私は普段酒がほぼ飲めないのですが


私の親友で1人、この人となら何故か酒をずーーーーっと一緒に楽しみながら飲める不思議な人間がいまして


この人と飲むと何故か悪酔いしないし、ずっとずーーっと飲める


そんな親友が唐突に


神様が喋りかけてきた


って言い出したのです。




もともと好きだった神社に参拝に行ったらやたら神様が喋りかけてくるって



は?



もともと霊感が強い親友だったけど、本人どんな怖い心霊体験しても自分には霊感が無いとかいう神様も霊も信じない人間だったはずなのだが



そんな彼女が神様が喋ってくる神社に一緒に行って確認してほしいと言うので私も行ってみる事にした。


その行く日の待ち合わせは何故か早朝6時


早すぎるやろ


でも素直に5時に目覚ましをセットして朝を向かえた



5時に目覚ましが鳴り響く。


もちろん眠すぎる。

いつもは8時過ぎに起きてる人間に5時は早すぎる。


もうちょっとだけ寝ようって思ったら


オッサンみたいな声で



【気を練れ】


は?

何?


【気を練れ】


え?

誰?


眠気を抱えたまま目を開けることも出来ない私の頭に不思議な声が木霊したのでした。


気を練る?

何それ


私の好きな漫画家の江川達也先生の作品にワンゼロナインという作品があって、それにも気を練るっていうシーンがある。


それの事かな?

と江川達也先生の漫画を思い出し、胸のあたりの光を反時計回りでぐるぐる回すイメージをした。


【反対反対!】


そうするとまた不思議な声が聞こえた


え?反対?


じゃあこっちか


そう思い今度は時計回りにその気みたいなものを回すイメージをした。


ぐるぐるぐるぐる回してたらジワジワ目が覚めてきてけっこうスッキリ起きる事ができた。


なんだか不思議な体験だな。

あの神社の神様が起こしに来てくれたのかな?

やべーな


とか思いながら服を着替えようとしたら


【なるべく白くてヒラヒラしたのを着てきてほしい】


と今度は女の人の声が聞こえた。


えっ?

なになに?


服指定?


白くてヒラヒラ?


注文多いなと思いつつ、エプロン形の重ね着白ワンピを着てみた。


これじゃ無いだろうな

求められてるの


そう思いつつ準備が整いその神社まで車を走らせた。


続く