週末に自分のトレードの振り返りをしていたが、不甲斐ないトレードばかりであった。

反省をしていると、ふとこの本のことを思い出し、ブログに記すことで頭を整理したい。

 

この本を読んだのはかなり前になるのだが、個人的にはかなり印象に残っている。

 

トレードの手法が具体的に記されているわけではなく、リバモアの生涯が描かれていて

単純に伝記として面白かった。

 

今とはかなり時代が違うのだが、トレーダーとしての姿勢や考え方は非常に参考になる部分があった。

特に印象に残ったのは以下の3点。

 

①株価の黒板書きの仕事をしながら独自にティッカーテープを読んで、相場の動きを観察。

 

②ピラミッディング

 

③投機すべきライン、つまり最も抵抗の小さいところを結んだ一筋の線(最弱抵抗線)

 

 

①に関して、リバモアはティッカーテープから常にチャートをイメージし、相場に参加しているトレーダーの心理を

読んでいたことがわかる。これは、現代の相場についても非常に参考になると思う。漫然とチャートを見るのではなく、自分なりにあれこれ想像しながら監視していきたい。他人の恐怖や欲望が自分の利益になることを常に意識する。

 

②については、リバモアはトレンドに追従するのが得意だったようだ。

『ポイントは、いかに安値で買うかとか高値で売るかというようなことではなく、いかにして最適のタイミングで売買するか、ということだ。』と記されている。超短期のスキャルピングには100%当てはまらない部分もあるが、大きな波には逆らわない方が良いのは明白である。トレンドに逆らわず、さらに最適なタイミングを見極めていきたい。

 

③は非常に印象に残ったワードである。

『重要なのはその取引の時点での投機すべきライン、つまり最も抵抗の小さいところを結んだ一筋の線(最弱抵抗線)を見極めることなのだ。また、その線が明らかになるまではじっと待つということも重要だ。』と本書には記されている。

この最弱抵抗線については、これ以上詳しい解説は記されていない。しかしその分、読み手の想像を掻き立てられいろいろと想像することができた。

抵抗があるということはどういうことか?小さな抵抗を抜けると、相場参加者はどう感じ、どうリアクションするのか?

また、『その線(最弱抵抗線)が明らかになるまではじっと待つということも重要だ』これは今の自分に最も欠けているスキルで、明確な抵抗が見えない=相場参観者が少ない?相場に方向感がない?ということは、抵抗っぽいところを抜けても走らないのでは・・・?

 

想像は尽きない。

 

これを書いているうちにまた読みたくなってきた。

 

まだ未読の方でご興味のある方はぜひ読んでいただきたい。