緊急事態宣言が出されるほど、緊迫した局面を迎えた北海道。
これ以上の感染拡大を防ぐため、感染しないため、
あるいは、自分が感染源とならないように極力、外出を避けるようにと。
多くの人々が、自分が感染しないようにとの対策はもちろん、
知らないうちに自分が感染源とならないように、気を使っている。
そんな中、北海道から、千葉のディズニーランドへ遊びに来たというバカップル。
何のために、北海道知事が全責任を持つと言って、緊急事態宣言を出し、
不要不急の外出を避けるように呼び掛けたのか、
彼には全く通じていないのか。
症状がなくとも、自分達が既に感染していて、
千葉県、関東近県のみならず、世界中から多くの人々が集まるデイズニーランドに行って、
感染を拡大させてしまう可能性があるとは全く考えなかったのか。
デイズニーランドはもちろん、感染拡大防止のため、閉園している。
ニュースも全く見ないのか、そんなことも知らずに、調べようともせずに、やってきた若者たちは
テレビの中で「被害者」みたいな顔をして、へらへら笑っていた。
こういう若者たちが「加害者」となって、感染を拡大させている。
亡くなった人の苦しみや、その親しい人々の悲しみなども知らずに。
ある意味、殺人にも等しい。
韓国で感染を拡大させた宗教団体の教祖や関係者が
「殺人罪」で訴えられるというニュースを流れていたが、
その気持ちが分からないでもない。
大切な家族を失った被害者からすれば、まさにそういう気持ちだろう。
もちろん、思慮の浅い、想像力の欠如した人間は年齢にかかわらずいる。
クルーズ船から下船した人のうち、
対して、不要不急の外出は避けるようにと言われたていたにも関わらず、
下船当日とその翌々日にさっそくスポーツジムを利用した人の感染が確認された。
もちろん、長い間、船の中で苦労していたので、出てきてから自由にしたい気持ちは理解できる。
「感染はしていない、安全だ」と言われていたのだから。
しかし、その後、感染が判明しても、利用したジムに連絡せず、
さらに、ジムからの問い合わせにも、感染の事実を隠したことは、理解に苦しむ。
身勝手、無責任にもほどがある。
ジムの他の利用者に感染が広がる可能性があるのだから、本来なら、
感染が分かった時点で、早急にジムに連絡をして、消毒などの対応をしてもらうべきだった。
ジムから保健所の方に確認し、感染が発覚し、その後消毒が行われたようだが、
その人が隠していた間に、ジムを利用した他の人々に感染してしまった可能性もある。
ジムでは利用者がはっきりとわかっているからまだよい。
その人が他に食事や、買い物などで訪れた場所では、そのことを把握していないだろうし、
そこで接触した人となると、どれほどになるのか。
もちろん、クルーズ船の下船者が全て、そのような分別のない、無責任な人ではない。
万一にでも自分も感染していて、他人に感染させてしまったら・・・・・と思われた思慮深い方々は他人と接触しないよう、外出もせず、自ら不自由な生活を送ってくださっている。
それには本当に感謝するしかない。
皆が皆、そのように、自分が感染者かどうかにかかわらず、お互いに感染しない、感染させないと気を使って生活していれば、それほど大きく拡大はしないはずである。
先日、マスクもせず、口元も覆わず、激しくせき込んでいる人が普通にスーパーで買い物をしていた。
顔を背けるようこともせずに、直接、人や野菜やむき出しの総菜などにも咳をかけていた。
レジで人のすぐ後ろに並び、50cmもないくらいの近距離から前の人の後頭部から背中に向かって激しく咳を飛ばしていた。
自分は新型コロナではないし、咳をしたくらいで、うつらないと思っているのだろう。
(もちろん、感染症でなくとも、人や商品に直接つばをとばすのは絶対にダメだが)
症状が出ていてすら、これほど想像力の欠如した、無分別なひとがいるのだから、
症状が出ていない人なら、なおさらかもしれない。
自分には関係ない、自分は大丈夫と、「根拠のない自信」をもった人が
自分は症状が出ずに、感染者だと気づかずに、
恐ろしい「スーパースプレッダー」になってしまうのだろう。
自分の無分別な行動で、多くの人に感染が広がり、人が死んでいるかもしれないことに気づかずに。
特に若い人たちは、たとえ感染したとしても、
「死ぬのは持病を持った高齢者だけ。若い人間は症状が軽いから大丈夫と
高を括っているかもれしない。
でも、少し想像力を働かせてほしい。
万一、感染したら死ぬかもしれない、持病を持った人達の恐怖を。
そして、その人が死んだら、悲しむ周囲の人たちのことを。
死ぬのは、自分や友人の両親かもしれない、祖父母かもしれない。
悲しむのは自分かもしれない。
苦しむのは自分の大切な人たちかもしれない。
自分は全くの無症状だし、危険な場所には行っていないから感染していないし、
大丈夫だと、自信のある若い人でも、
もうすでに、自分の体にウイルスがまとわりついている「かもしれない」と想像し、
万が一にも自分が媒体となって、ウイルスを運び、感染を拡大させてはならないという
意識をもって行動してほしいものだ。