最新人工脳と交換できたら”まともな会話ができる..."


  
と思った事はありますか?

  
あなたが何歳で何年間、親やパートナーの認知症・ボケなどで苦しんでいるのかは知りませんが、あなたはボケている家族を見るとイライラが激しくなってきて、「あー、早く死んで欲しい。。」という危ない衝動に駆られた事はありませんか?

  
「そんな想像なんてした事ありません。」


  
とおっしゃられるのであれば、この手紙をあなたは読む必要はありません。

  
もしかしたら、あなたはたいして認知症・ボケで悩んでいないかもしれませんし、今よりも単に健康になりたいだけなのかもしれません。しかし、あなたが認知症老人と関わっているならば、必ず想像した事があるはずです・・・



  
恥ずかしい…

  
私はあなたが認知症・ボケをどう改善しようとするのかは分かりません。

  
テレビを見る度に注目を浴びる元気な老人達の光り輝く眼球やツヤでまぶしい肌、タレントからの質問に即座に答える若い脳を持っていたら、今の生活から抜けだせる、と考えた事もあるでしょう。

  
この手紙で、あなたにお話したい事はあなたが思い描く空想でもありませんし、それに、あなたが毎日、非現実的な妄想を繰り返し考えている事に対しての批判でもありません。

  
私があなたにお話しようとしているのは..

  
今まであなたが想像の世界だけでしか楽しめなかった理想的な将来が現実の世界でも実際に実現できるようになるのは可能だという…

  
「事実」について詳しく、簡単にお話するのです。





  
今まで本やインターネットで認知症・ボケを改善する方法を
何度も調べた事があると思います。

  
しかし、おそらくあなたは一般的な大人として、老人ホームへ家族を入れる事は、友人や隣近所・世間の人から親不孝者と差別を受けるだろうと考えている真面目な人だと思います。

  
家族団らんのイメージが強く、親の孤独死の恐怖心があるでしょう。

  
だからと言って何もせずに認知症・ボケを放置していても、勝手に脳が入れ替わるわけではありません。

  
結局最後は、老人ホームに入所させないといけない。と思いつつも毎日の忙しさに追われて、老人ホームへ行く勇気もお金も無いのかもしれません。そして数ヶ月、数年という年月が過ぎ去って、、





「あの家のご主人、ついにボケたらしいわよ。ハッ、ハッ、ハー。」


  
あなたの家族がボケたと友人・親戚や近所にバレた瞬間、あなたは世間の笑い者です。

  
友人たちが集まる度にあなたの家の噂をしています。

  
そうです。芸能人のスキャンダルと同じように、あなたの家族も卑しい人間として思われているのです。

  
「そんな気がしていました。」

  
と思っているあなたは大人として現実をよく分かっています。

  
あなたの前で笑って馬鹿にする人などいません。良い人ぶって気にしていない素振りを見せて、あなたがいない所で集まり笑っているのです。


 


 
さらに、





  
街行く人たちは、あなたたち家族を見た時に無視するのではなく、目線は認知症でボケてしまった老人に行きます。そして、ヤバイっと思って、すぐに目線を外してあなたの家族を無視します。

  
あなたが街でカツラの人を見た時の事を想像してみて下さい。

  
「あっ、あの人カツラだ!どうしてあんなにすぐにバレるカツラを
つけてるんだろう。ダッサイおじさんだ。」


  
と馬鹿にしたことがあるのではないでしょうか?

  
あるいは、若いのに頭が薄い人を見ると「かわいそうだな~。自分は運が良かった。」と感じた事があるかもしれません。

 
  ・カツラ
  ・肥満、デブ
  ・顔がブサイク
  ・ホームレス
  ・歯並びが汚い
  ・目が細い
  ・毛深い

  ・・・


  
これらの人たちは残念ですが、世間では馬鹿にされて蔑まされています。目線がグッと集中して、すぐに無視されます。

  
私たちがどれだけ周りのダサイ人を非難して、馬鹿にしても自分の家族の認知症が治るわけではありません。私たち以外の人間に逆に馬鹿にされているのです。それが事実です。

  
そうすると、


誰にも理解されず孤独に生きる…

  
しかありません。

  
あなたの家族に認知症・ボケ・物忘れが出現したら、世間はあなたの運が悪かったからだと思っています。もちろんあなたの運が原因ではないので、安心して下さい。これについては後で詳しく話します。

  
今まで誰よりも頑張って生きてきたのに家族に認知症患者が出現したら、ただ1人で介護をして泣くしかありません。

  
「誰も私の辛い気持ちを理解しくれない。」

  
と感じた事があると思います。

  
周りからは冷たい目で見られ、協力してくれません。友人だけでなく、親戚まであなたと目を合わさず見離しています。夫婦・長男なら必ずです。

  
その理由は単純です。

  
「なるべく運の悪い、ややこしい奴とは関わらない。」という態度です。ということは、つまり、あなたが家族の認知症・ボケを放置し続ける限り、あなたはこのまま心の中は孤独で誰からも助けてもらえず生きて行くしかありません。

  
最後は誰からも見守られず介護死する可能性もあります。





  
認知症・ボケで恐ろしいのは、アルツハイマーになるかどうかを
見分けられない事です。


  
認知症・ボケの中にはアルツハイマーになる可能性のものがあります。見た目は同じ状態が続くために「別に何ともないと放置しておいたら、突然、アルツハイマーへと発展した。」と言う人が中にはいます。

  
認知症はあなたも知っているように脳の問題なので、お医者さんもMRIなど様々な検査をしても確認する事ができないので、診断を間違ったりしてしまうケースもあります。

  
「アルツハイマーとは関係ない」

  
などと言う人がいますが、ある日突然、脳に激痛が走り、倒れて救急車を呼んで病院に担ぎ込まれて、手術を受けてアルツハイマー病へ発展してしまった人もいるのです。

  
あの世界ボクシング界の英雄で、誰よりも体が丈夫なモハメド・アリでさえアルツハイマー病で苦しんでいるのです。

  
親がアルツハイマーになったら、あなたは人生の全てを失うでしょう。

  
例え、あなたの手元に100億円があったとしても現代医学ではアルツハイマー病を治す事は出来ないのです。何にも代えられないものが『脳』です。

  


さらに、




  
「別にこのままでも、死なないから」


  
「お金がかかるし、失敗したら。。」


  
と言い訳をして、このまま家族の認知症・ボケを放置していたら、あなたは我慢できるかもしれませんが、自分の子供や孫が学校で「お前の家に、怪物がいるんだって。怪物家族!」とイジメを受けるかもしれません。

  
「おじいちゃんを、早く治してよ!」

  と泣きつかれるかもしれません。

  
「子供の嘆き声」が耳から離れずに寝る前に、激しくズシズシ響くようになり頭痛に襲われるかもしれません。そうなったら、もう認知症は自分だけの問題ではなくなります。

  
そのときには、「手術代が何十万もするから」「医者に行っても、完全に治るとは保証されないから」「入院しても看病できないから」などとは言っていられなくなります。


  手術以外の選択肢が無い。

  
街の脳外科ではなく、本当に信頼できる大学附属の病院で大掛かりな検査をして、大勢の医者と看護婦に呼ばれて、家族全員が集めて手術の危険性を説明されて、契約書にサインをするのです。「手術の失敗により、脳の一部が欠損して植物人間になる危険性もあります。」という文章も入っている事でしょう。

  
もしあなたが主婦だとしたら、そんなヘソクリもありません。

  
会社員ならこの不景気に親の手術と看病のために数日も休んでいたら、
リストラの一番の対象になってしまいます。

  
「ちょっとだけ親が手術するので、残業できないから。」

  
と気軽に言う事ができずに、結局は会社にウソをまたつく羽目になってしまいます。

  
想像して下さい。

  
あなたの親の頭蓋骨がドリルでくり抜かれ、脳にメスが入る瞬間、血がボトボトと出てきて床に滴り落ちます。それでもお医者さんは止まることなく、ジョリジョリと親の脳と皮膚を切り刻んでいくのです。

  
この手術で、あなたの親の脳はもう2度と生まれたままの状態に戻らないかもしれません。

  
変形した脳みそ。

  
その場合、あなたは死ぬまで周りの人間たちから異様な目で見られながら、介護をしなくてはいけません。その覚悟は出来ていますか?手術をしなくとも、もうすでにあなたは周りの人から変な目でみられているかもしれませんね。



10年間で総額2千万円が消える
老人ホーム代と治療費

  「今は、老人ホームもあるから安心。」

  
と思われているかもしれません。私もそのように考えていた時期がありました。老人ホームも近所に沢山出来て、お金さえ払えば入所できるだろう。

  
でも、会社の上司から老人ホームの話を聞いた時に「ゾッ」としました。

  
「10年で2千万円は無くなるから、覚悟しろよ。」

  
と言われました。

  
介護の度合いで、必要な金額は違うのですが、今の日本の医療技術や平均寿命を考えると親は80歳までは生きますから、これから最低10年間は老人ホームの生活が続きます。「アー」とか「ウー」とかのうめき声を発する老人を抱えながら、10年間は我慢して下さい。

  
そして、あなたが老後の資金として用意していた、お金がいつの間にか消えていき、ガンなどの病気も発症しようなら借金生活だって考えられます。実家を売り払い、ローンが残った自宅を売り払い理想の生活を捨てる事になるかもしれませんね。

  
壮絶な生活が予想されます。




  
家族の認知症・ボケは、人間関係も狂わせます。

  
想像してみて下さい。

  
街を一緒に歩く人間がハゲ、デブ、ホクロ、イボを持っているとしたら、恥ずかしくないですか?そんな奴と歩いている自分が周りから一緒に変な目で見られるのは当然です。

  
例えば、ブサイクな彼氏・彼女を持った時に、友人にしつこく言われた事があるでしょう。「あの人はやめときなよ。」それと同じです。

  
そういう事に、あなたは気が付いているので、友人からの食事会、飲み会や旅行の誘いを、家族の認知症・ボケのせいで断った経験はありませんか?。

  
「今日は、用事があるから・・・」


  
と、笑いながらウソをついて、認知症・ボケを隠しています。そんな経験がある人は多いと思います。私もそうでした。

  
ランチ会や飲み会を断り続けたら「あいつは付き合いが悪い」と、だんだんと誘われなくなってしまい、人間関係がおかしくなって、孤立していきます。


  
会社勤めなら上司との関係も悪化していきます。

  
認知症の介護疲れで出世が見込めなくなり、給料が上がらなかったり、リストラの対象にまでなると言っても、大げさではないような気がします。

  
付き合いの良い人だけが、認められて幸せな人生を歩んでいきます。

  
一度でも、”付き合いの悪い奴だ”と判断されてしまうとあなたの生活はどんどんと暗くなって、自分の殻に閉じこもってしまいます。

  
誰も、私たちの本当の気持ちは理解してくれません。





  
「友達や会社の人にだけはバレたくない」と思っていませんか?


  
とにかく家族の認知症にだけは注目がいかないように、病気の話になると必死に相手の話を遮って、違う話題にすり替えて会話を続ける。

  
しかし、どれだけ神経を集中させても、人数が1人増えるごとにあなたがコントロールできる限界を超えていき、「認知症」の話題になった時には相手の目線ばかり気にして会話の内容が頭に入らず、愛想笑いをして、引きつった顔をしながらうなずいるはずです。

  
あなたはバレていないと思っても、実はバレているのです。

  
悲しい現実です。

  
私は祖父が認知症で亡くなって、10年後に小学校からの幼馴染みの高橋に同窓会で言われました。「聡、お前、じいちゃん認知症で死んだんだったよな。どんな感じだった?俺のばあちゃんがヤバいんだよ。」

  
「どうして、知ってるんだ…?」

  
私は不思議でしたが、実はクラスのみんなが知っていたそうです。どこから話が漏れたかは分かりませんが、私の知らない所で噂になっていて、隠そう隠そうとしていた事がバレていたのです。私は堂々と「おじいちゃんが変だ。」なんて気にしていないという素振りで通せていたと思っていたのです。本当に恥ずかしい思いをしました。

  
あなたも「家族はボケていいない?」と聞かれた経験があるでしょう。

  
「いや、別に大丈夫よ。」とバレないと思って平然とウソをついて、嘘つき野郎だと思われているかもしれません。

  
気を使ってあなたの前では何も言わないのかもしれませんが、影で笑っていたり、バカにして裏では煙たがられている可能性もあります。




  
家族の認知症のせいであなたは普通の生活ができないはずです。

  

老人ホームに入所させた場合は「家から離れて寂しいだろうから、私だけでも言ってあげないと。」と思い込んでしまい、自由な時間をすべて老人ホーム通いに奪われてしまいます。

  
家で介護をしている場合は、お客さんが突然、家に訪問しても認知症の親や家族が奇声をあげたり、全裸でお客さんの前を通過したりする姿を想像した時に、相手に嫌がられる恐怖心が出てきます。

  
結局、そのうち誰も訪問しなくなります。。

  「誰も私の辛さを理解してくれない。」
  「どうせ私は幸せになれない運命なんだ。」

  「もう死にたい・・・」

   ・・・

  
常に家族の介護が脳をよぎってしまい、家族で楽しく過ごすために海外旅行を計画する気力が消えて行き、友達の誘いも断ってしまい、休みの日も認知症家族に食事を与えて、傍に座ってテレビを見て時間を過ごすだけの人生になってしまいます。

  
実際に、夫の認知症かによる介護疲れが原因で奥さんが1年後に夫よりもヒドイ認知症になったなった70代の女性たちが日本にはたくさんいます。

  
そんな惨めな一人寂しい生活をしていると、だんだんと頭もおかしくなっていきます。

続き・・・
認知症改善プログラム