阪神

11R

阪急杯

芝1,400m

内回りコースを使用。芝1200mのスタート地点より200m後ろに行った2コーナー出口付近のポケットがスタート地点で、3コーナーまでの距離は443m。スタートから約1Fの平坦部分を経て、緩やかな下り坂に入る。最後の直線は356.5m(Aコース時)で、残り200m~80mの間に高低差1.8mの急坂がある。


馬連5点01-16-02

07.08-01.07.15

過去10年

1人気 (3-1-1-5)
2人気 (3-1-2-4)
3人気 (0-1-0-9)
4人気 (0-4-1-5)
5人気 (0-0-2-8)
6人気以下(4-3-4-101)


前走

7歳以上10着以下(0-0-0-27)

OP6人気以下2着以下(0-0-0-25)

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阪急杯 過去10年


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阪神芝1,400m 過去5年

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阪急杯 過去10年 種牡馬

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阪急杯(GIII、阪神、芝1400m)

■アサカラキング 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。オープン馬ホウオウノーサイドを追走し、早めに取り付いていく。直線では手応え圧倒で併走し、相手が来ればその分楽にギアを上げて対応。鋭く加速して併入とした。連勝中の勢いをしっかりキープ。【7】  

■ウインマーベル 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。1週前に自己ベストを更新する時計を出しており、今週は終い重点で反応を確認する程度の内容。直線では3歳未勝利に対し優勢の手応えを保って併入とした。さっそく能力をフルに出せそうなデキ。【7】   

■エンペザー 菱田騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。中1週を考慮し終い重点の内容。目一杯追われた併走馬とは対照的に、馬なりを保って加速し併入とした。叩き4戦目で大幅上昇こそなさそうだが、この馬なりに順調。【6】

■カリボール 助手騎乗、栗東坂路単走。中1週かつ渋った馬場も考慮し無理をさせない内容。気迫の面でやや物足りなさは感じさせたが、バランスのいい走りを保って駆け抜けた。ひと息入っていた前走よりいい状態で走れそう。【6】   

■カルロヴェローチェ 酒井騎手騎乗、栗東坂路単走。馬の活気を削がないよう、序盤からかなり速いラップを刻んで登坂。さすがにラストは止まってしまったが、自己ベストにコンマ1秒まで迫る4F全体50秒1(馬なり)は馬場を考えれば優秀と言える。中1週でも加減することなく時計を出せたあたり、骨折明けの前走を使われての反動はなかったようだ。気配急上昇。【7】

■グレイイングリーン 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前のCW追いで速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は息を整える程度の内容に留まる。混雑した走路でも自分のリズムを保って登坂し、ラストは見せムチにいい反応を示しスッと加速した。好仕上がり。【7】   

■サトノアイ 田口騎手騎乗、栗東坂路単走。中1週を考慮し、序盤はかなりセーブした内容。変に力まず闘志を内に秘め登坂し、ゴーサインが出たラストでは軽快に回転数を上げた。中7週だった前走から着実に良化。【6】   

■サトノレーヴ R.キング騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。輸送を控えてはいるが、最終追いでも意欲的に速いラップを刻む調整。目標の馬に取り付いて少しだけ力んだが、直線半ばで手前を替えると一気に加速し相手を置き去りにした。本番での鞍上は異なるものの、乗り役としっかり意志疎通ができていたのは好感。10カ月ぶりでも能力をフルに出せそう。【7】   

■サンライズロナウド 気性面を考慮し昨年夏から運動とプール調整に徹している。この中間も速い時計は出していないが、前走もこの調整で4着と走れていたし、この馬なりに順調だろう。【6】  

■スマートクラージュ 水口騎手騎乗、栗東坂路単走。終い重点で反応を見る内容。ベテランらしくピタッと無駄の少ないフォームで脚を溜め、意図した通りの切れを披露した。半年弱ぶりを考えるとここまで馬なりオンリーのなのがどうかだが、ひとまず走れる態勢は整ったよう。【6】

■ダノンティンパニー 助手騎乗、栗東坂路単走。一定の素軽さを保って登坂。ラストはややズブかったものの、鞍上の仕掛けにまずまずの反応を見せ伸びた。休み明けを2回使われ気持ちの面でブレが出てきたようだが、体調は上々の部類。順調。【6】

■タマモブラックタイ 角田和騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。序盤は僚馬の後ろで我慢させ、満を持して仕掛ける内容。ラストは渋った馬場をものともしないパワフルな脚捌きで加速し、3馬身突き抜けての先着を果たした。4F51秒1(一杯)は自己ベスト更新。小倉帰りの中1週をまったく感じさせない、絶好の気配だ。【8】 

■デュガ 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤から掛かり気味で速いラップを刻むが、ラストは重い馬場に勢いを削がれて大きく失速。終いに粘れないのはいつものこととはいえ、1F13秒7はさすがに止まり過ぎ。前走を使われての変わり身は望み薄か。【5】

■ボルザコフスキー 騎手候補生騎乗、栗東CW単走。中1週を考慮し、終い重点の内容。直線半ばから加速するとやや頭が上ずるような面はあったが、一定の力強さを保って駆け抜けた。デキ落ちは感じさせず、順調。【6】   

■ホープフルサイン 助手騎乗、美浦坂路単走。いかにも短距離馬といった細かい歩幅で駆け、ラストの見せムチにはいい反応を示して回転数を上げた。コンスタントに使われている疲れを感じさせず、この馬なりに安定と言える。【6】   

■メイショウチタン 助手騎乗、栗東坂路単走。ラストは鞍上が懸命にしごいてなんとか動いた感じ。それでも序盤はまずまずの勢いはあったし、ラストは重い馬場に脚を取られた面もあったか。少ない本数で問題ないタイプ。走れる状態だろう。【6】

■メイショウホシアイ 助手騎乗、栗東坂路単走。ここまで入念にコース追いで負荷を掛けられており、今週は坂路馬なりで息を整える程度。終始素軽さを保ち、ラストは馬自ら気持ちを乗せて切れていた。通常はウッドで最終追いのところ、渋った状態を嫌ってか坂路に切り替えてきたのがどう出るかだが、悪くない状態。【6】

■ルプリュフォール 助手騎乗、栗東CW単走。序盤から掛かり気味に速いラップを刻み、さすがにラストは鞍上の手が大きく動く。それでもそこまでバタバタにはならず、一定の力強さは保てていた。体調面は良好のよう。持てる力をしっかり出せるのでは。【6】

■ワールドウインズ 助手騎乗、栗東坂路単走。中1週を考慮し、セーブ気味の内容。まずまずの落ち着きを保って脚を溜め、ラストでは渋った馬場を考えれば悪くない伸びを示した。半年ぶりだった前走で健闘した反動は感じられず、着実に良化。【6】

<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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ウインマーベル連勝期待

25日の阪神では、高松宮記念の前哨戦・阪急杯(G3、芝1400メートル、1着馬に高松宮記念優先出走権)が行われる。

ウインマーベル(牡5、深山)が重賞3勝目のチャンスを迎えた。22年スプリンターズSの2着馬で、前走の阪神Cでは3歳時の葵S以来の勝利。勢いに乗って連勝を狙う。

3連勝中のアサカラキング(牡4、斎藤誠)は要注目だろう。中距離を走っていた馬だが、昨年12月に距離を短縮して変身。芝1400メートルのここ2戦は、後続を離して逃げ切った。重賞でもスピード負けはしないだろう。

他にも、前走・阪神Cで差のない4着だったグレイイングリーン(牡6、池江)、重賞初挑戦の前走シルクロードSで4着だったサンライズロナウド(牡5、安田隆)など、楽しみな馬がそろう。