小倉
11R
小倉2歳ステークス
芝1,200m
直線は約293m、坂はなく平坦。向正面、2コーナー左のポケットがスタート地点となっており、3コーナーまでの距離は約480m。小倉競馬場は2コーナー地点が最高地点となっており、スタート直後から下り坂。コーナーはスパイラルカーブの緩い下り坂となっており、スピードが出やすい。基本的に逃げ・先行有利。
@1,460@3,000
◎05キャンシーエンゼル3着
◯07ビッグドリーム4着
▲09ミルテンベルク2着
△10アスクワンタイム1着
過去10年
1人気 (2-3-0-5)
2人気 (2-1-1-6)
3人気 (3-1-1-5)
4人気 (2-0-2-6)
5人気 (0-1-1-8)
6人気以下(1-4-5-80)
前走
1着(10-9-9-78)
ダート(0-0-1-9)
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騎手
松山弘平(29-19-16-134)14.6% 24.2% 32.3%
西村淳也(26-9-18-187) 10.8% 14.6% 22.1%
幸英明 (23-16-20-163)10.4% 17.6% 26.6%
藤岡康太(17-19-11-156) 8.4% 17.7% 23.2%
角田大河(7-5-4-30) 15.2% 26.1% 34.8%
太宰啓介(7-5-3-74) 7.9% 13.5% 16.9%
今村聖奈(6-4-8-51) 8.7% 14.5% 26.1%
団野大成(4-9-8-76) 4.1% 13.4% 21.6%
岩田望来(4-8-9-54) 5.3% 16.0% 28.0%
川島信二(1-2-0-19) 4.5% 13.6% 13.6%
種牡馬
ロードカナロア (52-32-25-328)11.9% 19.2% 24.9%
ヴィクトワールピサ(7-8-3-74) 7.6% 16.3% 19.6%
モーリス (6-9-5-79) 6.1% 15.2% 20.2%
ビッグアーサー (6-9-4-57) 7.9% 19.7% 25.0%
サトノアラジン (4-5-5-24) 10.5% 23.7% 36.8%
リアルインパクト (3-5-2-39) 6.1% 16.3% 20.4%
バゴ (1-2-0-12) 6.7% 20.0% 20.0%
スワーヴリチャード(1-0-1-0) 50.0% 50.0% 100.%
Iffraaj (1-0-0-0) 100.% 100.% 100.%
War Front (0-2-0-3) 0.0% 40.0% 40.0%
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小倉2歳S(GIII、小倉、芝1200m)
■アスクワンタイム 助手騎乗、栗東坂路単走。混雑した時間帯で、序盤にやや力む場面こそあったものの、ラストは鞍上の仕掛けに鋭くギアを上げ豪快な伸びを示した。1週前もいい伸びを見せていたし、ひと息入って緩んだ雰囲気は皆無、絶好調と言える。【8】
■キャンシーエンゼル 松山騎手騎乗、栗東坂路単走。先週CW併せ馬で負荷を掛けられたのが実質の最終追い。今週は鞍上との意思疎通を深めることに主眼を置いたような内容を消化した。全体的にこぢんまりとした走りながら、余力十分でまずまずの伸びを披露。華奢な馬が馬体面を気にせず調整できているのは好感だし、力を出せる状態だろう。【6】
■セイウンデセオ 今村騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。古馬1勝クラスに取り付いていき併走。走り方がまだ荒っぽく、その分先輩馬に切れ負けしてクビほどの遅れ入線に終わったものの、余力は十分残っていた。初戦を使った分の上積みはありそう。【6】
■テイエムチュララン 連闘のため中間の速い時計なし。2走前のデビュー戦が相当仕上がった状態での出走。そこから中1週の前走を使われての連闘とあって、上積みは見込みにくい状況。良くて平行線だろう。【5】
■ドナヴィーナス 川島騎手騎乗、栗東CW単走。序盤はリズム重視で入り、外ラチ沿いへ誘導されたラストでは仕掛けにしっかり反応し、力強い伸びを見せた。もう少し切れて欲しかったところだが、メリハリがあった点には好感。課題だった口向きの悪さなども感じられず、中8週だった前走から上積みはありそう。【6】
■パッシングシャワー 西村淳騎手騎乗、栗東坂路単走。やや重心の高い走りだが、楽に回転数を維持できており仕掛けへの反応も上々。単走とは思えない気合い乗りから、上々の伸びを見せた。高いレベルで安定と見ていい。【7】
■ビッグドリーム 幸騎手騎乗、栗東CW併せ馬。外先導でデビュー前の新馬2頭を迎撃する3頭併せ。序盤は折り合い重視で進み、直線手前で内2頭が取り付いてからは手応え最優勢で併走する。ラストは楽な手応えを保ったまま軽快にギアを上げ、1頭に先着、1頭と併入とした。中間は目一杯の負荷を掛けられており、体調面に不安なし。2カ月ぶりを感じさせない万全の状態だ。【7】
■フォルテローザ 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。オープン馬ヤマニンサンパと併走。坂の途中までは互角かそれ以上の手応えで進み、ラストこそこちらの手応えが怪しくなるも、勢いを保って併入としている。馬体を気にせず当週に併せ馬をこなせたあたり、体調面の問題は感じられない。前走以上の状態で走れそう。【6】
■ミルテンベルク 助手騎乗、小倉ダート単走。土曜日に栗東CWで猛時計を出しており、これが実質の最終追い。早めに小倉へ輸送しての初時計は脚捌きを確認する程度の内容に留まった。時計は平凡ながら四肢を大きく使えており、心身ともに安定といった雰囲気。能力全開に期待できそう。【7】
■メイプルギャング 角田河騎手騎乗、栗東坂路単走。活気十分の強い前進気勢から速いラップを刻む。その分ラストは脚が上がりかけたが、鞍上が懸命にしごいて1F12秒3(一杯)にまとめている。オーバーワークの嫌いもなくはないが、ブレの少ないフォームには好感。自分の競馬はできるだろう。【6】
<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)
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ビッグドリーム連勝決める
9月3日に行われる小倉2歳S(G3、芝1200メートル)は、デビュー戦が圧巻だったビッグドリーム(牡2、西園正)が注目を集めそう。初戦は抜群のスタートを切って好位を追走すると、ノーステッキで6馬身差での勝利。2戦目のここも期待は大きい。
アスクワンタイム(牡2、梅田)も好レース必至だろう。未勝利戦の前走は、好位から抜け出して5馬身差で押し切りV。全兄ファンタジストは18年小倉2歳Sの覇者で、全姉ボンボヤージは昨年北九州記念を制覇。同馬も重賞舞台で活躍が見込める。
そのほか、初戦が強い内容だったミルテンベルク(牡2、武英)、キャンシーエンゼル(牝2、鈴木孝)など、楽しみな馬がそろう。