私はこれまで3回海外で暮らした経験があります。
1度目は自分の海外赴任、2度目は留学、3度目が夫の海外赴任に同行し発展途上国で暮らしました。
3度目の時、その地で赤ちゃんを授かりました。
こちらで妊婦になった方は「安定期になったら帰国して日本で出産する」「海外出産も一度経験したいから現地で産む」の2通りになり、ほとんどが日本で出産する方を選びます。
私もその予定でした。
しかし、問題は検診です。
外国人専用クリニックではパック料金が存在し、その病院で出産すると決める事で割安で検診ができるのです。
が、検診のみだとかなりの高額設定になってしまうのです。
妊娠は病気で無いので当然保険はききません。
そこで検診はローカル病院を利用する事にしたのです。
初診時にひと通りの問診が終わると「今日の2時から超音波検査があるから来てね」と言われたのです。
再度来なくてはいけない面倒臭さは感じたのですが、何しろ格安にあげるには少々の苦労も必要です。
約束の時間に指定の場所に行くと、同じ様にお腹の大きい妊婦が待っていました。
そして病院の職員が奥の方からやってくると、妊婦はワッとその人を囲みました。
番号札の配布でした。
私は事情が分からず後から受け取ったのに8番だったのです。
次の部屋に案内されると、番号順に長椅子に並ぶよう指示がありました。
その時、初めて番号札がクジだと言う事を理解したのです。
その部屋の中央には超音波が置かれ、番号を呼ばれるとベッドに横たわるのです。
カーテンも無ければ当然パーテションも存在せず、人の検診が丸見えです。
正直、これには面食らいました。
現地の方は、もう慣れているようでベッドに横たわるとサッと洋服をたくし上げ、お腹を出します。
そして先に聞くのは赤ちゃんの健康状態ではなく「性別」でした。
発展途上国では、男児が優遇され赤ちゃんの性別が告げられる度、歓声と深いため息が入り混じりました。
そんなハードな検診を受けつつ、時々病気にもなり大変な妊婦生活を送りました。
ちなみに妊娠していても、妊娠が原因の病でなければ海外保険を使うことができます。
色々あった私の妊娠海外ネタでしたが、無事に帰国し日本で出産する事ができました。