東京

11R

富士ステークス

芝1,600m

直線は525.9m。向正面直線の右奥がスタート地点で、最初の3コーナーまでの距離は約542m(Aコース時)。3コーナー手前に高低差1.5mの上り坂、最後の直線途中に高低差2.1mの上り坂が設けられている。3~4コーナーは緩やかなカーブ。スピードのみならず、スタミナ・持続力も求められるコース。


06-09-04 



過去10年

1人気 (4-1-0-5)
2人気 (3-0-2-5)
3人気 (1-4-1-4)
4人気 (1-2-1-6)
5人気 (1-0-2-7)
6人気以下(0-3-4-96)


前走

重賞10人気以下(0-1-1-25)


3〜4歳の関東馬(4-2-3-17)

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騎手

ルメール(65-43-34-99) 27.0% 44.8% 58.9%
戸崎圭太(32-29-29-140)13.9% 26.5% 39.1%
田辺裕信(21-27-22-133)10.3% 23.6% 34.5%
M.デム(20-15-10-103)13.5% 23.6% 30.4%
横山武史(16-16-15-97) 11.1% 22.2% 32.6%
大野拓弥(12-11-8-159) 6.3% 12.1% 16.3%
池添謙一(6-1-1-24)  18.8% 21.9% 25.0%
横山和生(4-4-6-62)   5.3% 10.5% 18.4%
モレイラ(4-3-1-5)   30.8% 53.8% 61.5%
横山典弘(3-4-9-65)   3.7% 8.6% 19.8%
坂井瑠星(3-0-1-42)   6.5% 6.5% 8.7%
岩田望来(2-2-1-30)   5.7% 11.4% 14.3%

種牡馬
ディープインパクト(60-33-35-254)15.7% 24.3% 33.5%
ロードカナロア  (27-35-26-201) 9.3% 21.5% 30.4%
ハーツクライ   (18-20-28-123) 9.5% 20.1% 34.9%
ダイワメジャー  (14-10-12-114) 9.3% 16.0% 24.0%
ハービンジャー  (7-11-8-89)  6.1% 15.7% 22.6%
キタサンブラック (7-6-2-25)  17.5% 32.5% 37.5%
オルフェーヴル  (5-11-4-91)  4.5% 14.4% 18.0%
バゴ       (4-2-2-30)  10.5% 15.8% 21.1%
No Nay Never   (0-1-0-0)   0.0% 100.% 100.%

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富士S(GII、東京、芝1600m)

■イルーシヴパンサー 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。オープン馬グランオフィシエを追走。気迫十分に取り付くと、最後までいい手応えを保ったまま切れて、半馬身ほど抜け出しての先着を果たしている。シャープなフォームで走れており、特に四肢が良く伸びている。4カ月ぶりをまったく感じさせない絶好の仕上がり。【8】

■エターナルタイム 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。2頭を目標に進み、躍動感ある雰囲気で直線へ。外2頭を問題にせず豪快に伸びて、楽々最先着を果たした。関屋記念を夏負けで見送っての再仕上げだが、この動きならまったく問題なし。ほぼ万全の仕上がりだ。【7】

■キラーアビリティ 団野騎手騎乗、栗東CW併せ馬。格下2頭を先導し、いったん先に行かせてから直線で追う3頭併せ。あと少し素軽さは欲しかったところだが、貫禄の違いであらためて抜け出しそれぞれに大きく先着を果たした。半年弱ぶりを考えればまずまずの仕上がり。【6】

■ジャスティンスカイ 助手騎乗、栗東坂路単走。先週のCW3頭併せで強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。輸送を控える今週は馬なりで流す程度の内容に留まる。ややストライドを小さく感じさせたが、全体的は重苦しさはない。大型馬の休み明けとすれば、悪くない状態で走れそう。【6】

■ステラヴェローチェ 酒井騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬2勝クラスと併走。まだ全体的に荒っぽく、走りのバランスもいまひとつ。脚力の違いで先着はしたものの、ステラヴェローチェ自身の伸びにそこまでの鋭さがなかった。1年半以上ぶりだし、ここを使ってからだろう。【4】

■ソーヴァリアント 池添騎手騎乗、美浦ウッド単走。先週ある程度速い時計を出しており、今週は鞍上とのコンタクトをより深めるような内容。まずまずの折り合いから、直線ではジワッと伸びた。馬具の効果かモタれる悪癖も見せておらず、力をフルに出せそうな状態だ。【7】

■タイムトゥヘヴン 大野騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。手応えよく道中を進み、直線半ばで外の古馬1勝クラスをロックオンするも相手の加速にすぐ対応できず、ジワジワと伸びてようやく併入とした。ズブいのは気になるが、体調そのものは良さそう。まずまずの仕上がりと言える。【6】

■ダノンタッチダウン 助手騎乗、栗東坂路単走。先週金曜日に目一杯追われたのが実質の最終追い。今週は終い重点で息を整える程度の内容に留まっている。若干素軽さに欠ける嫌いはあったものの、ラストは馬自ら体を沈めて力強い伸びを示した。良化の余地は残していそうだが、ひとまず順調と言える。【6】

■ナミュール 助手騎乗、栗東坂路単走。やや全体的な覇気に乏しく、前進気勢もそこまでではない。それでもラストはさすがの切れ味で1F11秒9を楽にマークした。いかにも先を見据えている感は否めないが、走れる状態にはある。【6】

■マテンロウオリオン 横山典騎手騎乗、栗東CW単走。鞍上が反応と操縦性を確かめることに専念を置いたような内容。全体時計こそ平凡ながら、ラストは首をリズミカルに使い、躍動感ある動きから伸びることができていた。安田記念以来の久々でも、力をフルに出せそう。【7】

■ユニコーンライオン 古川奈騎手騎乗、栗東坂路単走。走路は混雑していたが、ベテランらしく自分の走りに集中。ただ、最後は反抗したような感じでズブさを見せ、鞍上の仕掛けに対しほとんど伸びることがなかった。脚捌きは軽快で体調面は良さそう。ラストの反応もベテランなりの自己主張と考えれば、そこまでの懸念視は不要か。本数はこなしており、順調と言える。【6】

■レッドモンレーヴ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬1勝クラスを外からマクっていく併せ馬。取り付いて併走に持ち込むが、ラストは相手にアオられてしまい結局半馬身ほどの遅れ入線となってしまった。ただしそこまで無理はさせておらず、体全体の動きは柔軟。持てる力は出せそうだ。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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マイルでもソーヴァリアントに期待

マイルCSの前哨戦・富士S(G2、芝1600メートル、21日=東京、1着馬にマイルCS優先出走権)で、重賞2勝馬ソーヴァリアント(牡5、大竹)が初のマイルに挑戦する。昨年12月にはチャレンジCを連覇し、前走の札幌記念では3着に好走。08年桜花賞3着などマイルで活躍した母ソーマジックの血がこの舞台で騒ぐか。

G1ホースのシャンパンカラー(牡3、田中剛)は秋の始動戦を迎える。春はNHKマイルCを9番人気で制覇。続く安田記念は14着と古馬のトップレベルにはね返されたが、ひと夏を越して、G2で巻き返しを目指す。

ナミュール(牝4、高野)にも注目だ。昨年はオークス3着、秋華賞2着と大舞台で活躍した。今春は案外の成績だったが、反撃の秋を迎える。

他にも、京王杯SCを勝利し、安田記念でも6着と力を見せたレッドモンレーヴ(牡4、蛯名)、昨年の朝日杯FS2着馬ダノンタッチダウン(牡3、安田隆)など、楽しみな馬がそろう。