2016.6.12 夜空と月のピアス | 名古屋の唄うたい 二村ユーリのブログ「ニム語ロック集」

名古屋の唄うたい 二村ユーリのブログ「ニム語ロック集」

音楽活動やプライベートのことを綴っていきます♪

またもや期間が空いてしまいましたが、昨年の東北復興支援チャリティーライブに続く、人生2回目の自主企画ライブを夜空と月のピアスさんで開催した時のことを書き綴ります。

少々長めの記事になっていますので、お時間のある時にゆっくり読んでいただけたら幸いです。



思えば約1年前に同じ場所で合同企画ライブを行って、まさかその1年後に単独で企画ライブをするとは当時は夢にも思いませんでした。

そう考えると自分の音楽活動は地道に前に進んでいるんだなぁと実感します。

でもオーナーのじろうさんからのお声掛けが無ければ自主企画をしようとは思い立たなかったので、お話をいただくことができて本当にありがたかったです。



{10FBD4DA-69F5-4FD2-87D4-C817F66B3301}

この日の出演者さんの選出理由の一つとして、まだ夜空と月のピアスに出演したことがない方を折角の機会なのでお招きしようという考えが念頭にありました。

僕自身が人の繋がりのおかげで色々な場所で唄わせていただいて良い思いをしているので、その役を担うといったらおこがましいかもしれませんが、どこかで還元したいという思いをずっと持ち続けていました。

今回は僕が通っているボイストレーニングのUSボーカル教室 高畑校の先生と他校の生徒さん、先生の友人のユニットさんに出演していただきました。



{DE7C146A-7D35-4AFE-927C-2C064EB3940D}

トップバッターは、スノハラケイイチさん。

USボーカル教室 新瑞橋校の生徒さんです。

USボーカル教室では高畑校と新瑞橋校による年に一度の合同発表会がありまして、昨年初めて参加した時にスノハラさんとお知り合いになりました。

以前にこのブログの最後の方でもご紹介させていただきましたが、スノハラさんが30分を通してライブをすることはこの日が初めてでした。

後日談ですが、この日を迎えるまでに用意周到な準備をされていたみたいで、その成果がまさに表れている感動的なライブでした。

自分で作ったバンド音源を流しながら弾き語りをするスタイルも珍しいですし、まず自分でバンド音源を作れることが凄いことだと思います。

スノハラさんのことを語ると年齢のことがついて回ってしまいますが、60歳に近い年齢で努力されている姿を見ると、まだまだ若者の部類に入る自分が頑張らなくてどうするんだという思いと、年齢を重ねた後も音楽はできるんだという、将来に希望を持つことができます。

自分も背中を見せられるような人になるために、音楽や仕事も含めてもっと成長していきたいと思いました。

スノハラさんにはこれからも是非少しでも長く唄い続けていただきたいです。



{ECAA7DCB-F4B8-40C3-9D79-B672F7419401}

2番手は、メロコロンさん。

この日が初めての顔合わせです。

普段は2人組のユニットですが、この日はサポートでカホンの方もご一緒に。

自分の企画ということもあるので事前に出演者さんの情報はチェックしていて、YouTubeで音源を聴きましたが良い曲ばかりだったので、この日が来ることを心待ちにしていました。

特にダウトという曲が良いなぁと思っていて、生で聴くことができて良かったです。

楽曲の雰囲気が夜空と月のピアスの雰囲気に合っているような気が個人的にはします。

また是非共演させていただきたいです。



{31D968EB-D775-4534-AA6E-D27CB0585AB4}

3番手は、さな さん。

こちらの御方が僕がいつも教わっているボイトレの先生です。

先程のメロコロンさんは、さなさんのご紹介で出演に至りました。

実は僕よりも結構年下なのですが、自分と同年代ぐらいに思える程のどっしりとした貫禄(決して体型の話ではありません。笑)があります。

レッスンの時に物怖じせずに思ったことをズバッと言って下さるので、とてもありがたいです。

同じギター弾き語りという所で共感していただける部分もあるので、良い先生に巡り会えたと思っています。

僕がちょうど入校した時にさな先生が働き始めたので、タイミングも良かったです。

ずっと夜空と月のピアスさんに出演したかったということで、衣装も気合いを入れて星や月に纏わる物ばかりで挑んで下さいました。

元々宇宙を模した服が好きみたいですが。

肝心の演奏はというと、一風変わった題材の癖がある曲から、しっとりと聴かせる曲もあったりで素晴らしかったです。

お互いのライブに足を運んだことはありましたが、ついに今回共演することができて良かったです。



{EA7EA454-80EA-4716-AAC7-7975631A9821}

{AAD07378-450C-447F-8180-D2F5D4E53E9A}

トリは、僭越ながら二村が務めさせていただきました。

さな先生が一眼レフを持ってきて下さったので、素敵な写真をたくさん撮っていただきました。

この日は出演さんのそれぞれの集客力が素晴らしかったので、おかげさまで満員御礼となりました。

USボーカル教室の先生や生徒さんが大勢駆けつけて下さったのも大きかったです。

足元が悪い中、貴重なお時間を割いて足をお運び下さって本当にありがとうございました。

この日のセットリストはこのような感じに。



1. 心の旅(カバー)
2. 何の為 生きる
3. 良い人じゃない
4. 感謝の唄
5. 築地口ノスタルジー(新曲)

アンコール
6. 大好きだ



人生2回目のアンコール。

言い慣れていないので、少し噛んでアルコールと言ってしまいました。笑

初めてのアンコールの時はユニットで唄ったので、ソロではこれが初めて。

まだまだ予定調和でいただいている部分が大きいと思うので、お客さんを心の底から感動させてアンコールをいただけるようにこれからも腕を磨いていきます。

でもアンコールを貰えることは本当に嬉しいです。

本当にありがとうございました。

それから、この日の企画名と同名の「築地口(つきじぐち)ノスタルジー」という新曲を唄いました。

いつもの如く当日の出発時間ギリギリまで歌詞を練って、それと平行して練習もして、何とか本番で唄うことができました。

勿論、完成度はまだまだですが、どうしてもこの日に披露したいという一心でした。

締め切りがないと頑張れないのはあまり宜しいことではありませんが、締め切りがあるからこそ自分を追い込むことができるのも事実。

ライブをコンスタントに行うことのメリットに、強制的に曲を書く体制を作るということも含まれているので、そういった意味でもライブを定期的に続けている理由があります。

自主企画ライブは正直にいうと自分の演奏以外にも終始気を遣って胃が痛くなることばかりですが、普段のライブとは違った成長や得る物があるので、こういった機会をいただけることはとてもありがたいことです。

終演後にオーナーのじろうさんから新曲についてのアドバイスをいただき、お褒めの言葉と改善点をいただいたので、少し手直しをしてまた表舞台で唄いたいと思います。

手直しする前の歌詞の一部を抜粋して掲載させていただきます。



港町を出て路面電車は走る
夢を乗せて走っていた
引き返せないレールの上

辿り着いた場所は思い描いた場所か
あの頃の僕自身に胸を張れるだろうか

幼い頃はヒーローになりたかった
何でもなれると信じてた
大人になるとできることが増えたはずなのに
何故不自由なんだろう

疲れ果てた足でまだ走ることはできるはずさ
枯れ果てた夢を咲かしに行こう 今すぐに
ノスタルジーに浸るにはまだ早いさ




本当はライブの時のMCでイベント名の由来や曲紹介をしっかりとお伝えできれば良かったのですが、大勢のお客さんを前にした所から来るプレッシャーと、気持ちの余裕の無さから全てすっ飛ばして唄い始めてしまいました…(涙)

まだまだ詰めが甘いですね。。。

この場を借りて簡単にご説明をさせていただくと、イベント名の「築地口ノスタルジー」は、夜空と月のピアスさんの店内の雰囲気がノスタルジック、つまり昔懐かしい気分になれる所から来ていて、その言葉と築地口という地名を組み合わせて名付けました。

それから、あの辺りの道路は昔、路面電車が走っていたということをたまたま新聞を読んだ時に知って、歌詞の冒頭に路面電車という言葉が出てくるのはそこから来ています。

更に付け加えると、ノスタルジックに浸る(昔を懐かしむ)のも良いけど、まだ感傷に浸るには早い。

歳を重ねたってまだ挑戦していけるんだという思いで作った曲…ということをライブの時に言えたら良かったですね…(涙)

MCで喋る内容は準備していたのですが、ちょっと練習不足でした。

これはMCの時に話しましたが、誠に勝手ながら夜空と月のピアスさんのテーマソングになるように作った曲でもあります。

ノスタルジックに浸れる場所と言っているのに、ノスタルジックに浸るのを否定するというおかしなことになっていますが。。笑

後は、以前オープンマイクに出演した時に前述のスノハラさんがのぶロックのノブさんから色々アドバイスを貰っている時に、「ノスタルジーに浸るにはまだ早い」ということをノブさんが仰っていて、その言葉もキーワードになりました。

なので、ある一定以上年齢を重ねた方々への応援ソングになれば良いなと思っています。



{250129D4-19EC-42D7-81AD-F52E6F94C053}

最後に出演者でパシャリ。

改めてご出演ありがとうございました!



{1D78B436-278D-491B-B993-19A0D2C410F7}

ライブ後にじろうさんがご飯に誘って下さり、受付を手伝って下さったみぃさんと3人で猫と窓ガラスで遅めの夕飯を。

ライブ前は食欲が全く無くて何も食べられずにライブに挑んだので、ここに来てようやく空腹を感じることができました。

最初じろうさんに誘われた時に、「うわ…絶対に今日のライブのことで叱られる…」と覚悟しましたが、そんなことはありませんでした(笑)

しっかりとアドバイスを貰うことができ、じろうさんのライブイベント作りに懸ける熱い想いを聞くことができて良かったです。

僕が言える立場ではないかもしれませんが、SNS上での苦言や、節度がない出演者を怒ったりする所にじろうさんを批判する方もいるかもしれませんが、真剣に取り組んでいるからこそ、もっと言えば音楽のことを本当に大好きだからこそ余計に怒れてくるんだろうと話を聞いていて僕は思いました。

勿論、怒るという行為に関しては賛否両論はあると思いますが、じろうさんの考えや、怒りたくもなるような事例をご本人から聞くと、そんな感情になってしまうことが少なからず共感できるのではないかなと思います。

と、思い切ってこんなことを書いてしまいましたが、普段はとても優しい方なので、気軽に夜空と月のピアスに足を運んでいただけると嬉しいです。

僕にとっては成長できる場所であるので、これからもスタンスを変えずに貫いていただきたいです。



{42B4853B-E0C7-4B80-AD5E-AB33A28CA9C0}

夜は結構な雨が降っていて、見事にヘルメットの中がビショ濡れになっていました。。

頭を冷やすにはちょうど良かったです。



{C2F5E2EF-8A74-4130-BD09-E6F32AF9BBE2}

そしてSNSで事前に告知をしていましたが、この日のライブからようやく自分の初めての音源が物販に並びました!

実は今年の4月頃にこっそりとレコーディングをしていて、その時に何曲か録ったのでまた追って発表させていただきます。

こちらのCDは宣伝用なので、1曲のみで無料で配布をしています。

レコーディング以外は全て僕の手作りです。

もしご希望があればお渡しさせていただくので、宜しくお願い致します。 



{56B6DAD8-2579-422D-8811-78883DF78093}

このブログを書いている段階で、僕が人生で一番CDを聴いたであろうジャパハリネットというバンドのボーカルの城戸けんじろさんのワンマンライブが夜空と月のピアスであり、その時に恐らくお気遣いでスタッフとして入る機会をじろうさんが作って下さって、終演後に先程のCDを直接お渡しすることができました。

元々じろうさんがけんじろさんと友人関係という、僕にとっては奇跡の繋がりだったのです。

昨年はお客さん側で会っていたのですが、この日は一応関係者としてだったので、自分の中で意味合いと立場が違っていました。

けんじろさんのご要望でまさかのその場で音源を聴いていただくことになり、他にも数名いらっしゃったので恥ずかしい気持ちもありましたが、おかげさまですぐに感想を貰うことができました。

結果は案の定ズタボロな評価だったのですが、ずっと憧れだった人にまず自分の曲を聴いてもらえること自体、凄いことだなぁと。。

ましてや、最初に入社した会社で辛い時によくジャパハリネットの曲を聴いて元気づけられた時の心情を元に作った曲が上記の「青春応援歌」という曲だったので。

でも憧れの人だからといって変に褒められても信用はできないですし、低評価だった分、またの機会に音源を聴いていただいた時に前よりも成長した姿を見せられるチャンスじゃないか…!と、前向きに捉えています。

センスが無いからやめた方が良いと言われたわけでもないので。

褒められるのが一番嬉しいですが、例え批判的でも何かしら評価されるということが、趣味とはいえ音楽をする者として嬉しいです。

ジャパハリの楽曲のように思ったことをストレートに言うけんじろさんは改めてカッコ良いなぁと思いました。

10年ぐらい前の自分からしたらとんでもないことがここ数年の間に巻き起こってばかりですが、夢は遅かれ早かれいつかは叶うんだなぁとまた一つ嚙み締めることができました。

本当に感謝が尽きないです。

私事ばかりでしたが、ここまで読んで下さってどうもありがとうございました。

まだまだへこたれずに唄い続けていきます。



二村ユーリ official website