/匹を下回る個体は「ハネかな?」って思う個体ばかり。

 

調色にはかなり高度な技術が必要なので、調色されている個体は値段がハネ上がります。

その技術が天然記念物たるゆえんでしょうね。

 

あまり本物が流通しないことで価値が上がっている事は分かりますが、もう少ししっかりと流通させてジキンが盛り上がったらいいなぁと思います。

 

妙に高価なだけのちょっと違う個体を買ったが為に「ジキンって大した事ないなぁ」って離れていかないようにしなきゃです。

あと、ネットで言うほど体も弱くないです。生産者さんは血が濃くなって弱くならないようにペアをちゃんと管理しています。

 

とても魅力的な金魚なので、大量に出回っても価格が落ちないランチュウみたいに市場で認められれば価値は高いまま維持できるはずです。

 

来年以降もっと僕がちゃんと飼育出来て量も確保できたら、全国の金魚屋さんに少量でも置いて貰えるようになったらいいなぁと思います。

まずはちゃんと飼育出来てからですけどね。

 

今年は今飼っている数が約150匹。

調色したら少し死んでしまう個体もいるでしょうが、それでも120匹ぐらいは流通させたいと思います。

親をどれぐらい確保するかによりますが、5~10ぐらいかなと考えています。

 

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