京都
11R
東海ステークス
ダート1,800m
正面スタンド前の直線半ばからスタートし、コースを1周する。1コーナーまでの距離は286m。向正面の途中から高低差3mの緩やかな坂を上る。3コーナー入り口が坂の頂上で、4コーナーをめがけて下っていく。最後の直線は平坦で329m。他場に比べ時計が出やすく、内枠の逃げ・先行馬が有利な傾向。
馬連5点
01.13-01.10.14
過去10年
1人気 (5-2-2-1)
2人気 (3-2-0-5)
3人気 (0-2-3-5)
4人気 (1-0-1-8)
5人気 (0-0-0-10)
6人気以下(1-4-4-90)
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騎手
松山弘平(21-19-15-112)12.6% 24.0% 32.9%
武豊 (21-17-5-42) 24.7% 44.7% 50.6%
幸英明 (18-23-16-115)10.5% 23.8% 33.1%
和田竜二(14-19-11-132) 8.0% 18.8% 25.0%
坂井瑠星(13-8-15-97) 9.8% 15.8% 27.1%
岩田望来(13-7-12-83) 11.3% 17.4% 27.8%
池添謙一(12-5-4-64) 14.1% 20.0% 24.7%
岩田康誠(11-10-9-61) 12.1% 23.1% 33.0%
松若風馬(10-15-7-95) 7.9% 19.7% 25.2%
藤岡佑介(9-8-8-61) 10.5% 19.8% 29.1%
団野大成(4-6-11-49) 5.7% 14.3% 30.0%
西村淳也(4-5-1-54) 6.3% 14.1% 15.6%
泉谷楓真(1-0-2-33) 2.8% 2.8% 8.3%
ルメート(0-2-1-9) 0.0% 8.3% 25.0%
戸崎圭太(0-0-0-8) 0.0% 0.0% 0.0%
内田博幸(0-0-0-0)
種牡馬
ハーツクライ (12-12-6-72)11.8% 23.5% 29.4%
ブラックタイド (10-5-9-56) 12.5% 18.8% 30.0%
ヘニーヒューズ (9-7-12-48) 11.8% 21.1% 36.8%
キズナ (8-8-8-60) 9.5% 19.0% 28.6%
キングカメハメハ(7-7-7-67) 8.0% 15.9% 23.9%
ドレフォン (4-8-5-31) 8.3% 25.0% 35.4%
ホッコータルマエ(4-2-2-43) 7.8% 11.8% 15.7%
ダノンレジェンド(2-5-1-6) 14.3% 50.0% 57.1%
リアルインパクト(2-2-4-23) 6.5% 12.9% 25.8%
トゥザグローリー(1-2-0-16) 5.3% 15.8% 15.8%
ロゴタイプ (1-0-0-4) 20.0% 20.0% 20.0%
Curlin (0-2-2-5) 0.0% 22.2% 44.4%
ミッキーアイル (0-1-1-5) 0.0% 14.3% 28.6%
ナカヤマフェスタ(0-0-0-7) 0.0% 0.0% 0.0%
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東海S(GII、京都、ダ1800m)
■ヴィクティファルス 池添師騎乗、栗東坂路単走。やや走路が混雑した状況だったが自分の走りに集中。まったくの馬なりで気分に任せた内容だったが、ラストは力強く踏み込んでしっかり加速できていた。やや急仕上げ気味も、自分の力は出せる状態。【6】
■ウィリアムバローズ 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前にCWで強い負荷を掛け、最終追いは坂路で流すいつも通りの調整。体を大きく使ったフォームでラチ沿いを登坂。手前を機敏に替え、馬なりのまま滑らかに加速した。順調そのもので、能力全開に期待できる。【7】
■オメガギネス 戸崎騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬2勝クラスを追い、直線手前で気持ちを乗せてキャッチアップ。仕掛けられた相手もいい加速を見せたが、オメガギネスはそれにスッと対応し楽にギアチェンジ。結局余力たっぷりのまま併入とした。終始気持ちの張りを感じる内容で、精神面でかなりいい状況のよう。万全のデキ。【7】
■オーロイプラータ A.ルメートル騎手騎乗、栗東坂路単走。跳びが大きい分、やや踏み込みの浅さはあったものの活気は十分。そこまでの鋭さこそなかったが、余力を残して長くいい脚を使った。いかにも体調は良さそうで順調と言える。【6】
■キリンジ 騎手候補生騎乗、栗東CW単走。先週速い全体時計を出しており、今週は終い重点の内容。ラストは目一杯追われて力強く脚を伸ばした。1F11秒9(一杯)は、稽古駆けしない馬としては上々の部類。時間を掛けてじっくり乗り込まれており、立て直し効果に期待できそう。【6】
■ゲンパチルシファー 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。後方からの古馬1勝クラスを迎え入れ併走状態で登坂。先に手が動いてしまい、結局手応え劣勢で半馬身ほどの遅れ入線となってしまう。年齢的なズブさがあるにせよ、物足りない動き。【5】
■サンライズウルス 岡田騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。実戦勘を取り戻すことを意図してか、序盤から古馬2勝クラスと併走し速いラップを刻む内容。ラストまで勢いを失わず、追い比べでは手応え優勢で切れ勝ちしクビほどの先着を果たした。1年ぶりを感じさせない活気があり、実戦に出てどうかだが、攻め気配自体は悪くない。【6】
■スマッシングハーツ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。序盤からスピードに乗せていく意欲的な併せ馬。相手の新馬もよく走ったが、これを楽な手応えでねじ伏せ半馬身ほど抜け出しての先着を果たした。中14週を考えると本数はいかにも物足りないが、先週今週と速い時計を出しており、走れる状態だろう。【6】
■タイセイドレフォン 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。3歳1勝馬を追走。手前が安定しないのか手応えほど切れなかった印象はあるが、まずますの素軽さを保って加速し1馬身の先着を果たした。坂路メインの調整に切り替えたのがどうかも、活気はあり体調は上々のよう。持てる力を出せるのでは。【6】
■バビット 団野騎手騎乗、栗東坂路単走。終い重点で反応を確かめる内容。この馬なりに前向きさはあるが、終いにいつになくズブさがあってグイグイ追われてなんとか伸びるといった雰囲気がある。パワー寄りの走りをするのでダートは悪くなさそうだが、反応の面で不安を感じさせた。【5】
■ビヨンドザファザー 助手騎乗、栗東CW併せ馬。古馬1勝クラスを追走。内に進路を取って詰め寄るが、勢いは同じになってしまい結局2馬身遅れ入線に終わっている。見栄えは悪いがいつも稽古ではこんな感じの馬。中2週とすれば攻めは意欲的だし、大型馬が2回使われ着実に前進か。【6】
■ブライアンセンス 岩田望騎手騎乗、美浦ウッド単走。美浦に駆け付けた岩田望騎手が騎乗し、序盤から速いラップを刻む調整を行った。終始おっつけ通しではあったが、体を大きく使って加速。ラストは体をしっかり沈めて切れていた。いかにも充実している感があり、高いレベルで好調維持だろう。【7】
■ブラックアーメット 泉谷騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスを2秒近く追走。坂の途中でキャッチアップすると、脚力の違いを示すように抜け出し2馬身半の先着とした。使い詰めで今回は中1週となるが、それでもしっかり負荷を掛けて問題ないあたりは好感。デキ落ちはなく、力を出せる状態だろう。【6】
■ペプチドナイル 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。13日に自己ベストとなる坂路4F50秒4(一杯)を出したのが実質の最終追い。今週は別組の併せ馬を前に見つつ折り合いに専念する併せ馬だった。力まず併走し、ラストのゴーサインにスッと反応。手応え圧倒で1馬身半先着としている。時計こそ平凡だが精神面で研ぎ澄まされているような感があり、文句なしの好気配。【8】
■ミッキーヌチバナ 助手騎乗、栗東ポリ単走。外ラチ沿いを気分よく走らせることを主眼に置いたような調整。直線序盤で手前の変換にモタついたのか、一瞬だけ勢いが鈍ったもののラストは素軽さを保って切れた。大型馬が中8週の前走を使われ、順当に良化か。【6】
■レッドファーロ 助手騎乗、栗東CW単走。序盤はリズム重視で進み、脚はまずまず溜まっていたはずだが追われて伸びあぐね1F12秒8(一杯)に留まっている。昨年末のレースをフレグモーネで回避した経緯があり、調教再開後はまずまず順調だが、まだ本調子にないか。【5】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)
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ウィリアムバローズ重賞初V期待
21日の京都では、2024年初のJRAダート重賞・東海S(G2、ダート1800メートル、1着馬にフェブラリーS優先出走権)が行われる。
ウィリアムバローズ(牡6、上村)が重賞初勝利を目指す。昨年3月のマーチSで鼻差2着に健闘するなど実力は十分。前走のみやこSでは、それまでのハナか2番手で運ぶスタイルとは異なる、中団から差す競馬で3着と収穫も示した。今ならどんな競馬もできそうで、待望のタイトルをつかむチャンスだろう。
底を見せていないオメガギネス(牡4、大和田)も楽しみだ。まだキャリア4戦だが、すべてでメンバー最速の上がりをマークして3勝、2着1回。敗れたのは重賞レパードSの首差2着だけで、前走は初の古馬との対戦でリステッドを3馬身半差で快勝と、能力は底知れない。
他にも、初ダートだった太秦Sを快勝した芝の重賞馬ヴィクティファルス(せん6、池添)や、連勝中のブライアンセンス(牡4、斎藤誠)など多彩なメンバーがそろう。