虫シリーズもいよいよ今回で完結である。←たぶんw
最後に紹介するのはカレ以外にいない。
虫ネタをシリーズにした時から最後を飾るのはカレだと決めていた。
大袈裟ではなく、私がこの世で一番嫌いな生き物。
言葉にするのもおぞましい…
ゴ○ブリ。
もうね、生理的に無理w
絹糸のような長い触角に黒光りのする羽。いや、実際には黒じゃなくて茶色だがw
そしてカレの卵は小豆に良く似ている。 台所で見つけて、指でつまみあげた私に母は言った。
それ一個で1000匹だよと…
ある時、会社の階段でみつけた一本の足。一目見ただけでカレの物だと分かった。
シンデレラばりの演出に足がすくんでそれ以上階段を登れなかった。
そう、カレは足一本でこの私を恐怖のどん底に突き落とす事が出来る唯一の存在。
殺虫剤のテレビCMでどんなに可愛くデフォルメされても無理。
超リアルに描かれていた場合は食べていたご飯の味さえ分からなくなり、食欲が消え失せる。
ダイエットにはもってこいかw
そんな彼の話をしよう。。。
自然豊かな所に住んでいた小学生の頃。
朝食を食べ、元気よく「行ってきまーーす!」と学校に向かういつもと変わりない朝の風景。
パタパタと駆け出した足にふと違和感を感じる。
ん?何だろう…?
履いていた靴を脱いでみると、そこには私の土踏まずにジャストフィットしたカレが横たわっていた。
はぅΣ( ̄ロ ̄lll)!!!
人はあまりに驚くと声すらも出ないらしい。
そんな私をしり目にカレはシャカシャカと草むらに逃げていった。
土踏まずがあって良かった。 マジで良かったw
もし扁平足だったならカレは天国への階段を一歩ずつ登って行ってた事だろう。
その日一日、超ブルーだったのは言うまでもない。
時を同じくして、お友達の家にお泊りに行った夏のある日。
楽しすぎてハイテンションな二人。
開け放たれた窓からは涼しげな風が入りこんでいる。
その時、ブーンと二匹の虫が入ってきた。
「あっ!カナブンだっ!!」
普段ならそんな虫捕まえようとも思わないが、なぜか二人で追いかけたw
壁に張り付いたのは「つがい」のカレ達。
オスかメスかは分からないが何となくラブリーな雰囲気を醸し出していたのでそうに違いない。
勢い余って伸ばした手が、止まらない手がスローモーションで思い出される。 おふぅw
それからはご想像にお任せしようww
そんな私も大人になり、会社に入った。
期待に胸を膨らませた新入社員☆
昼食後のお湯飲みを洗うのは私の仕事w お盆にのせて給湯室へ。
蛇口をひねり、スポンジを持ちあげたその場所に爆睡中のカレが。
ギィャ~~~~~~!!!((((((ノ゚⊿゚)ノ
初々しさも吹っ飛ぶ悲鳴。
水を流しっぱなしにしたまま、鬼の形相で逃げ出していたと思う。
あの時の光景が未だに目に焼き付いて離れない。
それからというもの事ある毎に皆から、からかわれ続けるハメになった。
全部、ぜーんぶカレのせいw
一人暮らしをしていてカレが出てくる程怖いものはない。
ある時、体長10センチはあろうかと思われるカレが出現し
たまたま居合わせた彼を「やっつけるまでこっちにこないで!」と同じ部屋に押し込み、
自分は安全な所に避難した。
まるでオニか悪魔かw
何と言われようと構わない!怖いものは怖いのだ( ̄ー ̄;
しかし、それも出来ない時もある。
そんな時はタオルの出番だ。
寝室に閉じこもり、ドアの隙間にタオルを詰め込む。カレの入って来るかもしれない隙間を埋めるべくw
よし。これで大丈夫…?
だけど恐怖で眠れない…
ドアの向こうにはヤツがいる。
こんな時、ついあの話を思い出してしまう…
続く。




