中山

11R

紫苑ステークス

芝2,000m

内回りコースを使用。正面スタンド前の直線右端がスタート地点で、コースを1周強する。最初の1コーナーまでの距離は約405m(Aコース時)。直線は約310mで、ゴール前に高低差2.4mの急坂がある。スタート後すぐとゴール前で二度急坂を経験するため、馬力・スタミナが要求される。


@1,190

◯02モリアーナ1着

◯03ヒップホップソウル2着

◯15エミュー9着

▲10ソレイユヴィータ12着

▲14グランベルナデット10着



過去10年

1人気 (3-2-1-4)
2人気 (3-2-0-5)
3人気 (0-1-1-8)
4人気 (0-1-2-7)
5人気 (2-1-1-6)
6人気以下(2-3-5-106)


前走

3勝以下

10着以下(0-0-0-11)

6人気以下(0-0-0-28)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

騎手

ルメール(31-17-15-45)28.7% 44.4% 58.3%
横山武史(20-14-12-77)16.3% 27.6% 37.4%
田辺裕信(17-15-16-97)11.7% 22.1% 33.1%
M.デム(13-9-14-74) 11.8% 20.0% 32.7%
石橋脩 (12-9-8-88) 10.3% 17.9% 24.8%
三浦皇成(7-14-13-108) 4.9% 14.8% 23.9%
松山弘平(4-2-0-18)  16.7% 25.0% 25.0%
吉田豊 (3-9-2-52)  4.5% 18.2% 21.2%
石川裕紀(3-7-4-74)  3.4% 11.4% 15.9%
横山典弘(3-4-2-33)  7.1% 16.7% 21.4%
坂井瑠星(2-0-0-15)  11.8% 11.8% 11.8%
永野猛蔵(1-0-3-48)  1.9% 1.9% 7.7%
西村淳也(1-0-2-6)  11.1% 11.1% 33.3%
松若風馬(0-0-1-1)   0.0% 0.0% 50.0%
佐々木大(0-0-0-7)   0.0% 0.0% 0.0%
国分恭介(0-0-0-2)   0.0% 0.0% 0.0%
笹川翼 (0-0-0-0)

種牡馬
ハーツクライ   (25-24-17-158)11.2% 21.9% 29.5%
ハービンジャー  (19-13-21-146) 9.5% 16.1% 26.6%
エピファネイア  (12-11-12-75) 10.9% 20.9% 31.8%
スクリーンヒーロー(9-9-2-59)  11.4% 22.8% 25.3%
モーリス     (9-8-6-38)  14.8% 27.9% 37.7%
キズナ      (6-2-5-60)   8.2% 11.0% 17.8%
ブラックタイド  (4-3-6-63)   5.3% 9.2% 17.1%
ダイワメジャー  (4-3-3-28)  10.5% 18.4% 26.3%
デクラレーションオ(2-2-1-2)   28.6% 57.1% 71.4%
サトノダイヤモンド(2-1-1-15)  10.5% 15.8% 21.1%
キタサンブラック (2-1-0-24)   7.4% 11.1% 11.1%
サトノクラウン  (1-1-3-13)   5.6% 11.1% 27.8%
ダノンバラード  (0-2-3-24)   0.0% 6.9% 17.2%
レインボーライン (0-0-0-5)   0.0% 0.0% 0.0%

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


紫苑S(GII、中山、芝2000m)

■アップトゥミー 田辺騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。2歳新馬を追走し、直線手前で取り付いていく。やや気持ちが乗るのにタイムラグはあったものの、ほどなく併走に持ち込むと馬なりのまま併入とした。ギアが入ってからの動きは素軽く、休み明けを感じさせない。持てる力はしっかり出せそう。【6】

■アマイ 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。同じ紫苑Sへ出走予定のニシノコウフクとの併せ馬。外先導の形から、直線で体を並べての追い比べではやや勢いで見劣ったものの、余力を残して食らいつき半馬身遅れに留めている。中9週を考えればあとひと追い欲しい感もあるが、走れる状態だろう。【6】

■エミュー 助手騎乗、美浦ウッド単走。先週ある程度速い時計を出しており、今週は無理をさせない軽めの内容。序盤はやや気乗りしないような雰囲気があったが、直線では一定の素軽さを保って伸びていた。もともと稽古では地味なタイプ。しっかり本数をこなしていること自体は評価していいだろう。秋初戦としては悪くない状態。【6】

■キミノナハマリア 助手騎乗、栗東CW単走。輸送を考慮し、終い重点の軽い内容を消化。道中で集中を欠く素振りはあったが、直線半ばからは力強く踏み込んで脚を伸ばせていた。札幌遠征帰りの疲れは感じさせず、2カ月半ぶりだった前走から一定の上積みはありそう。【6】

■グランベルナデット 助手騎乗、美浦ウッド単走。序盤はリズム重視で入り力まず、集中を保って直線へ。機敏に手前を替えると馬場の真ん中をブレの少ないフォームで鋭く伸びた。単走とは思えない気迫があったのもいい。5カ月ぶりを感じさせない好気配。【7】

■シランケド 助手騎乗、栗東坂路単走。小倉遠征からの中2週を考慮し、14-14程度の調整に留まる。混雑した馬場のなか、ややテンションが高いような素振りも見せるが、ラストはまずまず軽快に加速できていた。大幅上積みこそなさそうだが、この馬なりに順調だ。【6】

■ソレイユヴィータ 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前にCWで負荷を掛けられたのが実質の最終追い。今週は脚捌きを確認する程度の内容となった。序盤はピタッと折り合い、馬の気分に任せて坂の途中から加速。手前を替えてからもうひと伸びし、駆け抜けている。気持ちもしっかり乗っているようだし、能力をフルに出せる状態。【7】

■ダルエスサラーム 坂井騎手騎乗、栗東坂路単走。鞍上との意思疎通を深めることに主眼を置いたような、終い重点の内容。序盤に溜めたほどの切れはなかったものの、まずまず力強い踏み込みからジワッと加速できていた。3カ月半ぶりだった前走から着実に前進。【6】

■ニシノコウフク 助手騎乗、美浦ウッド併せ馬。同じレースに出走するアマイを追い、直線で併走へ。馬なりのままアオり気味に併走し、軽快に回転数を上げて半馬身ほどの先着を果たしている。中12週の休養でしっかり立ち直ってきたようだ。好気配。【7】

■ヒップホップソウル 横山武騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。序盤からタイトに挟まれ、コーナーでは接触する場面もあったが動じることなく直線で加速。左右2頭に対し手応え圧倒のまま抜け出し、それぞれに先着を果たしている。精神的な充実ぶりは特筆レベルだし、脚捌きも軽快そのもの。文句なしの好仕上がり。【8】

■フィールザオーラ 助手騎乗、美浦ウッド単走。終始頭が高く、直線ではズブさを見せるなど精神面のブレは大きそう。それでもラストはしっかり踏み込んで力強い伸びはできていた。体調面は上々のようで、自分の競馬はできそうだ。【6】

■フルール 石橋騎手騎乗、美浦ウッド単走。古馬1勝クラスを目標に進み、直線手前でロックオン。しかし、そこからの仕掛けにギアが上がらず突き放される一方だった。もとから稽古で目立たない馬とはいえ、ここまで伸びあぐねるあたり、心身のどこかに引っ掛かる部分があるのかも。攻め気配からは強調材料なし。【5】

■マーゴットミニモ 助手騎乗、美浦芝併せ馬。新馬戦以来となる芝実戦を前に感覚を養うため、芝コースで最終追い。古馬1勝クラスを外からマクって並び掛け、ラストはもうひと伸びして半馬身の先着を果たしている。芝での走りは問題なく、操縦性も上々。持てる力はしっかり出せそう。【6】

■ミシシッピテソーロ 石川騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。2頭の間に割って入る3頭併せ。直線では内後方からやや遅れて伸びてきた来るウイングレイテスト(京成杯AH出走)を待ったため、外の先行馬には届かなかったものの、ミシシッピテソーロ自身の伸びは軽快そのものだった。華奢な馬がまとまった休みなく走っているが、順調さをキープ。【6】

■ミタマ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。1週前に、松若騎手を背にCW3頭併せをこなしたのが実質の最終追いで、今週は息を整える程度の軽い内容を消化。新馬に合わせるように併入したが、少しでも仕掛ければスッと抜け出せそうな雰囲気にはあった。4カ月ぶりと考えれば悪くない仕上がり。【6】

■モリアーナ 武藤騎手騎乗、美浦ウッド単走。1週前に速い時計を出しており、今週は微調整に達した終い重点の内容だった。直線入口で一瞬モタつく場面があったが、伸びそのものには力強さがあり、体調面には不安なし。まだ良化の余地は感じられるものの、ひとまず走れる態勢は整ったようだ。【6】

■ワイズゴールド 市村誠師騎乗、大井ダート単走。不良馬場のなかでもスムーズに走り切っており、心身ともにいい状態のようだ。芝でどうかも、気配としては悪くない。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グランベルナデット重賞初Vへ

秋華賞トライアルの紫苑S(G2、芝2000メートル、1~3着馬に優先出走権)が9月9日の中山で行われる。

グランベルナデット(大竹)が重賞初勝利を目指す。忘れな草賞を制した実力馬だが、オークスを回避し、5カ月ぶりで秋初戦を迎える。まだキャリア4戦だが、2000メートルでは2戦2勝。開幕週の馬場も味方に好位から押し切るか。

アップトゥミー(国枝)も楽しみな素質馬。前走の1勝クラスでは後続を2馬身半差離して快勝した。母は08年秋華賞2着のムードインディゴ。娘も秋の活躍に期待がかかる。

他にも、3連勝で勢いに乗るソレイユヴィータ(杉山晴)、NHKマイルC6着のモリアーナ(武藤)、古馬の牡馬を相手に2勝クラスの豊栄特別を勝ったミシシッピテソーロ(畠山)など、楽しみなメンバーが顔をそろえる。