小学校の読み聞かせボランティアで読む本を選ぶとき、それは気を使いますよね…
本が好きな子、すでに大人顔負けの分厚い本を読破している子、
本に興味がない子、じっとしているのが好きじゃない子、、
1クラスに30人以上の子供がいるので、すべての子どもにハマる!っていう本なんてないと思います。
それは、本の選び方だけが問題なのではなく、その日の自分の体調だったり(特にノドの調子!)
その日の学級の雰囲気とかみ合わないっていうこともあると思います。
特にこの時期。
新学期始まったばかりで、そわそわして落ち着かない、とか。
夏休み気分から学校モードにうまく切り替わっていない、とか。
連日の運動会の練習で、なんとなく全体的に疲れている、とかとか。
考えれば考えるほど、深みにはまっていきそうです。
こればかりはその日になってみないと分からない部分も大きいですよね。
ただし!いついかなるときも、絶対にはずしちゃいけない3カ条というものがあるのです!!
①小さすぎない本!
子どもが3、4列ぐらいになって座っているわけです。
当たり前ですが、後ろの方の子は絵が見えなくなるようなのは避けましょう。
たとえば、『ラチとらいおん』
絵も可愛くて、内容も素晴らしく、何十年経っても色あせない本当に本当に良い本です。
でも、教室で読むとしたら…?
『ラチとらいおん』はぜひお家での読み聞かせにとっといてくださいね。
②大きすぎない本!
どっちだよって感じですが、大きすぎるのも大変なのです。
大きい本=重い本。
本を持っておく方の手が、読み終わるまでにプルプル震えだすならちょっと重すぎかもしれません。
しかし!腕力に自信のある方でも要チェックなのが、ページをスムーズにめくれるか?です。
事前に練習して、無理なく読み聞かせを進められそうか確認しましょう。
③内容がふさわしいか
もちろん一番難しいのが、これだと思います。
本のサイズばっかり気にしてたら良いわけじゃないのはご承知の通りですよね。
30人以上の子どもにいっぺんに読み聞かせる、というのは30通りのご家庭で育てられている子どもたちの前でお話しをするということです。
例えば、お父さんがいて、お母さんがいて、いつもあなたのことを大切に思っているよ、というお話。
何の問題もなさそうです。
でも、もしお父さんを亡くしたばかりの子がそのクラスにいたとしたら?
良いメッセージを持つお話だとしても、そのお話を聞いた後、その子はすぐに1時間目の授業に入らなければいけないわけです。
朝読みの時間の読み聞かせはあくまでボランティア。カウンセラーでも教育者でもありません。
そのため、内容には特別な配慮が必要だと思います。
その他、戦争や差別なども、大切な内容ではありますが、読み聞かせとしてふさわしいとは思いません。
そういった内容は、道徳などの時間を使って、ゆっくりと考えていくべきことです。
読み聞かせを通してボランティアにできることは、本とふれあう楽しさを紹介する、ということに尽きると思います。
本に苦手意識がある子どもでも、読み聞かせなら最後まで聞けるんだよね、とか
本好きな子どもなら、自分では選ばないような本だけど、こんな本も面白そうだなって発見してもらえた、とか
そういうことがあれば、もう期待されている以上に読み聞かせボランティアの役割を果たせているのだと思います。