その日は平日で、土曜日の外来のように座る場所がないほど混み合っていないのですぐに呼ばれそうだったニコニコ
その病院は、予約なしで来院順で呼ばれるので突発的な仕事が入って行けない時もキャンセルの電話もいらなくてありがたかった。

程なくして予想通り名前が呼ばれ、中に入るといとうあさこ似の看護師さんが先にエコー検査をするのですぐ隣の部屋に入ってと声かけをしてくれた

ズボンを脱ぎパンツを下ろし、産婦人科特有の回転しながら足を広げる椅子に座る真顔
椅子は小さなペーパーが引いてあるけれど、このペーパーから大事なところがはみ出てしまう人がいるのではないかといつも心配してしまう。


待機していたいとうあさこ看護師がペダルを踏み、ゆっくり回りながら乗降し始める。そして椅子が上がりきって下半身が露わになり少し落ち着かずそわそわしているうちに担当医が入って来た。

はーい、今から入りますよ、と言う頃にはグイグイと機械を体の壁面に押し当てていた。なんだか痛いなぁと思っているとも今から押されるよーと、明らかにワンテンポ遅れて、つぎの予告をしてくれていた。なんだかだるそうな、女医の声。そしてそのまま無言で左右に振り、臓器の様子を探っている真顔真顔真顔

ドクターは、右の卵巣からもうじき排卵するんじゃないかな。と言って機械を抜き取り手袋を脱ぎ捨てて、結果は後でと言いながら部屋から出て行った。

遅れて私も逆回りにゆっくり下降した内診台から降り立ち、さっき脱いだ下着とズボンをそそくさと履き、となりの診察室に移動した。

続くキョロキョロキョロキョロキョロキョロ