中山
11R
フェアリーステークス
芝1,600m
おむすび型の外回りコースを使用。1コーナー横のポケットがスタート地点で、コーナーを3つ回る。中山芝コースの高低差は5.3mとJRA全10場中最大で、その最高地点がこのコースのスタート地点となる。2コーナーまで約240mと短く、外枠は不利。直線は約310mで、ゴール前に高低差2.4mの急坂がある。
不的中 13-03-01
馬連5点 06.13-05.06.12
過去10年
1人気 (1-2-0-7)
2人気 (1-0-0-9)
3人気 (4-0-1-5)
4人気 (0-1-1-8)
5人気 (1-0-2-7)
6人気以下(3-7-6-94)
関西馬(0-2-1-24)
前走
1.0秒以上負け(3-0-0-33)
1,500m以下(1-2-4-44)
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騎手
ルメール(28-15-5-66) 24.6% 37.7% 42.1%
横山武史(23-13-8-114) 14.6% 22.8% 27.8%
田辺裕信(19-19-12-123)11.0% 22.0% 28.9%
三浦皇成(18-21-18-104)11.2% 24.2% 35.4%
津村明秀(11-16-17-110) 7.1% 17.5% 28.6%
石橋脩 (11-9-7-95) 9.0% 16.4% 22.1%
横山和生(10-7-5-65) 11.5% 19.5% 25.3%
菅原明良(9-15-13-106) 6.3% 16.8% 25.9%
丹内祐次(1-2-10-112) 0.5% 2.4% 10.4%
佐々木大(1-1-2-13) 5.9% 11.8% 23.5%
坂井瑠星(1-1-2-18) 4.5% 9.1% 18.2%
西村淳也(0-0-1-10) 0.0% 0.0% 9.1%
ピーヒュ(0-0-0-0)
キングス(0-0-0-0)
種牡馬
ダイワメジャー (14-15-22-133) 7.6% 15.8% 27.7%
キズナ (12-13-6-69) 12.0% 25.0% 31.0%
ルーラーシップ (12-13-11-78) 10.5% 21.9% 31.6%
エピファネイア (11-8-9-112) 7.9% 13.6% 20.0%
ドゥラメンテ (7-11-10-61) 7.9% 20.2% 31.5%
ドレフォン (7-3-5-35) 14.0% 20.0% 30.0%
カレンブラックヒル(2-3-1-27) 6.1% 15.2% 18.2%
グレーターロンドン(2-1-3-2) 25.0% 37.5% 75.0%
ディスクリートキャット(1-1-2-12) 6.3% 12.5% 25.0%
ガルボ (1-0-0-6) 14.3% 14.3% 14.3%
ロジャーバローズ (0-1-0-2) 0.0% 33.3% 33.3%
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フェアリーS(GIII、中山、芝1600m)
■イフェイオン 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。未勝利馬と併走に持ち込み、上々の気合い乗りからジワッと抜け出し先着を果たした。あと少し鋭さは欲しいところだが、精神面はいい状況のよう。持てる力は出せる。【6】
■エリカリーシャン 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。終始落ち着いた雰囲気で相手の新馬を追走。体を並べた直線では手応え優勢で進み、相手に併せて併入とした。操縦性は上々でセンスが高そう。いい雰囲気にある。【7】
■カレンナオトメ 原田騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。デビュー前の新馬を外先導する形。直線で体を並べてからは脚力の違いで自然と抜け出し、2馬身の先着を果たした。気持ちの乗りは上々で、踏み込みも力強い。体重面を考慮してか攻め本数は物足りないものの、この動きなら問題ない。能力全開に期待できる。【7】
■キャットファイト 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。大きく先行させた2頭を追走する意欲的な調整。1頭は早々に脱落し、もう1頭へ直線半ばで取り付いていくと馬なりのまま併入に持ち込んだ。阪神遠征のGIを走った疲れは感じられず、状態は安定。【6】
■キャプテンネキ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週松若騎手を背にCWで併せたのが実質の最終追い。輸送を控える今週は馬の気分に合わせて流す程度の内容となった。時計は平凡ながら重苦しさを感じさせず、軽快に回転数を上げることができていた。走れる状態。【6】
■ジークルーネ R.キングスコート騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。オープン馬パワーブローキングへ早めに取り付き併走。先輩馬に対しまったく貫禄負けすることなく、ブレの少ないフォームで進むと、最後は馬なりを保ったまま半馬身抜け出しての先着を果たした。鞍上との意思疎通ぶりも上々で、ほぼ万全の状態にありそう。【7】
■スティールブルー 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。目標としたオープン馬ラーグルフを直線入口でキャッチアップし、いったんは抜け出しに掛かる。反撃してきた相手を待つ形で併入としたが、仕掛ければ楽に先着は可能な雰囲気だった。中間の乗り込み量は申し分ないし、持てる力をフルに出せる状態。【7】
■ティンク 佐々木騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。目標とした古馬1勝クラスを直線半ばでパス。そこからフワッとしてしまったようで、鞍上の手が大きく動く場面はあったものの、結局リードを保って先着を果たした。反応面にやや不安は残すが、中間の負荷は十二分で体調面は上々の域。自分の競馬はできそうだ。【6】
■テリオスサラ 石橋騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬2勝クラスを目標とし、終いの反応を確認する内容。序盤はピタッと折り合うと、体を並べた直線では気合十分に相手をアオり、ラストの仕掛けにスッと反応して半馬身の先着を果たした。脚捌きは鋭く、精神面もかなりいい状況にありそう。文句なしの好気配。【8】
■ニシノティアモ 田辺騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。外先導で後方から来る新馬を待つ、折り合い重視の内容。迎え入れてからの再加速で相手を問題にせず突き放し、2馬身の先着としている。先週まではモタモタしていたようだが、これだけ動ければ大丈夫そう。持てる力を出せる状態。【6】
■マスクオールウィン 津村騎手騎乗、美浦ウッド単走。道中はゆったり入り、折り合いを教え込む稽古。意図通りしっかり脚を溜めた状態で直線に向かい、ギリギリまで仕掛けを待つ。満を持して促されたラストでは単走とは思えない気迫から鋭く切れた。マイル対策は万全といったところで、いい状態で本番い臨めそう。【7】
■メイショウヨゾラ 三浦騎手騎乗、美浦坂路単走。古馬2勝クラスに取り付き、併走状態で登坂。いい意味で遊びがあり、年長馬に気圧されるような雰囲気は皆無だった。ラストは切れで勝り、半馬身ほど先着のフィニッシュとしている。勝ってさらに上昇といった雰囲気。【7】
■メジャーデビュー 丹内騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬1勝クラスを目標に進み、直線入口で取り付いていくが気持ちの乗りがいまひとつなのか、そこまでギアが上がらず。鞍上が仕掛けてなんとか馬なりの相手に食らいついていくといった感じだった。芝向きの切れは感じられなかったし、攻め気配は強調しづらい。【5】
■ラヴスコール 加藤征師騎乗、美浦ウッド単走。先週横山武騎手が騎乗し、速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は指揮官が息遣いを確認する程度だった。まずまずの折り合いから、促された直線では柔軟に体を使って加速できていた。力強さはまだこれからといった感はあるが、悪くない状態。【6】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)
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スティールブルー重賞初Vへ
3日間開催の中日、1月7日に中山で行われるフェアリーS(G3、芝1600メートル、中山)で、スティールブルー(牝3、宗像)が重賞初勝利を狙っている(年齢は24年表記)。前走アルテミスSは見せ場たっぷりの3着。外枠で道中は外めを走りながらも、直線ではいったん先頭に立つ場面もあった。このメンバーなら能力上位だ。
キャットファイト(牝3、上原博)は2走前に、中山のアスター賞を5馬身差で圧勝したが、続く前走・阪神JFは幼さを見せて10着。得意コースに戻って巻き返すか。
赤松賞2着のテリオスサラ(牝3、高柳瑞)も楽しみな1頭。前走は折り合いに苦労しながら、のちの阪神JF2着馬ステレンボッシュと0秒1差。未勝利勝ちの中山に戻るのはプラスだろう。
他にも、未勝利戦の勝ちっぷりが良かったイフェイオン(牝3、杉山佳)、ファンタジーS6着から巻き返しを狙うキャプテンネキ(牝3、杉山晴)など、将来が楽しみな馬がそろう。