嵐結成記念日おめでとう♡

 

妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

 

「・・・もう!暑っっ!」

 

纏わりつく、少し体温低め、けれど夏の日に湯たんぽは不要よ?!

 

・・・なんて叫びたくなるような存在が俺を包み込んでいる不快感(ごめん)に目覚めると、ブラインドから差し込む夜の光は薄くなり、間もなく夜明けだと伝えてくれることに気づく。

 

衣服は身に付けずにお互い横臥位で、抱き合う形・・・俺のために曲りなりにもクーラーを点けてくれたJが暖を求めて俺を抱き込んだんでしょうね。

 

左の肩口に置かれたJの顎、顔を寄せて頬を当てると、ザリザリと感じる髭の存在・・・ふふ、俺だって人のこと言えないよね・・・薄いとはいえ髭は生えるもの。

 

映画撮影の影響で少し短くなった髪の毛、メッシュも入っていない黒髪を後頭部の方から・・・手が動く範囲で撫でる。俺は右肩下にした横臥位だから自由になるのは左腕1本なのよ。

 

「ん・・・?」

 

眉間に少し皺を寄せて抗議の声を上げたJが可愛い。

 

室温は寝る前にJが吟味に吟味を重ねて27度設定。

 

これでも進歩した方よね?暑くないって聞かなくて、1人寝の時にはクーラーナシで寝ていた時代を俺は知ってる。本人が気づかない内に熱中症になる可能性だってあるのに。

 

・・・Jのバカ!最近はあまり会えないんだから、一緒に居る時間は濃厚に過ごしたいのに。

 

もう少し設定温度を下げて、抱き合うとか、バックハグしてもらって眠りたいの!でも、27度じゃ俺が暑いし寝苦しいしで無理なのよ!

 

だから・・・Jが眠った隙に設定温度を25度に下げたことは内緒・・・ね?こうしておけばJの方から・・・こうやって抱き締めてくれるって知ってる。