前回のブログアップから早1ヶ月以上が経った今、2週間前までは、香港でのコロナウィルス感染状況は落ち着きと改善が見られていましたが、海外に留学している香港人や旅行に行っていた人たちの帰国と共に、感染者数が一気にまた増え始めました。

 

1日あたりの感染者数が今までを上昇り、今度こそは本当に緊急状態に。

 

世界中でもイタリアやスペイン、イギリス、アメリカなど、各国でおそろしい状況になっていて、毎日コロナのニュースで脳内が埋め尽くされています。。。寝ても起きてもコロナが気になってしょうがない。。。職種上、気になるのはしょうがないのかも知れないですが。

 

 

 

そんな中、昨日うちの会社も、在宅勤務できる人は在宅勤務しましょう、という指示が下りました。

昨日は有給を取っていたので、今日はチーム全員揃って明日から2週間半の在宅勤務に向けてそれぞれ用意をしました。

 

 

コロナ騒動が始まって、毎日毎日不安で、オンラインクラスについていけない次女にイライラする毎日を送っていましたが、家族でいる時間が以前と比べ物にならないほど増え、それはいいことだな、と感謝しています。

週に2回ほど家族と愛犬とハイキングに行ったり、今まではほとんどしていなかったようなことをこの2ヶ月定期的にしており、娘たちもそれはすごくうれしそうにしています。

 

 


 

どうしても会社に行かなくてはいけない時は行くかも知れませんが、買い出しや大事な用事以外はなるべく外出せずに、この期間を使って、今まで忙しさの中で忘れてしまっていたベーシックなことに目を向けて行こうと思います。

 

 

 

①自分自身と向き合うこと → 自分に取って何が大切なのか、一度軸の位置付けをし直す。

②娘と向き合うこと → 彼女たちの心に耳を傾ける、一緒に過ごす時間を大切に。

③生活ペース、スピードを下げること → 家で過ごす時間が俄然と増えるので、ひとつひとつのことを丁寧にしてみる。

 

 

 

そして物理的には

 

①キッチンや冷蔵庫にあるストックを使い切ること → 多分野菜と果物とパン以外、1週間以上買い物しなくても大人4人、子ども2人、犬2匹食べていけるくらいのストックがある。香港は買い占めは改善されて、スーパーでも棚が空になることはなくなったので、必需じゃない食料は買いだめしない。

 

②家の整理や断捨離 → 少し前にやったのですが、家の中を観察して、もっと暮らしやすいようにしたい。

 

 

 

と色々やりたいこと、気にかけたいことがあります。

 

 

「在宅勤務」なので、仕事は一応やらないといけないので、休暇と勘違いしないように気をつけながら(笑)、大切にこれからの2週間を過ごしたいものです。

 

 

 

 



1ヶ月以上ほとんど自宅、オフィス、ハイキング、スーパーしかいなくて、外食も数回のみ。

そんな中、髪の毛が気になり始め、今日自分なりの完全防備で行ってきました。
サングラス、マスク、クレベリン。

やっぱり何週間も街に降りないのは、案外大丈夫じゃんって思ってたけど、結構限界が来たのかも。

カラーのリタッチと、私の髪質に前回お薦めされた、酸性トリートメントなるものを試してきました。
サラサラでめちゃいい感じです。





どれくらい持続するか楽しみです。



そんなこんなで医療通訳としてスタート切った私。

 

(Part 1はこちら:https://ameblo.jp/ninaoneheart/entry-12575440503.html

 

 

それはそれは楽しく病院の日本語サービススタッフ、通訳として働かせていただいていました。

 

 

仕事始めたばかりの時は、ちょうど毎年うちの病院に来てくださる日系企業のお客さんのスタッフ健康診断の時期で、その予約、通訳などを務めつつ、他の個人の妊婦さんの検診や赤ちゃん、小さいお子さんの小児科検診や予防接種。



 

患者さんのサポートと通訳以外にも、日本語のトドラー・ベビーグループやマ日本語タニティークラスのお手伝いも少しさせていただいたり、西洋医学、医療、という初めて触れる分野での業務はとても興味深く、すごく勉強になり、その過程は想像を超えるくらい楽しいものでした。

 


 

先生方も病院の同僚も親切な方ばかりで、わからないことは丁寧に説明してくれたり、専門用語を一緒になったグーグルしてくださったり。

 


患者さんも良い方ばかりで、待ち時間にお話しをしたり、子育てや妊娠中のことをシェアし合ったり。

 




 

自分の得意とすること(語学)で、はっきりとした形でひと様の役に立てて、同時に色々知識も増えて行く、という、満足度が非常に高くてまさに夢のような仕事でした。

 

 

その傍ら、週末は以前から教えていた小学生の子たちに日本語を教えていましたが、こちらはそのうち仕事と家のバランスが取れなくなり、そのうち辞めることにしたのですが良い経験でした。

 



 

このように8ヶ月ほど通訳として働いていた頃、当時の上司から「フルタイムになる気はないか」、と聞かれました。

ビジネスチームのアシスタントマネージャーとマネージャーが辞めてしまった時で、人を探していたのです。

 


 

そのころはパートタイムで通訳をしていたとはいえ、かなりの時間を仕事に費やしていたので体もまた働くことに慣れてきていて、プライベートでも実は色々ありまして、自分自身や将来のことを考えると、フルタイムで働くのも悪くないかも、と思い、企業顧客への健康診断プランの契約を主とした事業内容のアシスタントマネージャーとして雇ってもらうことになりました。

 



ただ通訳業務が私のパッションでしたので、バックアップで以前からお願いしていた他の通訳さんが入れない時は、引き続き私がやらせてもらう、ということを前提で。

通訳業には多かれ少なから携わっていたい、というのが私の希望でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ここ1ヶ月ほど、香港は新型コロナウィルス騒ぎで大変なことになっています。

 

中国だけですでに7万人以上の感染者が出ており(毎日数千人から万を越す感染者数は毎日更新中)、香港も旧正月(1月25日)ごろからじわじわと、平均1日2人の割合で感染者が増えていっている状況で、今日で合計64名の感染者が出ています。

内2名死亡、2名は無事退院しているそうです。

 

 

幼稚園から大学まで全て旧正月休み明けの2月上旬から閉鎖隣、初めはは3月から開校する予定だったのが、先日教育局から新たに、3月16日より前に開校はない、と発表がありました。

 

 

個人的には3月中旬からの開校も延期となると思っています。

 

 

 

学校閉鎖の中、生徒は学校に行けなくとも、授業は停止しないぞ!という学校が多く(当たり前だとは思いますが)、メールで親に宿題やワークを送ったりしているようで、インターや私立校ともなると、オンラインで授業があったり、学校側が授業で子どもたちに使わせているネット上のプラットフォームを活用して、お家からログインして、そこで宿題や知らせをチェックしたり宿題を提出したりしています。

 

 

 

しかしなぜ香港の人々がコロナウィルスでここまで騒いでいるのか?

感染者は今現在64人で、インフル患者より断然少ないし死亡率も低いそうですが、なぜ?

 

それは、今回の新型コロナウィルスは中国の武漢が発症の地ですが、とにかく感染力が強力なのだそうです。毎日すごい数の感染者を更新し続けていますが、発表されているだけで7万人越えなので、本当はもっともっといると思います。

それと13年前である2003年に、香港はSARSコロナウィルスで286名の死者を出していたからなのでしょう。当時は多くの医療関係者も亡くなりました。

その頃私は日本領事館に勤めており、蔓延防止のために、館ではスタッフを2グループに分けて、1週間交代で出勤させたのを覚えています。今のように、出かける時は必ずマスクをして、エレベーターのボタンを押すのも怖くかったのを覚えています。

 

 

そんな経験があった香港なので、今回は大変な騒ぎです。

マスクはとっくの昔に完売されてしまい、巷でマスクが購入できず、あってもものすごい高額だったり(1枚500円とかざら)、ネットでいろいろ検索してようやく見つけたり、消毒液や手洗いソープもどこにも見つからない状態で最悪な状態です。

幸いなことに、うちは旧正月の時に日本のお友達にお願いして、日本からマスクを送ってもらったのでマスクを探すことに注ぐ労力を免れましたが、お年寄りが噂を聞いて、マスクを購入するために薬局の前に夜中から並んだり、マスクがあまりに高価なので、貧困家庭では娘が使ったマスクを父親が更に3日間使った、という話も聞きました。

 

 

マスクや消毒液が入手できないのはまだ理解可能でしたが、しまいにはトイレットペーパーやお米もずっと売り切れ状態となり、

 

 

 

戦争か?!!

 

 

 

香港人落ち着け!!!

 

 

 

 

と思いましたが、人というのは「無くなるかも」と思うと非常に不安になる生き物らしく、私も家にまだあるのに、友人から「OOのスーパー、1時間前はまだトイレットペーパーいっぱいあったよ!」と聞いて慌てて車出して行ったり、偶然トイレットペーパーを箱から出していたスーパーにいた時も、行列に並んで買ったり。

お米を見るたびにあわよくばと、10kgのものや8kgのものも躊躇なしに購入し、先日は日本の無洗米を見かけ、2kgで$200近くするのについ2袋買ってしまいました。

うちは人間が6人に犬が2匹いて、お米の消費がとにかく早い。

今は外食もほとんどしないので、10kgのお米が2週間くらいでなくなるスピードです。どんだけ食べてるのか?!って話ですが。(笑)

 

 

そんな状態が1ヶ月近く続いた中、ここ1週間くらいでようやく以前と比べると比較的消毒液やマスク、お米も少し手に入りやすくなったようです。(トイレットペーパーは家に山積みになっているので見ていない)

 

 

 

コロナ騒ぎが始まってからは、公務員は緊急対応スタッフ以外は強制的に自宅勤務となり、多くの会社もスタッフに自宅勤務を要したり、自宅勤務を許可しているようです。

なるべく人混みに出ないのが一番の対策ですので、うちのチームのスタッフも一人自宅が遠いので、週に2回しか会社に来ていません。

 

 

 

 

私は、と言うと、幸い私の属するチームも出勤日や出勤時間がフレキシブルになったので、毎朝次女のオンラインクラスを終えてからお昼近くの出勤、そして大体定時の5時から6時くらいに帰宅し、夕飯の前後にまた彼女の宿題を一緒にやる、というのが日課になっています。

ただ、頑張ってこれを繰り返してても宿題が終わりません。

次女の集中力が続かないというのと、めっちゃマイペースにゆっくりゆっくり書いたり、何度も消して書き直したりする性格。

1つの宿題終わらせるのに1時間近くかかったりもします。。。

1つ、2つやらせるので精一杯。。。

 

 

次女は日本でいうと小学校1年生で、こちらではイギリス系のインターに通っているので、Year 2になります。

もともと飲み込みは長女と比べるとだいぶゆっくりで、でもインターでまだ低学年なので学校からもプレッシャーないし、みんなゆるゆるだし、私もフルタイムで働いていたので勉強のことは全て学校に任せていました。

 

 

それが今回の学校閉鎖となってから、オンラインのワークをやらせてみると、大体彼女の弱みや強みが少しずつわかってきました。

読み書きや算数も追いついていくのに大変なレベル。。。

 

 

もうため息ばかり出て、最後の方になってくると怒鳴ってしまう自分がいて情けない。。。

 

 

 

 

前置きがものすごく長くなってしまいましたが、私が結局書きたかったのは、今香港と香港にいる人々が置かれている状況をお話しすることではなく、過去3週間ほど、毎日半日の出勤と子どもと過ごす時間、家で過ごす時間が長くなった中でふと感じたこと。

 

それは何かというと、うちの子ども達はまだ幼い。8歳と6歳。

過去2年、フルタイムになってからというもの、子どもと、向き合う時間、一緒に過ごす時間が断然短くなった中、このような形であるのは残念だけれども、ここまで向き合う機会を与えられて、ありがたい。そう感じました。

 

 

子どもが幼年期、少年期の途中までは、本来はこれくらいの仕事量でこれくらいの時間を子どもや家族と過ごすのが自然なのではないか?

なんとなく自分が母としての本来の姿をまた少し垣間見れた気がしました。

 

 


コロナが、今のところまだじわじわでと、ではありますが蔓延し始めている中、街中に出かけるのも極力控えていて、子ども達を連れて出かけるのはハイキングとスーパーのみという生活範囲がものすごく狭まっていて、宿題に対するストレスも半端ないですが、早くこの状況に収拾がついて学校が再開するまでに期間、子ども達といつもより多くの時間を共にできるこの贅沢を満喫しようと思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5年ぶりの投稿です。

 

 

当たり前ですが、この5年間、いろいろな変化がありました。

 

 

 

一番大きいのはフルタイムでまた働き始めたことでしょうか。

 

 

 

確か2016年の秋にこちらの某日本語学校で研修を受け、2017年から晴れてパートタイムの日本語教師としてまた仕事を始めました。

週に2日ほどの1日1クラスのみの出勤で、子どものこと、家のこととバランスを取りながら、再び「働く」、「人と関わる」、「社会と関わる」ということにまた身を置いて行きました。

 

 


途中からは知人の紹介で、プライベートでも日本語小学生の女の子と小児科医の先生家族に日本語を教える機会もいただきました。

日本語を教える楽しさ、大変さ、学び、それと久しぶりに自分の力でお金を稼げることで、長いこと仕事をしていなかった間、知らず知らずに喪失していた自信も少しずつ戻ってきたようでした。

 




 

そんな中、同年の夏の初めに私が今勤務している病院で日本語通訳を務めていた方から連絡が来ました。

 

 

ちょうど東京滞在中で、今後、私はもしかしたら日本語教師としてキャリアをつんでいくのかしら、と自分の中ではあまりピンと来なかったことを、子どもから解放された時間の中で漠然と考えていました。私に唯一与えられたチャンスを、大事に育てて行くべきなのだろう、と思っていたわけです。

 

 

その方からの連絡はメッセンジャー電話で来ました。

 

普段はメールなのに、電話?何だろう?!と不思議に思って出た電話の内容は、彼女が来月退職するのでパートタイムで病院の日本語医療通訳をしないか、という質問でした。

突然のことですごくびっくりしましたが、今まで想像すらもしていなかったオファーに私は食いつきました。(笑)

 



 

以前もワークショップやセミナーの通訳、出産してからも時折フリーランスで通訳の仕事を請けてきており、通訳、という仕事は私の中ではライフワークだと思えるくらい大好きだったからです。

 

 



そして帰国後、話しが進み、その病院でパートタイムとして雇ってもらえることになり、7月からその病院でジャパニーズサービススタッフとしてスタートを切ったわけです。医療通訳なんて経験もないけど、仕事をしていく中でいろいろ学んでいくから大丈夫、という前任の言葉を胸に留めて。

 



 

通訳は大好きだったし、この病院にもすごく良い印象を持っていたし、何よりもまた新しい分野に触れて新しいことを学べる良い機会に恵まれ、私はとても興奮していました。