札幌

11R

キーンランドカップ

芝1,200m

洋芝で直線は約266m(Aコース時)、坂はなく平坦。向正面、2コーナー左のポケットがスタート地点となっており、3コーナーまでの距離は約410m。コーナーは緩やか。基本的に逃げ・先行有利だが、先行勢が長く競り合っていると差し馬が台頭する。


14-08-12 @3,590@6,150

12.14-05.08.16.14



過去10年

1人気 (2-3-1-4)
2人気 (1-4-0-5)
3人気 (2-0-2-6)
4人気 (1-1-1-7)
5人気 (1-0-2-7)
6人気以下(3-2-4-95)


6歳以上(1-1-3-51)


前走

OP6人気以下(0-0-0-25)


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騎手
横山武史(13-9-10-59)14.3% 24.2% 35.2%
武豊  (8-10-4-30) 15.4% 34.6% 42.3%
亀田温心(6-3-2-28) 15.4% 23.1% 28.2%
横山和生(5-7-5-38)  9.1% 21.8% 30.9%
モレイラ(4-2-2-5)  30.8% 46.2% 61.5%
鮫島克駿(4-1-4-22) 12.9% 16.1% 29.0%
松岡正海(4-0-2-16) 18.2% 18.2% 27.3%
松田大作(3-2-4-31)  7.5% 12.5% 22.5%
浜中俊 (2-2-1-12) 11.8% 23.5% 29.4%
佐々木大(2-1-1-11) 13.3% 20.0% 26.7%
松山弘平(1-1-0-3)  20.0% 40.0% 40.0%
江田照男(0-1-1-5)  0.0% 14.3% 28.6%
西村淳也(0-1-0-2)  0.0% 33.3% 33.3%
リスポリ(0-0-0-0)
モリス (0-0-0-0)
丸田恭介(0-0-0-0)

種牡馬
ロードカナロア  (11-13-9-81) 9.6% 21.1% 28.9%
ハーツクライ   (3-6-5-18)  9.4% 28.1% 43.8%
ジョーカプチーノ (3-2-2-18) 12.0% 20.0% 28.0%
ディープインパクト(1-3-7-49)  1.7% 6.7% 18.3%
Dark Angel    (1-3-2-3)  11.1% 44.4% 66.7%
ミッキーアイル  (1-3-2-20)  3.8% 15.4% 23.1%
ビッグアーサー  (1-1-1-20)  4.3% 8.7% 13.0%
ゴールドアリュール(1-1-0-7)  11.1% 22.2% 22.2%
シルバーステート (1-0-3-12)  6.3% 6.3% 25.0%
ラブリーデイ   (1-0-1-3)  20.0% 20.0% 60.0%
サクラオリオン  (1-0-1-3)  20.0% 20.0% 40.0%
アイルハヴアナザー(0-1-1-6)  0.0% 12.5% 25.0%
ベーカバド    (0-1-0-11)  0.0% 8.3% 8.3%
グラスワンダー  (0-0-1-3)  0.0% 0.0% 25.0%


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キーンランドC(GIII、札幌、芝1200m)

■ヴァトレニ 長谷川師騎乗、札幌芝単走。序盤はやや集中に欠く素振りを見せ頭も高かったが、脚はまずまず溜まっておりラストは軽快にギアを上げた。あと少し良化の余地は残すものの前走よりいい状態で走れそう。【6】

■ウインマーベル 助手騎乗、札幌ダート単走。気乗りしない雰囲気があり序盤からおっつけ通し。直線でもグイグイ仕掛けられ、ようやくジワッとギアを上げるような感じだった。とはいえ、そもそも攻めは地味なタイプ。ザ石の影響で日曜追いをパスした経緯があるが、ここでしっかり負荷を掛けられたあたり、脚元の不安はないようだ。自分の力は出せそう。【6】

■ウォーターナビレラ 助手騎乗、札幌ダート単走。序盤から意識的に速いラップを刻み、その分ラストでそこまでの切れはなかったが一定の軽快さを保ててはいた。この馬なりに順調と言える。【6】

■カイザーメランジェ 助手騎乗、札幌ダート併せ馬。既に今夏の北海道で4戦消化しており、今週は終い重点で反応を確認する程度。外をマクって準オープン馬に取り付き、相手に合わせるように併入とした。大幅上積みこそないが、持てる力は発揮できる状態だろう。【6】

■キミワクイーン 横山武騎手騎乗、札幌芝単走。先週の併せ馬で猛時計を出しており、今週は鞍上との意思疎通をさらに深めるような終い重点の内容。序盤から単走とは思えない集中ぶりで進み、直線半ばの見せムチへ機敏に反応し、鋭く切れた。脚の回転はなめらかで、心身ともに整っている感がある。高いレベルで好調維持。【7】

■サトノアイ 佐々木騎手騎乗、札幌芝単走。中1週となるためオーバーワークを避け、軽めの調整。それでもラストは馬自ら重心を沈め、まずまずの伸びを示していた。デキ落ちは感じられず、順調と言える。【6】

■シナモンスティック 松岡騎手騎乗、札幌ダート単走。使い詰めの中1週なので、鞍上が息遣いを確認する程度の内容に留まる。直線半ばでズブさを感じさせたあたり、さすがに連戦の影響はありそう。それでも脚捌きそのものは軽快だった。極端なデキ落ちは考えなくていい。【6】

■シュバルツカイザー 助手騎乗、函館ウッド単走。先週の併せ馬で気合いを入れられており、今週は単走でリラックスして走らせることに専念。活気十分の雰囲気で直線に入り、軽い促しにスッと反応すると四肢を大きく使って伸びた。一連の好調キープだ。【6】

■ジュビリーヘッド 助手騎乗、函館芝併せ馬。函館閉場の都合上、追い切りは火曜に行われた。古馬1勝クラスを目標にし、コーナーワークで取り付くと直線で併走。手応えは相手が優勢だったが、ジワッと脚を伸ばして食らいつき併入としている。前走ほどではないものの、一定の素軽さあり。自分の走りはできそうだ。【6】

■スノーテーラー 助手騎乗、函館ウッド併せ馬。函館閉場の都合上、追い切りは火曜に行われた。本来単走の予定だったが、大きく前にいた他厩舎の馬をロックオンし併せ馬の形に。格下相手とはいえ、最後は大差を詰め寄って楽々併入としている。予定外でも併せ馬で    問題なかったあたり、体調はすこぶる良さそう。一頓挫明けだった前走からの上積みは顕著。【7】※抽選除外

■ゾンニッヒ 荻野琢騎手騎乗、札幌芝併せ馬。1秒以上先行させた3歳未勝利を追走。直線半ばでロックオンすると気合い十分に重心を沈めて加速し、併入に持ち込んだ。先週も重い馬場のなか豪快に伸びていたし、中8週入っているとは思えない好気配にある。【7】

■タイセイアベニール 中1週で中間の速い時計はなし。同様ローテの2021年キーンランドCでは本馬場でしっかり時計を出し、0秒4差9着だった。以前に比べ使ってから硬さが出る傾向にあるようで、速い時計を出せない状況。状態面は強調しづらい。【5】

■トウシンマカオ 鮫島駿騎手騎乗、札幌芝併せ馬。目標とした3歳未勝利へ直線入口であっさり取り付く。そこで鞍上がいったん我慢をさせ、満を持してゴーサインを出すと抜群の瞬発力から一気に突き放して6馬身の先着を果たした。ラスト1Fは圧巻の10秒4(馬なり)。中間の乗り込みも質・量ともに申し分ないし、文句なしの仕上がり。【8】

■ナムラクレア 長谷川師騎乗、札幌芝単走。先週、浜中騎手を背に僚馬ヴァレトニをアオった併せ馬が実質の最終追い。今週は指揮官が脚捌きを確認する程度の内容だった。ピタッと折り合いつつ適度な前進気勢があり、直線ではまったくの馬なりを保ってスムーズに加速した。力みが一切感じられず、精神面でかなりいい状況と言える。好気配。【7】

■ナランフレグ 助手騎乗、札幌ダート単走。序盤はまずまずの落ち着きを保って進み、直線入口でスッと手前を替えると長くいい脚を使って伸びた。この馬らしい力強い踏み込みで回転数も上々。あとひと追い欲しい感はあるものの、自分の競馬はできそう。【6】

■レイハリア 亀田騎手騎乗、札幌芝併せ馬。後方の準オープン馬に突かせて気持ちを入れる併せ馬。いささか気乗りしない雰囲気はありつつも、軽快さを保ったまま相手を迎え入れて併入としている。あと何枚がギアを上げて欲しかった印象があり、まだ状態面は万全とは言い難い。それでも乗り込みそのものは順調だし、ひとまず走れる状態にはありそう。【6】

■レッドベルオーブ 松田騎手騎乗、札幌芝単走。いつものように掛かり気味で直線でもややバランスを崩すなど荒削りだが、活気は上々の部類。馬なりのまま外ラチ沿いでしっかり加速できていた。タイトな臨戦過程だが、この馬なりに安定だろう。【6】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)


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ナムラクレア重賞4勝目へ

27日の札幌ではサマースプリントシリーズ第5戦のキーンランドC(G3、芝1200メートル=1着馬にスプリンターズS優先出走権)が行われる。

ここで重賞3勝馬ナムラクレア(牝4、長谷川)が秋に向けて始動する。短距離では安定感抜群で、今年の高松宮記念でも2着に健闘。実績は十分で、大舞台に向けてもここで力の違いを見せたい。

強敵はウインマーベル(牡4、深山)。昨年のこのレース2着で、スプリンターズSでも首差2着に走った。立ち回り次第で今年も勝ち負けになる。

キミワクイーン(牝4、奥村武)は前走函館スプリントSで重賞初制覇。前走のように豪脚を発揮できればここも楽しみ。

昨年京阪杯を勝ち、函館スプリントS3着だったトウシンマカオ(牡4、高柳瑞)、前走の青函Sが強い勝ち方だったゾンニッヒ(牡5、池江)なども侮れない。