新潟

11R

新潟記念

芝2,000m

ワンターンの2000mコースは、日本ではここだけ。外回りコースを使用。直線は日本最長の659mで、ほぼ平坦。芝1400mと同じ2コーナーポケット地点からのスタートで、3コーナーまでの距離は約948m(Aコース時)と非常に長い。道中ペースが緩みやすく、上がり勝負になりやすい。



◯01サリエラ 

◯03ノッキングポイント1着

05.06.11




過去10年

1人気 (2-2-0-6)
2人気 (3-0-1-6)
3人気 (0-2-2-6)
4人気 (0-0-0-10)
5人気 (0-1-1-8)
6人気以下(5-5-6-103)


斤量53キロ以下(1-0-4-36)


前走

1700m以下(1-0-0-14) 
1800m  (1-1-4-34) 
2000m  (6-8-5-70) 
2200m  (0-0-0-6) 
2400m  (1-0-1-4) 
2500m以上(1-1-0-11) 

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騎手

戸崎圭太(6-2-2-16)23.1% 30.8% 38.5%
M.デム(4-5-0-6) 26.7% 60.0% 60.0%
ルメール(4-0-1-2) 57.1% 57.1% 71.4%
菱田裕二(4-0-0-17)19.0% 19.0% 19.0%
三浦皇成(3-2-2-24) 9.7% 16.1% 22.6%
菅原明良(2-4-4-21) 6.5% 19.4% 32.3%
池添謙一(2-0-0-5) 28.6% 28.6% 28.6%
石橋脩 (0-3-2-14) 0.0% 15.8% 26.3%
内田博幸(0-1-2-13) 0.0% 6.3% 18.8%
北村宏司(0-1-1-10) 0.0% 8.3% 16.7%
永野猛蔵(0-0-1-1) 0.0% 0.0% 50.0%
木幡巧也(0-0-0-15) 0.0% 0.0% 0.0%
松岡正海(0-0-0-2) 0.0% 0.0% 0.0%
小林美駒(0-0-0-0)

種牡馬
ディープインパクト(25-20-19-133)12.7% 22.8% 32.5%
キングカメハメハ (7-3-6-40)  12.5% 17.9% 28.6%
オルフェーヴル  (4-5-8-57)   5.4% 12.2% 23.0%
キズナ      (3-5-6-34)   6.3% 16.7% 29.2%
スクリーンヒーロー(3-1-5-37)   6.5% 8.7% 19.6%
スズカフェニックス(2-2-0-5)   22.2% 44.4% 44.4%
モーリス     (1-1-1-23)   3.8% 7.7% 11.5%
ヴァンセンヌ   (1-0-0-3)   25.0% 25.0% 25.0%

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新潟記念(GIII、新潟、芝2000m)

■イクスプロージョン 加藤祥騎手騎乗、栗東CW併せ馬。内先行で京成杯AHに出走予定のミスニューヨークの目標を務める内容。稽古駆けする馬に勢いよくマクられ、最後は半馬身ほどの遅れ入線に終わったがイクスプロージョン自身まずまずの加速を示せていた。2カ月ぶりだった前走から一定の前進は見込める。【6】

■インプレス 助手騎乗、栗東CW単走。1週前に併せ馬で速い全体時計を出したのが実質の最終追い。今週は終い重点の内容に徹した。大きく先に行った馬を一応の目標として、無理をさせず追走。直線半ばで気合いを入れられるとグンと体を沈め加速し、大きく差があった目標馬に追いついたところがゴールだった。中間の乗り込みは意欲的で、ほぼ万全の仕上がり。【7】

■イーサンパンサー 連闘のため中間の速い時計なし。過去連闘で2勝を挙げており、距離適性はどうかも体調的には悪くない状態で走れるのでは。【6】

■グランオフィシエ 久保田師騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬2勝クラスを追走。直線入口で取り付いて併走も、勢いは相手がやや優勢だった。それでもこの馬なりにジワッと加速し併入フィニッシュとしている。中間の調整は意欲的で体調は良さそう。一定の上積みは感じられる。【6】

■サトノルークス 助手騎乗、栗東坂路単走。2週前、1週前としっかり負荷を掛けられており、輸送を控える今週は終い重点。走路はかなり混雑していたが自分のリズムを崩さず駆け上がる。ラストはあと1枚ギアを上げて欲しかったものの、悪くない伸びを示した。長期休養明けの前走を使われ大きな反動はなかったようで、着実に良化か。【6】

■サリエラ 助手騎乗、新潟ダート併せ馬。牧場から直接新潟競馬場に入っており、最終追いも当地で。格下2頭の間に入れ、テンション面を確認する程度の軽い内容だった。タイトに挟まれても終始落ち着きを保って走り、馬なりのままスムーズに加速できていた。帰厩後の負荷には物足りなさもあり、まだ良化の余地はありそうだが、自分の競馬はできる状態。【6】

■ノッキングポイント 北村宏騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。前後に馬を置く隊列で入り、直線では左右からタイトに挟まれる形の3頭併せ。直線では意識的に仕掛けを遅らせ、鞍上が満を持してのゴーサインを出すと鋭く反応し楽々と併入した。序盤の前進気勢も上々だったし、久々をまったく感じさせない絶好の気配。【8】

■バラジ 三浦騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬1勝クラスを追い、楽に取り付いて直線で併走。仕掛けへの反応にやや鈍さはあったものの、ラストではしっかりギアが入っており、いい伸びを見せ併入としている。ひと息入っているが、力を出せるデキ。【6】

■ファユエン 助手騎乗、美浦ウッド単走。序盤から高いモチベーションを感じさせるように楽に速いラップを刻み、直線でも単走とは思えない気合い乗りで軽快に回転数を上げていた。中間の本数も申し分なく、高いレベルで好調維持だ。【7】

■ブラヴァス 助手騎乗、栗東坂路単走。バランスの取れたフォームで駆け上がり、強く仕掛けられたラストで豪快な伸びを見せていた。調整を坂路追い主体に切り替えてきたのがどう出るかだが、動きそのものは悪くない。【6】

■プラダリア 池添師騎乗、栗東坂路単走。1週前のCW併せ馬で強い負荷を掛けられており、今週は確認程度の内容。ラストでズブさがあり鞍上の手が動いたが、伸びそのものは上々の域と言えた。自分の競馬はできる状態。【6】

■フラーズダルム 助手騎乗、栗東CW単走。全体的に頭が高く、脚捌きこそ軽快ながら溜めたほどの切れがなかった。前走からの変わり身は望み薄か。【5】

■マイネルウィルトス 助手騎乗、栗東坂路単走。日曜追いで負荷を掛けられたのが実質の最終追い。今週は息を整える程度の内容だった。四肢を大きく使い、集中して登坂。ラストまでまったくの馬なりながら、滑らかに加速できていた。1年ぶりの復帰戦を走った反動はいっさい感じられず、上積みだけ見込める状態。【7】

■ユーキャンスマイル 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。3歳未勝利を追走。坂の手前で相手をロックオンするも、そこではスッとギアは上がらず鞍上が仕掛けてようやくジワッと加速。ラストはさすがにオープン馬の貫禄で力強い伸びを示し、併入としている。ズブいのは年齢を考えれば致し方ない面もあるか。持てる力は出せそう。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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良血サリエラ重賞初V狙う

サマー2000シリーズ第5戦の新潟記念(G3、芝2000メートル=9月3日)に向けて、良血馬サリエラ(牝4、国枝)が、重賞初勝利を狙っている。昨年は新馬戦、1勝クラスを連勝し、ローズSで2着。前走の目黒記念は牡馬相手で展開も向かない中、3着に好走した。今回は実績ある距離で、持ち前の末脚を生かせば勝ち負け必至だろう。

同世代のプラダリア(牡4、池添)がライバル。昨年の青葉賞の覇者で、ダービーで5着に健闘した。前走の宝塚記念でも6着に走っており、G3の今回は実力上位だろう。

マイネルウィルトス(牡7、宮)も差はない。前走の函館記念は1年の長期休養明けで4着に好走。G2で2着2回の実績があり、たたき2戦目の今回は本領発揮となる。

昨年2着だったユーキャンスマイル(牡8、友道)も巻き返しに注意。