ジャパニーズ・ホラーの第一人者たちがその才能を結集し、ハリウッド映画として世に放つスピリチュアル・スリラー『シャッター』。本作で、オーディションの末にストーリーのキーとなる役を射止め、ハリウッドデビューを果す奥菜恵は、悲しい運命をたどる女性・メグミを演じながら「みんなが理解できる気持ちだと思う」と自身の恋愛観も交えて役どころに共感する。今回のハリウッド映画出演を機に、女優としてまた新たな一歩を踏み出した彼女の現在の心境に迫った。

◆ハリウッド映画で示した唯一無二の存在感
 フジテレビ系『世にも奇妙な物語』の数々のエピソードを演出して人気シリーズに仕立て上げ、今やジャパニーズ・ホラーの第一人者として知られる落合正幸監督と、『リング』『呪怨』などを手掛け、ジャパニーズ・ホラーブームを世界に広めた一瀬隆重プロデューサーが、アメリカ人スタッフとともに全編日本ロケで製作したハリウッド映画『シャッター』。仕事とハネムーンを兼ねて日本を訪れた新婚夫婦に襲い掛かる“復讐劇”を描いた本作で、キーパーソンとなる役を演じるのが、『呪怨』(2002年)『犬神家の一族』(2006年)などホラー、サスペンス映画でも活躍する奥菜だ。今回のハリウッド・デビューでの女優としての意識変化が気になるところだが、彼女自身は平然と答える。

「ハリウッドの作品である事に変わりはないけれど、監督も日本人で日本ロケだし、ハリウッド映画という実感はなかったんです。通訳もいてくださったので、共演者とのコミュニケーションも困る事はなかったですし。普段と変わらずでしたよ」

 ハリウッド作品ならではの苦労話も特に思いつかないと語る奥菜。ただし、役作りに関しては妥協を許さない姿勢を貫き、とことんこだわった。それを証明するかのように、セリフこそ少ないものの、唯一無二の圧倒的な存在感をスクリーン上で放っている。



年を重ねてもかわいいよなぁ

藤田さんからいくらくらいもらったんだろう

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