変形してしまったリングの
お直しのご相談をいただきました。

リングの輪っかの上にのっている石座が
大きく傾いて歪んでいます。



リングと石座の接地面が少ないため
着け外しの際に加わる力で
変形が進んでしまったようです。

修理の場合
原因と直し方
その加工にいくらかかるかを
お話させていただきます。

選択肢が一つしかないときもあれば
いくつか方法をご提案できることもあります。

大切なのは修理をしたあとに
できるだけ同じ問題がおこらないこと。






今回の場合は
元の形まで傾きを戻せれば
一見「修理は成功」
になります。

ただしその前に金属を曲げることで
接地面が折れてしまう心配がありました。

そして仮に直ったとしても
構造上同じようにまた変形する
可能性があることをお伝えしました。



  

すると変形のほかに
実は石座が高くて引っかかることも
気になっていらっしゃったことが判明。

そこで
変形しにくい構造と
石座を低くする修理を
ご提案しました。

石座とリング本体の間にあった
ウエーブのパーツを取り
リングのウデをふたまたにして
大きな石座を支えるようにしました。

石座はそのまま使いますので
上から見たイメージは変わりませんが
変形しにくい高さを抑えた
リングの完成です。


指にフィットする高さのないリング。

着け心地とピカピカのゴールドに
大変感激してくださいました。


他にも直したいものがあるから
また寄らせてねって。
お悩みが解決して喜んでいただけて
私たちも嬉しいです。

この度もご依頼ありがとうございました。




オカモトジュエリーの作品は
こちらからご覧いただけます。



ひとつひとつに
それぞれの人生とストーリーが刻まれた
どれもかけがえのないジュエリーです。