中山

11R

中山牝馬ステークス

芝1,800m

内回りコースを使用。直線は約310mで、ゴール前に高低差2.4mの急坂がある。正面スタンド前の直線半ばがスタート地点で、コースを1周する。最初の1コーナーまでの距離は約205m(Aコース時)と短く、スタート後すぐ急坂を迎えるためテンは速くなりにくい。3~4コーナーはスパイラルカーブで、緩やかな下り坂。


07-14-05 @4,820

馬連BOX

07.13.14.16


過去10年

1人気 (1-2-2-5)
2人気 (1-1-0-8)
3人気 (2-1-0-7)
4人気 (1-2-0-7)
5人気 (2-1-2-5)
6人気以下(3-4-5-90)


6歳以上(1-2-4-50)


前走

10人気以下で今走斤量減(0-0-0-24)


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中山牝馬S 過去10年 騎手


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中山芝1,800m 過去5年 騎手


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中山牝馬S 過去10年 種牡馬


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中山牝馬S(GIII、中山、芝1800m)

■アレグロモデラート 助手騎乗、美浦ウッド単走。常に前向きなこの馬らしい活気を感じさせ進んでいき、ラストまでいい手応えを残したままジワッと加速できていた。帰厩後馬なりオンリーなあたり、まだ良化の余地は残していそうだが、悪くない状態。【6】

■キタウイング 杉原騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳馬2頭を先に行かせ、いい手応えを保ったまま併走に持ち込む。ラストにあと少し切れて欲しい感はあったが、貫禄の違いを示すように抜け出し最先着とした。走れる状態。【6】

■ククナ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。5馬身ほど先を行った馬にスッと取り付いて直線で併走。少し気合い不足なのか、加速してきた相手に対応できず半馬身遅れに終わったが、一定の素軽さはあった。前走ほどの状態にはなさそうだが、安定した状態で引退レースへ臨めそう。【6】

■グランスラムアスク 古川奈騎手騎乗、栗東ポリ単走。1月、2月に3走と使い詰めなことを考慮してこの中間はポリトラックオンリー。最終追いはやや反応に鈍さがあったか。上積みは強調しづらく、良くて平行線か。【5】

■クリノプレミアム 助手騎乗、美浦ウッド単走。序盤はやや散漫な雰囲気だったが、直線ではこの馬なりに気持ちを入れて体を大きく使えていた。小倉帰りの中2週でも目立った疲れはなく、順調。【6】

■コスタボニータ 助手騎乗、栗東坂路単走。日曜追いのウッド併せ馬で強い負荷を掛けたのが実質の最終追い。今週は渋った馬場を考慮して流した程度だった。時計は平凡も坂路では走らないタイプだし、渋った馬場もフィットしなかったか。日曜追いの動きは申し分なく、能力はフルに出せそう。【7】

■コンクシェル 助手騎乗、栗東CW併せ馬。外先導の形で古馬2勝クラスと併せ馬。相手を迎え入れてから、手応え優勢で併走。相手がギアを上げればその分気持ちを乗せて加速できており、最後はクビほどの先着とした。休み明けを2回使われ、抜群の仕上がりにある。【8】

■シンリョクカ 木幡初騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。先行馬に取り付いていく際やや気難しさは見せたものの、仕掛けられた直線半ばからはギアを軽快に上げ1馬身抜け出しての先着を果たす。まだ精神面は万全でなさそうだが、体調は悪くなさそう。【6】

■タガノパッション 助手騎乗、栗東坂路単走。3月5日の火曜日に最終追い。自己ベストを更新する速い時計をマークし、ラストも大きく失速せずにまとめた。引き続き好調域にある。【7】

■ハギノメーテル 今村騎手騎乗、栗東ポリ併せ馬。古馬1勝クラスを追走するが、伸びは案外で結局半馬身遅れ入線に終わっている。レース間隔が詰まっていることもあり、上積みは強調しづらい。【5】

■ヒップホップソウル 北村宏騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。タイトな2頭の間に割って入る“木村厩舎流”の3頭併せ。リズムを崩さず、最優勢の手応えで併走。ラストは気迫十分に加速し、1頭に先着、1頭と併入とした。1週前のウッド単走でも速い時計を出せており、順調そのものだ。ほぼ万全。【7】

■ファンタジア 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。ここまで意欲的に追われており、今週は息遣いを確認する程度。稽古駆けする3歳馬と併走し、シャープなフォームを保って楽に併入としている。3カ月ぶりを感じさせない好気配。【7】

■フィアスプライド 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。3歳1勝馬を追走。コーナーワークでおっつけられ、直線半ばでもステッキが入るなど気合い不足がやや気になるものの、重馬場を苦にせず伸びて併入。全体時計も速かった。前走ほどの迫力には及ばないが、順調な仕上がり。【6】

■フィールシンパシー 横山琉騎手騎乗、美浦ウッド単走。大外で先行する馬を目標に進み、併せに行かずコーナーワークでインに潜り込んであっさりパス。1頭となってもフワりとすることなく、力強い踏み込みから加速した。先週は大外を回して好時計を出せているし、中7週とは思えない好気配。【7】

■ラヴェル 助手騎乗、栗東CW単走。1週前に強い負荷を掛けており、輸送を控える今週は折り合い重視の内容。全体的に力みを感じさせたが、脚捌きそのものは軽快で体調は悪くなさそう。前走からの上積みを見込める。【6】

■ルージュエクレール 助手騎乗、美浦ウッド単走。馬体維持を念頭に、無理をさせない単走・馬なり調整。ラストは馬場の真ん中をある程度シャープさを保って駆け抜けていた。自分の競馬をできる状態だろう。【6】

■ルージュリナージュ 丸田騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。目標の相手に取り付くと気持ちを高めてグンと加速。ラストは自然に抜け出し1馬身の先着を果たしている。心身ともに充実している感があり、高いレベルで安定と言える。【7】



<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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フィアスプライド連勝期待

3月9日の中山牝馬S(G3、芝1800メートル)に向け、ターコイズSで重賞初制覇を決めたフィアスプライド(牝6、国枝)が連勝を狙っている。これまでは後方から運ぶスタイルだったが、前走は好位から押し切る強い内容。中山とコース相性も良く、前走のような競馬ならここも楽しみ。

ククナ(牝6、栗田)は前走、中山金杯で2着に健闘した。6歳牝馬でここが引退レースとなる見込みだが、立ち回り次第で一発は十分ある。

コスタボニータ(牝5、杉山佳)は安定感があり、重賞で3着が3回ある。レースセンスが良く、ここも上位争いとなりそう。

その他、ターコイズS2着のフィールシンパシー(牝5、小島)、重賞で2着2回のヒップホップソウル(牝4、木村)などがチャンスをうかがう。