本番終わっていい加減1ヶ月以上も経ってるんですけど、折角書いたのでしれっと投稿します。
SISの皆様の事。
笹本純一さん
水沢優一郎 役
稽古に合流するのが一番最後だったのに、怒涛の追い上げでめちゃくちゃ格好良くてだからこそ気持ち悪いお父さんを作って下さいました。
深雪の耳元ではぁはぁ言ってるんですって!
最高の気持ち悪さです!(絶賛です)
普段はシャイで、とても腰の低い素敵な役者さんです。
小野宏さん
ラッキー 役
台本上では台詞は少ないけれど、とっても愛されるラッキーでした!
ラッキーの台詞、少年雄太を連れて来た時以外は全部アドリブですからね…。驚異的ですよね…。
ジャムおじさんモノマネと、メロンパンナちゃんを振られて動揺している時が最高に大好きでした!
そして密かに、本番中に美術を手直しする職人でした…本当に助かりました…。
大中小さん
少年雄太 役
この役は過去女性しかやった事なかったのに、奇跡の少年役者の大中君が見事に小学生を体現!!
何でそんなにランドセルが似合うんだ…!
髪型も雄太役の岡さんに寄せてパーマをかけてくれて、本当に可愛かったです。
慶太郎とのプロレスシーンは台本にないのを広げて、毎回稽古で変わってました。
森山光治良さん
水沢慶太郎 役
ヤンキーで面白と言えばこの人!と思ってオファーしました(笑)。
悩みながらも、少年雄太とラッキーとの乱闘シーンを作り上げてくれて、ある日の稽古場で初めてあのバイキンマンを聞いた時はそのクオリティにびっくりしました。
悟や梟さんとも目一杯巫山戯てくれて、本当に楽しかったです。
かっこいい!って評判だったなぁ。
菅原千聖さん
舞 役
三年物語以来の共演、彼女は5年振りの舞台でした。
舞をお願いして本っ当〜に良かった。
最高でした。
演出の藤丸さんをして、「舞のシーンを見て笑わないなら笑わない人が悪い」とまで言わしめる。
彼女は劇団時代に1度舞をやっているのですが、物凄いパワーアップしてました。
いきなり何だテックスって。いきなり何だこけしって。
全部意図してないと言うから、これは天才なのでしょう。
また舞台やったらいいよ。
諏訪康之さん
慈 役
諏訪さんの慈は、1度同じ役をやった事がある私には思い付かないキャラでした。
振り幅!ドMキャラのうひゃうひゃ感と、唯を守りたい気持ちと、身体の痛みは平気でも愛されない事への切なさが全部込められた複雑な人格。
雄太とじゃれ合う所も大好きだし、カウンセリングのシーンで「母は私を悪魔と罵り激しく憎んでおりました。」で興奮していたのに一転、「そこには一切の愛がなく、」という愛されたかった子供の切なさが垣間見えて、いつも袖で聞いてたのですが、本当に好きでした。
あと密かに、忍が森に逃げて隠れる時、カーテンの裏側で出会って挨拶していたのが楽しかったです。
クシダ杏沙さん
唯 役
この役も!きっとクッシーにハマる!!と優紀ちゃんと意見が一致しました。
殺陣も衣装も小道具も完璧に自分の物にしていましたね。流石です。
唯は忍が母親の虐待から逃げた事で生まれたから忍にも怒りを持っているのですが、それをお互いに昇華させるシーンがなくて。
どうにかしたいと稽古でも本番中でもずっと考えてくれて、生まれた数秒のやり取りがあります。
終盤、凛が人格統合を受け入れられないと泣いた後、部屋のカーテンを閉めるのが忍と唯で。
忍は凛をギリギリまで見ているので閉め始めるのが唯より遅くて。
その最後の数センチを唯がさっと閉めてくれたんです。
思わず見上げたら、全てを許した、訳ではないのだろうけど、受け入れてくれた唯が忍を見つめている。
次のシーンがあるお芝居じゃなかったら、忍は声を上げて泣いていたと思います。
その後押しがあって、勇気を出して凛の所へ悟より早く駆け付ける事が出来た。
次のシーンへのバトンをあんなに強く渡す事が出来る役者さんって、本当に素敵です。
このシーンは絶対に忘れられないと思います。
大西達之介さん
宮沢さん 役
本物のお父さん宮沢さん!
本読みの段階から宮沢さんはそこにいました。
あのテンション!そして天然。そして優しさ暖かさ。
ちょっとウザくて、放置されちゃうそれでもいつもにこにこしていて、でも深雪の事が心配で心配で心配で。
本当に暖かかったです。
深雪の歴史を紐解いていくシーンが私的に宮沢さんの真骨頂で、あの場にいる誰よりも涙しているのは宮沢さんなんです。
苦しみを担当した人格達、乗り越えようとする忍、受け入れられないと叫ぶ凛、全ての子供達のお父さんで、哀しみと悔いを背負って見つめてくれてました。
和泉奈々さん
希 役
この役はキャスティングに悩んで悩んで、奈々ちゃんを思い付いたらもう彼女しかいない!ってなりました。
幼くて我が儘で可愛くて一途。でも面白い。
そんな高いハードル越えられる女優さんは滅多にいない!
彼女の全力芝居は本当に希そのものでした。
可愛くて可笑しかったなぁ。
そして最後の訴え。
「それだけを信じて生きてきたの」は私の大好きな台詞で、いや、最高でした。
それから、希と忍はあまり台詞的に絡む所はないのだけど、言葉はなくても絡みに来てくれて、本当に嬉しかったです。
ちゃんと家族に優しい希だったなぁ。
丹羽隆博さん
悟 役
慶太郎役もハマりそうだけど、彼は2枚目で面白もある悟が合うと思ってました。
ちょっとカッコつけてるけど、それがどこか面白い悟で、理想的でした!
凛への想いが日に日に増していって、少々嫉妬したり(笑)。いや、悟に。
忍と悟は凛推しという点では一致してます(笑)。
でも私には見えないのですが、忍が追い詰められるカウンセリングの時に、止めさせようとしたり、妹みたいに思ってくれて。
「大切な人」と雄太に掛けるシーンで、凛と悟と忍の3人でいる時の無邪気な表情が大好きでした。
あと、その直前に凛が「私は幸せになりたい」と訴えて、悟が泣き笑いみたいにくしゃっとさせるのも好きでした。
本人照れてたみたいですが(笑)。
あと、慶太郎とのシーンがね…大変楽しかったですよ…生き生きしていたなぁ…。
國崎馨さん
凛 役
大好きです。
台詞じゃないです(笑)。
大好きです。
マジで彼女の芝居は昔から好きで、え、共演出来るの?しかも凛なの?めっちゃ絡むけど??!!と緊張しかなかった(笑)。
本当に凛とした凛だったなぁ…。
相手に影響を沢山与えられる役者さんだと思います。
森に逃げた忍を問い詰めるシーン、人格統合を受け入れられないと訴えるシーン、その後のシーンでは1度の例外もなく涙が出ました。
彼女を見ていれば自然と忍でいられました。
そうやって渡されたものを、次のシーンでまた渡せていただろうかと、悩ましい。
でも確かに私は受け取りました。役得だったなぁ。
瀧澤千恵さん
梟さん 役
これはとても難しい役どころ。
劇団では看板女優がずっと演っていたので、どうなるのかなぁと思っていました。
ちえぞうさんは信頼しかない役者さんなので、どんな梟さんになるだろうとわくわくしていたら、まさかのアドリブ連発日替わりネタまで自ら入れるスタイル!
大先輩なのですが、そんなこた関係ねぇとばかりに遊び回ってくれました。
一緒に隠れんぼする所が大好き。
そしてやっぱり大西さんと並んで優しいお母さんだったなぁ。
音野暁さん
川野辺正 役
誰よりも多い説明台詞を誰よりも早く覚えて台本を離して稽古場に臨むその姿勢!
本当に尊敬します!
容赦なくプロンプ入れて済みませんでした…。
ちょっとしたニュアンスの違いで面白くする天才。
音野さんが正君で本当に良かったです。
テンポは軽快に、重たい話も重くなり過ぎずかといって軽薄にならず、真摯で。
あの台詞量で、自分を魅せて相手も魅せるというのは容易く出来る事じゃないと思います。
正君と雄太のコンビネーションもハマっていたなぁ。
あ、あと愛を呼び出す儀式は、ある日の稽古場で本人が突然始めて、しっとりムードの人格達を混乱と笑いの渦に陥れました。
凛 役の國崎さんがいち早く脱して真剣に語ってくれて助かった…。
岡教寛さん
長谷川雄太 役
ザ・雄太君!!
全力全開汗びっしょり!丸さんの繰り返し稽古に何度でも食らいつき、「最初からでお願いします!」と叫ぶそのストイックさ。
貴方の辞書に手を抜くという言葉はないんでしょうか。
そして深雪を包み込む優しさよ。
忍が「これまで全てを誰かに押し付けてずっと逃げてきた」と人格達を見回すシーンで、最初に雄太君を見るのですが、本当に優しい表情で頷いてくれて、あぁ、深雪は雄太のこんな所が好きなんだなぁ、と実感しました。
忍はとても背中を押して貰えたと思います。
その後、「僕は君を幸せにしてあげたい」が本当に好きでした。いやそれからの雄太君は全部好きだ。全部良い。
本当に大変な役だったと思います。
制作 ナンシー
久し振りにタッグを組みました!
やっぱり安心します。
実は妊婦さんなのですが、どうしてもやりたいと言ってくれて、全日程ついてくれました。
階段の装飾は彼女の発案。素敵過ぎる!!
制作 愛子ちゃん
ナンシーとのバディは安心しかないし、彼女の笑顔と愛には本当に癒されました。
私だけでなく、座組の皆も癒されてたみたい。
照明 仲光和樹さん
大学の時の同期なのです。
本当に10年以上振りに一緒に芝居を作りました。
「俺が成長した所見せる!」って言われたけど、本当に美しい照明でした。
真っ白な冬の森と心の中、そして深雪を当てる事に拘ったあかりをありがとう!
舞台監督 ロニーさん
大分無理を言いました…💦
そして無理に応えてくれました…!
私が出会ったのは役者同士としてだったのに、舞台監督として本当にお世話になりました。
毎日舞台の修正ありがとうございました!
演出・音響 藤丸亮さん
初めて藤丸さんの演出にお世話になりました。
何度か舞台を観てはいたのですが、やっぱり天才でした。
3度同じ作品を観て演じているから、私のイメージはそれなりに凝り固まっていて、それを突き崩すような演出の数々がもう楽しみで楽しくて。
布の演出を聞いた時はもうわくわくして仕方なかったです。
本当に外から観たくて、でもこれやれない方が絶対に悔しいから、演者で良かったと思いました。
斉藤優紀
主宰 水沢深雪 役
主宰なんで、手前味噌になるからあまり褒めるのもどうかと思うのですが。
この度の彼女の働きっぷりは神がかってました。
スタッフさんとの連絡稽古場手配衣装作成…簡単に言えば、PCを使わない仕事は全部彼女がやってました。
そして同時進行で台詞も入れてくる。
彼女の家は精神と時の部屋か何かかと思いましたね…。
深雪役に対する思い入れや気概も凄い伝わってきて、彼女の姿を見て、共演者やスタッフさんは立ち上がってくれたのだろうと。
大した人だなぁと思っていました。
副主宰に選んでくれてありがとう。
忍を任せてくれてありがとう。
この座組と芝居をさせてくれてありがとう。
そして、お疲れ様でした。
大変だったけど、楽しかった!!
振り返ってみても改めて、贅沢で素晴らしい座組だったなぁ…。
皆様、本当にありがとうございました!!
SISの皆様の事。
笹本純一さん
水沢優一郎 役
稽古に合流するのが一番最後だったのに、怒涛の追い上げでめちゃくちゃ格好良くてだからこそ気持ち悪いお父さんを作って下さいました。
深雪の耳元ではぁはぁ言ってるんですって!
最高の気持ち悪さです!(絶賛です)
普段はシャイで、とても腰の低い素敵な役者さんです。
小野宏さん
ラッキー 役
台本上では台詞は少ないけれど、とっても愛されるラッキーでした!
ラッキーの台詞、少年雄太を連れて来た時以外は全部アドリブですからね…。驚異的ですよね…。
ジャムおじさんモノマネと、メロンパンナちゃんを振られて動揺している時が最高に大好きでした!
そして密かに、本番中に美術を手直しする職人でした…本当に助かりました…。
大中小さん
少年雄太 役
この役は過去女性しかやった事なかったのに、奇跡の少年役者の大中君が見事に小学生を体現!!
何でそんなにランドセルが似合うんだ…!
髪型も雄太役の岡さんに寄せてパーマをかけてくれて、本当に可愛かったです。
慶太郎とのプロレスシーンは台本にないのを広げて、毎回稽古で変わってました。
森山光治良さん
水沢慶太郎 役
ヤンキーで面白と言えばこの人!と思ってオファーしました(笑)。
悩みながらも、少年雄太とラッキーとの乱闘シーンを作り上げてくれて、ある日の稽古場で初めてあのバイキンマンを聞いた時はそのクオリティにびっくりしました。
悟や梟さんとも目一杯巫山戯てくれて、本当に楽しかったです。
かっこいい!って評判だったなぁ。
菅原千聖さん
舞 役
三年物語以来の共演、彼女は5年振りの舞台でした。
舞をお願いして本っ当〜に良かった。
最高でした。
演出の藤丸さんをして、「舞のシーンを見て笑わないなら笑わない人が悪い」とまで言わしめる。
彼女は劇団時代に1度舞をやっているのですが、物凄いパワーアップしてました。
いきなり何だテックスって。いきなり何だこけしって。
全部意図してないと言うから、これは天才なのでしょう。
また舞台やったらいいよ。
諏訪康之さん
慈 役
諏訪さんの慈は、1度同じ役をやった事がある私には思い付かないキャラでした。
振り幅!ドMキャラのうひゃうひゃ感と、唯を守りたい気持ちと、身体の痛みは平気でも愛されない事への切なさが全部込められた複雑な人格。
雄太とじゃれ合う所も大好きだし、カウンセリングのシーンで「母は私を悪魔と罵り激しく憎んでおりました。」で興奮していたのに一転、「そこには一切の愛がなく、」という愛されたかった子供の切なさが垣間見えて、いつも袖で聞いてたのですが、本当に好きでした。
あと密かに、忍が森に逃げて隠れる時、カーテンの裏側で出会って挨拶していたのが楽しかったです。
クシダ杏沙さん
唯 役
この役も!きっとクッシーにハマる!!と優紀ちゃんと意見が一致しました。
殺陣も衣装も小道具も完璧に自分の物にしていましたね。流石です。
唯は忍が母親の虐待から逃げた事で生まれたから忍にも怒りを持っているのですが、それをお互いに昇華させるシーンがなくて。
どうにかしたいと稽古でも本番中でもずっと考えてくれて、生まれた数秒のやり取りがあります。
終盤、凛が人格統合を受け入れられないと泣いた後、部屋のカーテンを閉めるのが忍と唯で。
忍は凛をギリギリまで見ているので閉め始めるのが唯より遅くて。
その最後の数センチを唯がさっと閉めてくれたんです。
思わず見上げたら、全てを許した、訳ではないのだろうけど、受け入れてくれた唯が忍を見つめている。
次のシーンがあるお芝居じゃなかったら、忍は声を上げて泣いていたと思います。
その後押しがあって、勇気を出して凛の所へ悟より早く駆け付ける事が出来た。
次のシーンへのバトンをあんなに強く渡す事が出来る役者さんって、本当に素敵です。
このシーンは絶対に忘れられないと思います。
大西達之介さん
宮沢さん 役
本物のお父さん宮沢さん!
本読みの段階から宮沢さんはそこにいました。
あのテンション!そして天然。そして優しさ暖かさ。
ちょっとウザくて、放置されちゃうそれでもいつもにこにこしていて、でも深雪の事が心配で心配で心配で。
本当に暖かかったです。
深雪の歴史を紐解いていくシーンが私的に宮沢さんの真骨頂で、あの場にいる誰よりも涙しているのは宮沢さんなんです。
苦しみを担当した人格達、乗り越えようとする忍、受け入れられないと叫ぶ凛、全ての子供達のお父さんで、哀しみと悔いを背負って見つめてくれてました。
和泉奈々さん
希 役
この役はキャスティングに悩んで悩んで、奈々ちゃんを思い付いたらもう彼女しかいない!ってなりました。
幼くて我が儘で可愛くて一途。でも面白い。
そんな高いハードル越えられる女優さんは滅多にいない!
彼女の全力芝居は本当に希そのものでした。
可愛くて可笑しかったなぁ。
そして最後の訴え。
「それだけを信じて生きてきたの」は私の大好きな台詞で、いや、最高でした。
それから、希と忍はあまり台詞的に絡む所はないのだけど、言葉はなくても絡みに来てくれて、本当に嬉しかったです。
ちゃんと家族に優しい希だったなぁ。
丹羽隆博さん
悟 役
慶太郎役もハマりそうだけど、彼は2枚目で面白もある悟が合うと思ってました。
ちょっとカッコつけてるけど、それがどこか面白い悟で、理想的でした!
凛への想いが日に日に増していって、少々嫉妬したり(笑)。いや、悟に。
忍と悟は凛推しという点では一致してます(笑)。
でも私には見えないのですが、忍が追い詰められるカウンセリングの時に、止めさせようとしたり、妹みたいに思ってくれて。
「大切な人」と雄太に掛けるシーンで、凛と悟と忍の3人でいる時の無邪気な表情が大好きでした。
あと、その直前に凛が「私は幸せになりたい」と訴えて、悟が泣き笑いみたいにくしゃっとさせるのも好きでした。
本人照れてたみたいですが(笑)。
あと、慶太郎とのシーンがね…大変楽しかったですよ…生き生きしていたなぁ…。
國崎馨さん
凛 役
大好きです。
台詞じゃないです(笑)。
大好きです。
マジで彼女の芝居は昔から好きで、え、共演出来るの?しかも凛なの?めっちゃ絡むけど??!!と緊張しかなかった(笑)。
本当に凛とした凛だったなぁ…。
相手に影響を沢山与えられる役者さんだと思います。
森に逃げた忍を問い詰めるシーン、人格統合を受け入れられないと訴えるシーン、その後のシーンでは1度の例外もなく涙が出ました。
彼女を見ていれば自然と忍でいられました。
そうやって渡されたものを、次のシーンでまた渡せていただろうかと、悩ましい。
でも確かに私は受け取りました。役得だったなぁ。
瀧澤千恵さん
梟さん 役
これはとても難しい役どころ。
劇団では看板女優がずっと演っていたので、どうなるのかなぁと思っていました。
ちえぞうさんは信頼しかない役者さんなので、どんな梟さんになるだろうとわくわくしていたら、まさかのアドリブ連発日替わりネタまで自ら入れるスタイル!
大先輩なのですが、そんなこた関係ねぇとばかりに遊び回ってくれました。
一緒に隠れんぼする所が大好き。
そしてやっぱり大西さんと並んで優しいお母さんだったなぁ。
音野暁さん
川野辺正 役
誰よりも多い説明台詞を誰よりも早く覚えて台本を離して稽古場に臨むその姿勢!
本当に尊敬します!
容赦なくプロンプ入れて済みませんでした…。
ちょっとしたニュアンスの違いで面白くする天才。
音野さんが正君で本当に良かったです。
テンポは軽快に、重たい話も重くなり過ぎずかといって軽薄にならず、真摯で。
あの台詞量で、自分を魅せて相手も魅せるというのは容易く出来る事じゃないと思います。
正君と雄太のコンビネーションもハマっていたなぁ。
あ、あと愛を呼び出す儀式は、ある日の稽古場で本人が突然始めて、しっとりムードの人格達を混乱と笑いの渦に陥れました。
凛 役の國崎さんがいち早く脱して真剣に語ってくれて助かった…。
岡教寛さん
長谷川雄太 役
ザ・雄太君!!
全力全開汗びっしょり!丸さんの繰り返し稽古に何度でも食らいつき、「最初からでお願いします!」と叫ぶそのストイックさ。
貴方の辞書に手を抜くという言葉はないんでしょうか。
そして深雪を包み込む優しさよ。
忍が「これまで全てを誰かに押し付けてずっと逃げてきた」と人格達を見回すシーンで、最初に雄太君を見るのですが、本当に優しい表情で頷いてくれて、あぁ、深雪は雄太のこんな所が好きなんだなぁ、と実感しました。
忍はとても背中を押して貰えたと思います。
その後、「僕は君を幸せにしてあげたい」が本当に好きでした。いやそれからの雄太君は全部好きだ。全部良い。
本当に大変な役だったと思います。
制作 ナンシー
久し振りにタッグを組みました!
やっぱり安心します。
実は妊婦さんなのですが、どうしてもやりたいと言ってくれて、全日程ついてくれました。
階段の装飾は彼女の発案。素敵過ぎる!!
制作 愛子ちゃん
ナンシーとのバディは安心しかないし、彼女の笑顔と愛には本当に癒されました。
私だけでなく、座組の皆も癒されてたみたい。
照明 仲光和樹さん
大学の時の同期なのです。
本当に10年以上振りに一緒に芝居を作りました。
「俺が成長した所見せる!」って言われたけど、本当に美しい照明でした。
真っ白な冬の森と心の中、そして深雪を当てる事に拘ったあかりをありがとう!
舞台監督 ロニーさん
大分無理を言いました…💦
そして無理に応えてくれました…!
私が出会ったのは役者同士としてだったのに、舞台監督として本当にお世話になりました。
毎日舞台の修正ありがとうございました!
演出・音響 藤丸亮さん
初めて藤丸さんの演出にお世話になりました。
何度か舞台を観てはいたのですが、やっぱり天才でした。
3度同じ作品を観て演じているから、私のイメージはそれなりに凝り固まっていて、それを突き崩すような演出の数々がもう楽しみで楽しくて。
布の演出を聞いた時はもうわくわくして仕方なかったです。
本当に外から観たくて、でもこれやれない方が絶対に悔しいから、演者で良かったと思いました。
斉藤優紀
主宰 水沢深雪 役
主宰なんで、手前味噌になるからあまり褒めるのもどうかと思うのですが。
この度の彼女の働きっぷりは神がかってました。
スタッフさんとの連絡稽古場手配衣装作成…簡単に言えば、PCを使わない仕事は全部彼女がやってました。
そして同時進行で台詞も入れてくる。
彼女の家は精神と時の部屋か何かかと思いましたね…。
深雪役に対する思い入れや気概も凄い伝わってきて、彼女の姿を見て、共演者やスタッフさんは立ち上がってくれたのだろうと。
大した人だなぁと思っていました。
副主宰に選んでくれてありがとう。
忍を任せてくれてありがとう。
この座組と芝居をさせてくれてありがとう。
そして、お疲れ様でした。
大変だったけど、楽しかった!!
振り返ってみても改めて、贅沢で素晴らしい座組だったなぁ…。
皆様、本当にありがとうございました!!