阪神

11R

シリウスステークス

ダート2,000m

芝内回りの4コーナーポケットからスタートし、コースを1周強回る。1コーナーまでの距離は約500m。芝部分は78mと短い。最初の直線が長いため、テンは2000mにしては速くなりがち。3~4コーナーのカーブは緩やか。最後の直線は352.5mで、残り200m地点から急坂。逃げ・先行馬が有利だが、スタミナも問われやすい。


14-07-03




過去10年

1人気 (3-1-0-6)
2人気 (1-2-2-5)
3人気 (1-2-2-5)
4人気 (2-0-1-7)
5人気 (1-2-1-6)
6人気以下(2-3-3-88)


7歳以上(0-2-0-33)


前走

10着以下(0-0-0-26)

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騎手

川田将雅(11-12-8-30)18.0% 37.7% 50.8%
和田竜二(10-16-7-71) 9.6% 25.0% 31.7%
岩田望来(9-6-5-37) 15.8% 26.3% 35.1%
松山弘平(8-6-12-55) 9.9% 17.3% 32.1%
鮫島克駿(8-5-2-31) 17.4% 28.3% 32.6%
坂井瑠星(6-1-6-31) 13.6% 15.9% 29.5%
幸英明 (5-9-6-77)  5.2% 14.4% 20.6%
武豊  (3-6-7-25)  7.3% 22.0% 39.0%
菱田裕二(2-2-1-21)  7.7% 15.4% 19.2%
荻野極 (2-1-0-25)  7.1% 10.7% 10.7%
藤岡佑介(2-0-3-30)  5.7% 5.7% 14.3%
M.デム(1-5-4-10)  5.0% 30.0% 50.0%
酒井学 (1-4-5-45)  1.8% 9.1% 18.2%
川須栄彦(0-1-1-15)  0.0% 5.9% 11.8%

種牡馬
キズナ      (3-4-7-24) 7.9% 18.4% 36.8%
マジェスティックウ(3-3-0-9) 20.0% 40.0% 40.0%
ヘニーヒューズ  (2-1-0-17)10.0% 15.0% 15.0%
ダンカーク    (1-2-0-16) 5.3% 15.8% 15.8%
ドゥラメンテ   (1-1-5-9) 6.3% 12.5% 43.8%
モーリス     (1-0-1-6) 12.5% 12.5% 25.0%
タートルボウル  (0-2-0-2) 0.0% 50.0% 50.0%
シニスターミニスタ(0-1-0-9) 0.0% 10.0% 10.0%
ダノンバラード  (0-0-1-0) 0.0% 0.0% 100.%
トゥザグローリー (0-0-0-6) 0.0% 0.0% 0.0%
アスカクリチャン (0-0-0-0)
ダノンレジェンド (0-0-0-0)

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シリウスS(GIII、阪神、ダ2000m)

■アイコンテーラー 助手騎乗、栗東CW併せ馬。内後方からの2歳新馬を迎え撃つ形。直線では敢えて強く仕掛けて反応を確かめ、相手を突き放して3馬身の先着を果たしている。3カ月ぶりの前走で快勝した反動は感じられず。高いレベルで好調維持だ。【7】

■ヴァンヤール 助手騎乗、栗東坂路単走。走路がかなり混雑した時間帯だったせいか集中を欠く素振りはありつつも、ラストの仕掛けには力強く踏み込んで駆け抜けた。あと少し素軽さは欲しいところでまだ良化の余地はありそうだが、前走からは着実に上昇。【6】

■カフジオクタゴン 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。新馬を先導し迎え入れる形。周囲にも馬が多くかなり窮屈なシチュエーションだったが、自分のリズムを崩さす、最後は溜めた脚をしっかり弾けさせていた。ブリンカーの効果は一定以上ありそうだ。大型馬の中7週と考えれば、上々の仕上がり。【7】

■キリンジ 藤岡佑騎手騎乗、栗東CW単走。全体的に頭が高く、仕掛けてからの反応も溜めたほどの鋭さがなかった。もともと稽古で良く見せない馬とはいえ、気迫面で乏しいあたりがどうか。これまではCW坂路併用で仕上げられてきたが、この中間はCWオンリーなのもいささか引っかかる。攻め気配からは強調しづらい。【6】

■クリノドラゴン 田口騎手騎乗、栗東CW併せ馬。久々の実戦を前に内で先行し、外から被された際の対応を鍛錬。目一杯追われた相手が迫って一瞬怯むが、しっかり気持ちを入れ直して加速できていた。手応えを十分に残して併入。ここまでの乗り込み量は申し分なく、8カ月ぶりでも自分の競馬はできそう。【6】

■ゲンパチルシファー 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。併走した古馬3勝クラスに終始アオられての併入だが、伸びそのものは悪くなく一定の力強さもあった。除外などがあり調整に手間取った前走時より、いい状態にありそう。【6】

■サンマルレジェンド 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤から行きたがってしまい、その分ラストの手応えは筒一杯。それでも大きく失速せず、力強く踏み込んでいた。この馬なりに安定。【6】

■サンライズホープ 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤からグイグイ押されてスピードに乗っていき、ラストも強い負荷にしっかり応えて長くいい脚を使った。スパッとは切れなかったものの、これは脚質だろう。前走は大幅体重減だったが、この中間は強い負荷の調整を再三こなしており、馬体面の懸念は解消か。力をフルに出せる状態。【7】

■トウセツ M.デムーロ騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。先週金曜日に強い負荷のCW併せ馬をこなしており、これが実質の最終追い。今週は“デムーロ流”の意思疎通を重視する軽め調整に留まった。格下馬にアオられての遅れ入線も、鞍上が無理をさせなかったものだろう。中間の乗り込みは質量ともに十分で、悪くない仕上がり。【6】

■ニューモニュメント 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。大きく先行させた古馬1勝クラスへ早めに取り付き併走に持ち込む。追い比べとなったラストでは軽快に回転数を上げ、相手を問題にせず突き放しての先着を果たした。中間は除外があって中10週と間隔が開いたが、影響は少なく好気配で走れそうだ。【7】

■ハギノアレグリアス 岩田望騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスに取り付き、しばらくは相手に合わせて併走。坂の途中で仕掛けられると鋭くギアを上げ、一気に抜け出した。1頭となってもフワっとさせないよう鞍上が気合いを入れるとさらに伸び、結局5馬身ほどの先着を果たしている。道中の落ち着き、反応の鋭さともに絶好。文句なしの好仕上がりだ。【8】

■フルヴォート 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。オープン馬タイセイアベニールを先導する形で登坂開始。いったん相手が抜け出しに掛かるが、フルヴォートは盛り返すと、結局手応え優勢で抜け出し3馬身ほどの先着を果たした。精神面、体調ともにかなりいい状況のよう。持てる力をフルに出せる。【7】

■ヘラルドバローズ 川又騎手騎乗、栗東CW単走。序盤から速いラップを刻んで進み、その分さすがに直線では苦しくなったものの、低重心をしっかり保ち極端に失速することなく駆け抜けた。メリハリという点ではやや懸念も残すが、先週も単走で速い全体時計を出せており体調はすこぶる良さそう。2カ月半ぶりだった前走からの着実に上昇。【6】

■ロードブレス 川須騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。時計に派手さはないものの、シャープでブレの少ないフォームで走れていたのはいい。併走馬にアオられる形でも、簡単に気持ちを切らさなかったのも好感。長期休養明けから2回使われ、ようやく走れる状態に戻ってきたか。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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王者レモンポップ始動

30日土曜の阪神では、秋の大舞台へつながるシリウスS(G3、ダート2000メートル)が行われる。

南部杯との両にらみだが、王者レモンポップ(牡5、田中博)が始動予定だ。今年のフェブラリーSでG1初制覇を決めたが、前走のドバイゴールデンシャヒーンは10着。それ以来、半年ぶりの実戦で、こちらに出走なら一気の距離延長となるが、どんな走りを見せるのか注目だ。

3歳馬キリンジ(牡、佐々木)は秋の活躍が楽しみな素質馬。兵庫CS2着からジャパンダートダービーでも2着に好走した。古馬が相手になるが、ハンデ次第では一発も十分だろう。

他にも、帝王賞4着のハギノアレグリアス(牡6、四位)、重賞2着2回のヴァンヤール(牡5、庄野)、灘Sを勝ったトウセツ(牡4、杉山佳)、昨年の浦和記念の覇者クリノドラゴン(牡5、大橋)など、実力馬がそろう。