中山
11R
有馬記念
芝2,500m
有馬記念の行われるコース。内回りコースを使用するが、スタートは外回りコースの3コーナー手前。最初の4コーナーまでは約192m(Aコース時)で、コースを約1周半する。コーナーは緩やか。直線は約310m。コーナーを6回回るため、基本的に内の先行馬有利も、ペースが落ち着きやすく捲りも良く決まる。
馬連05-16-04
01.05-01.04.08.13
過去10年
1人気 (6-1-1-2)
2人気 (1-1-3-5)
3人気 (1-1-3-5)
4人気 (1-1-2-6)
5人気 (0-2-0-8)
6人気以下(1-4-1-104)
6歳以上(0-0-1-32)
15番枠〜18番枠(0-0-1-19)
前走
人気別成績
1人気 (6-1-0-16)
2人気 (1-3-1-8)
3人気 (1-0-2-18)
4人気 (0-0-1-12)
5人気 (0-2-4-8)
6~9人 (0-3-0-36)
10人以下(0-0-0-27)
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騎手
戸崎圭太(11-13-3-37)17.2% 37.5% 42.2%
ルメール(9-4-9-10) 28.1% 40.6% 68.8%
田辺裕信(5-3-13-42) 7.9% 12.7% 33.3%
横山和生(4-2-1-7) 28.6% 42.9% 50.0%
横山武史(2-1-3-14) 10.0% 15.0% 30.0%
池添謙一(2-1-2-10) 13.3% 20.0% 33.3%
武豊 (2-1-1-12) 12.5% 18.8% 25.0%
川田将雅(2-0-1-11) 14.3% 14.3% 21.4%
石橋脩 (1-3-4-29) 2.7% 10.8% 21.6%
マーカン(1-0-0-4) 20.0% 20.0% 20.0%
松山弘平(0-2-1-7) 0.0% 20.0% 30.0%
ムーア (0-1-1-3) 0.0% 20.0% 40.0%
坂井瑠星(0-1-0-2) 0.0% 33.3% 33.3%
岩田望来(0-0-1-4) 0.0% 0.0% 20.0%
モリス (0-0-0-0)
ムルザバ(0-0-0-0)
種牡馬
ハーツクライ (10-12-12-86) 8.3% 18.3% 28.3%
ディープインパクト(10-9-17-111) 6.8% 12.9% 24.5%
キングカメハメハ (3-9-8-64) 3.6% 14.3% 23.8%
スクリーンヒーロー(3-1-1-6) 27.3% 36.4% 45.5%
ドゥラメンテ (2-1-0-8) 18.2% 27.3% 27.3%
ロードカナロア (1-1-2-8) 8.3% 16.7% 33.3%
キズナ (1-1-1-5) 12.5% 25.0% 37.5%
オルフェーヴル (1-0-4-19) 4.2% 4.2% 20.8%
キタサンブラック (1-0-0-1) 50.0% 50.0% 50.0%
ドリームジャーニー(0-2-1-2) 0.0% 40.0% 60.0%
サトノクラウン (0-0-0-0)
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有馬記念(GI、中山、芝2500m)
■アイアンバローズ 助手騎乗、栗東坂路単走。中2週を考慮し、折り合い重視で無理をさせない内容。全体的にややこぢんまりとした走りだったが、踏み込みそのものは力強かった。デキ落ちはなく順調。【6】
■ウインマリリン 嶋田騎手騎乗、美浦ウッド単走。1週前に速い時計の併せ馬をこなしたのが実質の最終追い。今週は単走、終い重点の内容をこなした。道中はやや集中を欠いていたようだが、直線では素軽く回転数を上げて駆け抜けた。体調は良さそうで、持てる力を出せる状態。【6】
■ジャスティンパレス 高倉騎手騎乗、栗東坂路単走。1週前にCW併せ馬で猛時計を出したのが実質の最終追い。今週は終い重点の単走調整で十分だった。序盤はリラックスしつつもしっかり闘志を内に秘め、手綱を緩められたラストは体を大きく使って切れた。1週前の併せ馬も豪快な動きを見せていたし、いかにも充実している感がある。やや物足りなかった前走時から数段上の状態。【7】
■シャフリヤール 松山騎手騎乗、中山競馬場芝単走。帰国検疫を受けた競馬学校国際厩舎から直接中山競馬場に入っている。本馬場単走で3F36秒を切る時計を馬なりでマーク。万全とは言えない調整過程ではあるが、ひとまずこの馬の走りはできる状態だろう。【6】
■スターズオンアース C.ルメール騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。外先行2頭を追い、直線では最内に進路を取る3頭併せ。追われてバタつく相手2頭に対し、スターズオンアースは貫禄たっぷりのブレが少ないフォームでアオる。直線半ばで自然と抜け出し、ややフワりとしたものの楽な手応えを保って最先着とした。前走時からの上積みは大きい。【7】
■スルーセブンシーズ 助手騎乗、美浦ウッド単走。まったくの楽走ながら序盤から高いモチベーションを感じさせるように速いラップを刻んでいく。直線も抜群の集中ぶりからシャープなフォームで加速し、ラストの促しには機敏に反応し駆け抜けた。躍動感にあふれており、単走とは思えない気迫があったのもいい。海外帰りの疲れは皆無で、絶好の気配。【8】
■ソールオリエンス 川田騎手騎乗、美浦ウッド単走。大きく前に行く僚馬ウインマリリンを見つつ、併せにはいかない単走調整。初コンビを組む川田騎手が折り合い面を確認するように、直線半ばまでじっくりとしたペースで入る。仕掛けられたラストでは首を巧みに使い、大きな完歩からしっかり伸びた。いかにも体調は良さそうだし、精神面も安定。持てる力をフルに出せそう。【7】
■タイトルホルダー 横山和騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。オープン馬ホウオウルーレットを追走し、3角あたりで取り付いて併走。直線ではややワンペースとなり手応えほど切れなかった印象はあるものの、最後はジワッと前に出て1馬身の先着を果たした。前走時ほどの迫力は感じないが、この馬の競馬はできるだろう。【6】
■タスティエーラ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。良血の新馬チザルピーノに胸を貸す併せ馬。相手もよく走りある程度速い流れとなったが、余力十分に併走に持ち込む。仕掛けられた相手の加速にはスッと反応し、タスティエーラ自身気持ちを乗せてギアを上げることができていた。結局1馬身の先着。このひと追いで万全に仕上がったか。【7】
■ディープボンド 荻野琢騎手騎乗、栗東CW単走。道中はまずまずのペースを刻んで進むが、直線に入って見せムチへの反応が乏しくギアがスッと上がらない。直線半ばから鞍上がグイグイ仕掛け、ようやくジワッと加速するような状況だった。強く攻められて問題ないあたり体調面は悪くなさそうだが、気持ちの面でのブレは大きそう。強調しづらい攻め気配だ。【5】
■ドウデュース 助手騎乗、栗東ポリ併せ馬。1秒近く先に行かせた3歳未勝利馬を追走し直線で併走。最後は切れ負けしてクビほど遅れ入線に終わったものの、手応えでは優勢だったし相手には体重の軽い騎手(藤岡康騎手)が騎乗していたことを考えれば、懸念視は不要だろう。素軽さにあふれており、この秋で一番いい状態で走れる。【7】
■ハーパー 助手騎乗、栗東CW単走。先週ドウデュースらと併せられたのが実質の最終追い。輸送を控える今週は単走で脚捌きを確認する程度の内容に留まっている。やや気迫に乏しくラストで鞍上の手が動く場面はあったものの、しっかり踏み込めており走りのバランスもいい。この馬なりに順調と言える。【6】
■ヒートオンビート 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬2勝クラスに取り付いて併走。加速すると頭が高くなり、結局切れ負けする形で半馬身ほどの遅れ入線に終わっている。見栄えは悪いが、坂路では走らない馬なので致し方ない面もあるか。先週のCW3頭併せでビシッと追われて問題なかったように、体調は安定。持てる力は出せそうだ。【6】
■プラダリア B.ムルザバエフ騎手騎乗、栗東CW単走。序盤から飛ばしていき、その分ラストは止まり加減となったが鞍上が懸命に仕掛けて1F11秒9(一杯)にまとめていた。先週もややズブさはあったものの、しっかり併せ馬をこなせているし体調や脚元などの状況は良さそう。自分の競馬はできるのでは。【6】
■ホウオウエミーズ 助手騎乗、美浦ウッド単走。同厩舎の併せ馬を外前方に見ながらの単走。変にテンションを上げず、まずまず折り合って進み、直線では馬なりを保って軽快に加速できていた。デキ落ちはなく、安定している。【6】
■ライラック 石川騎手騎乗、美浦坂路単走。序盤から速いラップを刻んで進む。飛ばした分と馬場が荒れた時間帯だったこともあり、終いはやや失速気味となるも、手応えにお釣りを残して駆け抜けている。4F全体50秒4(強め)はこの日の一番時計。先週のウッドでも猛時計を出しているし、まさに充実期という感がある。好仕上がり。【7】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)
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タスティエーラ有馬でも頂点へ
いよいよ2023年の総決算・有馬記念(G1、芝2500メートル=中山)が24日に行われる。
ここで今年のダービー馬タスティエーラ(牡3、堀)が古馬と初対戦する。クラシック3戦は皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着と健闘。レースセンスが高く、どの舞台でも好走してきた。ムーア騎手とのコンビでグランプリ制覇に期待だ。
ファン投票3位のジャスティンパレス(牡4、杉山晴)も好レース必至。天皇賞・春でG1初制覇を決めると、宝塚記念3着、天皇賞・秋2着とここ2戦はイクイノックス相手に上位争いしてきた。立ち回り次第で勝利のチャンスはある。
スターズオンアース(牝4、高柳瑞)は休み明けのジャパンCでイクイノックス、リバティアイランドの3着に走った。ひとたたきした上積みは大きく、昨年オークス以来のG1制覇を狙う。
皐月賞馬ソールオリエンス(牡3、手塚)も差はない。ダービー2着、菊花賞3着と、クラシックでは主役の1頭だった。中山は【2・1・0・0】と好相性で、この舞台はもってこいだろう。
G1・3勝のタイトルホルダー(牡5、栗田)は今回が引退レースとなる。有馬記念と同じ舞台で行われる今年の日経賞は8馬身差で圧勝。前走ジャパンCは5着で、ラストランでどんな走りを見せるか楽しみだ。
昨年のダービー馬ドウデュース(牡4、友道)はそろそろ本領発揮となりそう。この秋は2回使って、使いつつ気配は上昇ムード。主戦の武豊騎手の手綱に戻り一発十分だ。
スルーセブンシーズ(牝5、尾関)はG1未勝利だが、宝塚記念はイクイノックス相手に首差2着。凱旋門賞は世界の強豪相手に4着に走った。中山は【4・1・2・0】で、ここで初のビッグタイトルとなるか。
その他、一昨年のダービー馬シャフリヤール(牡5、藤原英)など、グランプリにふさわしい実績馬がそろう。