CK One Calvin Klein EDT 1994年

調香師 Alberto Morillas, Harry Fremont

メインアコード
・シトラス
・グリーン
・フローラル
・ウッディ
・ムスキー

持続力
★★☆☆☆ 短め

拡散力
★★★☆☆ 普通

ノート
トップノート
レモン ベルガモット パイナップル オレンジ パパイヤ グリーンノート ピスタチオ

ミドルノート
ナツメグ オリスルート バイオレット ジャスミン ローズ レッドリップバレー フリージア

ラストノート
ムスク サンダルウッド シダーウッド オークモス グリーンティー アンバー


メインの香料 目立つ順に
レモン グリーンノート ベルガモット ムスク パイナップル

年齢
10代〜上は何歳でも

季節
春夏向き

時間
日中向き
オフィス・学校使用可能

こんな人におすすめ
・爽やかなシトラス香水が好きな方
・初めてユニセックス香水を買う方
・フローラルの香りが好きな男性
・夏向きの香水を探している方
・スポーツ・ジム用の香水を探している方

ユニセックス香水を世に広めた歴史的名香!
アラフォーは懐かしくて涙するかも?!

今もなお色褪せない、スーパーロングセラー
シーケーワン

80年代はイケイケ時代。
高度経済成長やバブルの恩恵を受け、香水もシャネルのココ、ディオールのプワゾンといった色気ムンムンのスパイシーで濃厚な香りがヒットしました

90年代初頭、バブルがはじけイケイケから一転、時代はエコに
香水も時代の影響をしっかりと受けて爽やかな香りがヒット
香水のユニセックスという概念も広く知れ渡ります

その立役者こそ
CK One!!

改めて、、、
こんなにたくさんの香料が複雑に調香されていたんですね!!その数20種!


トップノートはレモンとベルガモット全開!!
苦味もあり皮まで感じられる酸っぱさはリアル!
パイナップルの甘さがなかったら本当に酸っぱい。
グリーンノートとピスタチオも加わり、だいぶ男性的な始まりです

でもすぐにトップノートは去り、ふんわりフローラルが現れます
(トップノートとミドルノートは香りが異なりますのでトップノートで即決しないでね)

シャープなシトラスから随分優しくなりました。
リリーオブザバレー(スズラン)とジャスミンがトップノートのグリーンノートに溶け合います


そしてムスクがどんどんフローラルを包み込み

ラストでは石鹸のようなムスクとウッディな香りが肌に残りました

レモンパイナップル→フローラル→ウッディムスクといった香りの変化でした


思い出がいっぱい詰まった大好きな香水ですが、、、

持続力が短い!!
トップノートからラストまで超駆け足!!
2時間くらいしか私の肌では持ちません

なのでスポーツシーンでボディスプレー代わりに使っています

広告は

ケイト・モス!!!
ぴったりドンピシャ過ぎて震える!!

スキニーで棒のような体はまるで少年のよう
そしてあどけない少女の顔立ちに
思いっきりセクシーなポーズ

そうです、この香水は
男であり、女であり、少年であり、少女でもあるのです

ぴったりやないか。若かりし頃のケイトモス!!

One(1)と名付けられながら
男でも女でも、少年少女でも大人でも「みんな」が使えるこの香水は

『香水の民主化』という革命を起こしました




そんな歴史的名香を産み出し、大躍進したカルバン・クラインですが

幸か不幸か『香水の民主化』のために
低価格化を招くきっかけとなった香水でもあります

そしてカルバン・クラインのブランド自身も
香水・下着・ライセンスシャツの流通によりブランド価値は(庶民派ブランドへ)低下することになるのでした

さて、話は戻り
Oneと名付けられながら、老若男女みんなが使えるこの香水

なぜoneという名前になったのでしょう

もしかしたら
一人で香りの深みを愉しむものでなく
周りのみんなが心地よくなれる

民族、年齢、性別を越えて
みんなで1つ(One)になろう

というOneだったのかもしれませんね