阪神
11R
チューリップ賞
芝1,600m
外回りコースを使用。向正面の中間やや左からのスタートで、3コーナーまでの距離は444m。コーナーは非常にゆったりしており、緩やかな下り坂。最後の直線は473.6m(Aコース時)で、残り200m~80mの間に高低差1.8mの急坂が待ち構えている。内回りに比べペースが落ち着きやすく、瞬発力勝負になりやすい。
06-08-11
馬連ワイド2点
10-16
過去10年
1人気 (6-1-1-2)
2人気 (1-1-5-3)
3人気 (1-1-0-8)
4人気 (1-2-1-6)
5人気 (1-0-0-9)
6人気以下(1-4-3-81)
前走
1勝クラス2着以下(0-0-2-28)
1勝クラス以下4人気以下(0-1-0-24)
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チューリップ賞 過去10年 騎手
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阪神芝1,600m 騎乗 過去5年
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チューリップ賞 過去10年 種牡馬
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チューリップ賞(GII、阪神、芝1600m)
■イツモニコニコ 田中健騎手騎乗、栗東坂路単走。まずまずの力強さを保って登坂。ラストに手前を替えたタイミングでヨレたが、問題なく制御できた。前走を使った分の上積みはあるのでは。【6】
■エポックヴィーナス 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前のCW併せ馬が実質の最終追い。今週は坂路で反応を確かめる程度の内容だった。バランスのいい走りで登坂し、ラストは軽い促しへスムーズに反応できていた。コンスタントに使われている疲れを感じさせず、順調。【6】
■エラトー 上村師騎乗、栗東坂路単走。1週前のCW追いで古馬オープンらを相手に猛時計をマークしており、仕上げはほぼ完了。今週は指揮官が息遣いを確認する程度に留まる。単走とすれば上々の気合い乗りを感じさせ、促されたラストは力強い踏み込みからしっかり加速した。好気配。【7】
■ガルサブランカ 助手騎乗、栗東CW併せ馬。早めに栗東へ移動し調整されており、最終追いも現地で。3歳未勝利を追走し取り付くと、自然とギアを上げ前に出かかる。そこからセーブされ結局併入となったが、馬任せならいくらでも突き放していたような雰囲気にあった。先週しっかり負荷を掛けたことでグンと上向いてきたようだ。万全のデキ。【7】
■ショウナンマヌエラ 助手騎乗、栗東坂路単走。脚捌きそのものは軽快だが、仕掛けられての反応がどうしても鈍く、ギアが上がらなかった。気持ちの面でまだ整っていないような印象があり、仕上がりはギリギリ及第点といったところ。【5】
■スウィープフィート 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。フィリーズRへ出走予定のシカゴスティングを先導する併せ馬。相手が取り付いてこず、併せる形にならなかったのは誤算かもしれないが、スウィープフィート自身気持ちを乗せてスムーズに加速できていたのはいい。この馬なりに安定。【7】
■スティールブルー 川田騎手騎乗、栗東CW単走。自然体のリラックスしたムードで、速いラップを刻んでいく。直線に入って溜めた脚をスパッと弾けさせ、低重心のフォームからいい伸びを見せた。1週前も躍動感あふれる動きが出来ており、絶好の仕上がり。【8】
■セキトバイースト 藤岡佑騎手騎乗、栗東CW単走。終い重点の内容。鞍上が仕掛けると、スッと反応し力強い伸びを示した。エルフィンSを熱発で回避しての仕切り直しだが、先週今週としっかり負荷を掛けて問題ないあたりは好感。持てる力をフルに出せそう。【7】
■タガノエルピーダ 団野騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。3歳未勝利を追走し、意欲的に速いラップを刻む調整。飛ばしながらもラストでまったく勢いは衰えず、手応え圧倒で1馬身ほど抜け出し先着フィニッシュとした。時計は自己ベストを更新で、ひと息入れたことでさらにパワーアップを果たしたか。万全の状態。【7】
■ハワイアンティアレ 助手騎乗、栗東CW併せ馬。目標の馬が伸びない誤算があったようで、直線で早めに抜け出してしまう。フワッとはしてしまったが、この馬なりに力強い伸びは示せた。デキ落ちはなく順調だろう。【6】
■フルレゾン 鮫島駿騎手騎乗、栗東CW単走。終始行きたがってしまい、直線でも引っ張り切りでややチグハグな内容。活気は有り余っており除外の影響はなさそうではあるが、折り合い面に不安を感じさせる。【5】
■ブルーアイドガール 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。バランスのいい走りを保って併走。ラストは少しだけ切れ負けしてアタマほど遅れ入線に終わるが、相手が年長のオープン馬ディクテオンなら致し方なしか。久々だった前走を使った分の上積みはありそう。【6】
■ミラビリスマジック 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。輸送を考慮し終い重点の内容をこなした。上々の折り合いを見せ、直線では相手に合わせて楽に併走。気持ちをしっかり内に秘め、スムーズな加速を見せた。精神面でかなりいい状況にありそう。好調キープ。【7】
■ラヴァンダ 助手騎乗、栗東坂路単走。混雑した走路のなかでも自分の走りに集中し、序盤からスピードに乗っていく。ラストまで馬なりを保ち、長くいい脚を使って駆け抜けた。中8週だった前走を使われ、気配は大きく上昇か。【7】
■ラーンザロープス 助手騎乗、栗東坂路単走。先週CWで一定の負荷を掛けており、今週はテンション面を気遣い息を整える程度の内容に留まる。加速の際バランスを崩すなど、まだ体幹がしっかりしていないような面も感じさせたが、一定の素軽さはあった。この馬なりに順調。【6】
■ワイドラトゥール 北村友騎手騎乗、栗東坂路単走。序盤から高いモチベーションを感じさせるように、スピードに乗って登坂。ブレの少ないシャープなフォームを保って加速し、駆け抜けた。馬体減りを懸念してか馬なりオンリーの仕上げも、これだけ動ければ問題なし。高いレベルで好調維持。【7】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
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タガノエルピーダ重賞V狙う
3月2日阪神の桜花賞トライアル・チューリップ賞(G2、芝1600メートル、1~3着馬に優先出走権)で、タガノエルピーダ(斉藤崇)が重賞初勝利を狙っている。新馬勝ち後に牡馬が相手の朝日杯FSに挑戦すると、勝ったジャンタルマンタルから0秒2差の3着に健闘。レースセンスが高く、牝馬同士の今回は押し切るか。
ミラビリスマジック(国枝)は新馬戦、菜の花賞を連勝。母ソーマジックは08年桜花賞の3着馬で、舞台も合いそうだ。
ガルサブランカ(木村)はイクイノックスの半妹という良血馬。前走のベゴニア賞は展開が向かず2着に敗れたが、流れ次第では勝ち負けできる能力を持つ。
他にも、昨夏の新潟2歳S2着馬ショウナンマヌエラ(高野)や、エルフィンS2着のスウィープフィート(庄野)などがチャンスをうかがう。