皆さんこんにちは、マニ子です!
今日は土曜日。
毎日ロックダウンの日々で曜日の感覚が無いですが、今日は土曜日です。
我が家は一応(笑)クリスチャンです。
クリスチャンにとっては、日曜日は安息日でその前の晩の夕食は他の日よりも少し豪勢にいただきます。まぁ、普段、肉製品が手に入りにくいこの地での「豪勢」ですから、チキンカレーとかポークカレーとかそういった料理がメインでぼんっと出されて、山盛りのご飯と付け合せに辛いソース(北インドではチャトニと呼ばれています)があるだけです。
タニシ、美味しいですよ〜😍
マニプール州や他の北東インドの州では、19世紀後半〜20世紀はじめにかけてアメリカやイギリスからの宣教師がたくさん招聘されました。それ以前は、日本の自然崇拝のような考え方がロンメイナガ族の主な倫理観や死生観だったようですが、ここ100年強の歴史の中でそれがキリスト教に大きく転換してきました。
もちろん、ロンメイナガ族が全員クリスチャンというわけではなく、おそらく60%〜70%くらいがクリスチャンと言われています。
私の夫もクリスチャンです。彼の祖父母の代からクリスチャンになったと聞きました。私は、イギリス留学時代からbible studyやbilingual serviceを通してキリスト教に関わってきていたので、改宗することにあまりためらいはありませんでした。が、宗教は文化に溶け込む、あるいは文化や慣習そのものになっている、と私のムスリムの友人がよく言っていたのですが、本当にその通り、マニプール州山岳地帯で信仰されるキリスト教は、私がイギリスで知ったものとは全く異なっていて、驚き、というよりは面白いなと思いました。ま、所詮は輸入物だから、現地の捉えやすいように説教の仕方が時を超えて変わっていった結果かと思います。
たとえば、結婚に関連する話。
こちらの教会では、花嫁は純潔無垢でなければ教会でウェディングドレスを着て式は挙げられないという決まりがあります。結婚式の前に男女の関係があっては✘ということですね。これは夫になる人との関係ももちろんですが、他の人との男女の関係があった場合も✘です。ウェディングドレスを着ての結婚式はHoly marriageと言います。Holy marriageは無理だけど、正式に神前で結婚を誓いたいカップルは、Confirmed marriageという式を挙げられます。Holy marriageは、式の前にも新婦が新郎の家に嫁ぐお別れの儀式もあるのでお金がかなりかかるらしく、ただ単に資金不足で式を挙げられないカップルもいます。
「やっぱりみんな結婚する前に男女の関係あるんじゃない!」なんて思ったら、式を挙げてないのはお金がないからだそうで、ほとんどが経験ナシとのこと…。Holy marriageもConfirmed marriageも挙げられない人たちは、カップルの家族だけで顔合わせみたいに会って、二人は夫婦になりますよ〜お互いに助け合いましょうねという合意をして終わりらしいです。
ほとんど100%のカップルが童貞×ヴァージンで夫婦になる中、誰かと誰かが男女の関係になった!後に夫婦になる場合、村人たちは、その女性は純潔ではない=汚れている=信仰心がない、というような略図を持ってしまいます。そして、ロンメイナガ族の村は、村人が全員顔と名前を知っているくらい「狭い」ので、誰かと誰かが男女の関係になった、とかこういった類のゴシップはすぐに広まります。新約聖書にも、着飾ったり宝石などで気分をアゲる女性は、内面を精神的に神に近づくように大切にしましょうと説くような箇所がありますが、信仰が無いとまでは説いていません。
あまりにも視野が狭い考え方に最初はドン引きしてしまった私。
ただ闇雲に誰でもかまわずに身体を預けられる安い女のような振る舞いでは決してなく、儚い人生の中で心が惹かれた人、想いが通じ合った人、一緒に笑っていたいと思った人は何人いてもいいのではないかなぁなんて思ったものです。
だけど、私が4年こちらに住んでわかったこと、それは、山岳部族の村はやはり僻地にあり、文字の通り四方は山に囲まれているので閉鎖的なことです。
生まれてから村を一度も出ない人もいるし、赤ちゃんの時からずっと知ってるしょう人しか知らない、と言う人もたくさんいる。日本や他の外国のように開かれた都市での生活ではないからこその倫理観、宗教観に繋がっている気がします。
宗教観や倫理観の話、個人的にはとても興味があり、やはり日本にいる時よりも海外にいるときの方が触れる機会があります。海外の中でも、インドで結婚して山岳部族の生活にどっぷり浸ってからは色々見聞きしています(笑)。
次回は黒魔術について綴ってみたいと思います!
今日は土曜日。
毎日ロックダウンの日々で曜日の感覚が無いですが、今日は土曜日です。
我が家は一応(笑)クリスチャンです。
クリスチャンにとっては、日曜日は安息日でその前の晩の夕食は他の日よりも少し豪勢にいただきます。まぁ、普段、肉製品が手に入りにくいこの地での「豪勢」ですから、チキンカレーとかポークカレーとかそういった料理がメインでぼんっと出されて、山盛りのご飯と付け合せに辛いソース(北インドではチャトニと呼ばれています)があるだけです。
ですが、今夜の我が家の夕食はタニシのカレー料理でした(笑)。
マニプール州や他の北東インドの州では、19世紀後半〜20世紀はじめにかけてアメリカやイギリスからの宣教師がたくさん招聘されました。それ以前は、日本の自然崇拝のような考え方がロンメイナガ族の主な倫理観や死生観だったようですが、ここ100年強の歴史の中でそれがキリスト教に大きく転換してきました。
もちろん、ロンメイナガ族が全員クリスチャンというわけではなく、おそらく60%〜70%くらいがクリスチャンと言われています。
私の夫もクリスチャンです。彼の祖父母の代からクリスチャンになったと聞きました。私は、イギリス留学時代からbible studyやbilingual serviceを通してキリスト教に関わってきていたので、改宗することにあまりためらいはありませんでした。が、宗教は文化に溶け込む、あるいは文化や慣習そのものになっている、と私のムスリムの友人がよく言っていたのですが、本当にその通り、マニプール州山岳地帯で信仰されるキリスト教は、私がイギリスで知ったものとは全く異なっていて、驚き、というよりは面白いなと思いました。ま、所詮は輸入物だから、現地の捉えやすいように説教の仕方が時を超えて変わっていった結果かと思います。
たとえば、結婚に関連する話。
こちらの教会では、花嫁は純潔無垢でなければ教会でウェディングドレスを着て式は挙げられないという決まりがあります。結婚式の前に男女の関係があっては✘ということですね。これは夫になる人との関係ももちろんですが、他の人との男女の関係があった場合も✘です。ウェディングドレスを着ての結婚式はHoly marriageと言います。Holy marriageは無理だけど、正式に神前で結婚を誓いたいカップルは、Confirmed marriageという式を挙げられます。Holy marriageは、式の前にも新婦が新郎の家に嫁ぐお別れの儀式もあるのでお金がかなりかかるらしく、ただ単に資金不足で式を挙げられないカップルもいます。
私の友人の結婚式(のあとの写真)☝
私の夫の実家がある村でも、Holy marriageを挙げているカップルは数えるくらいです。
「やっぱりみんな結婚する前に男女の関係あるんじゃない!」なんて思ったら、式を挙げてないのはお金がないからだそうで、ほとんどが経験ナシとのこと…。Holy marriageもConfirmed marriageも挙げられない人たちは、カップルの家族だけで顔合わせみたいに会って、二人は夫婦になりますよ〜お互いに助け合いましょうねという合意をして終わりらしいです。
ほとんど100%のカップルが童貞×ヴァージンで夫婦になる中、誰かと誰かが男女の関係になった!後に夫婦になる場合、村人たちは、その女性は純潔ではない=汚れている=信仰心がない、というような略図を持ってしまいます。そして、ロンメイナガ族の村は、村人が全員顔と名前を知っているくらい「狭い」ので、誰かと誰かが男女の関係になった、とかこういった類のゴシップはすぐに広まります。新約聖書にも、着飾ったり宝石などで気分をアゲる女性は、内面を精神的に神に近づくように大切にしましょうと説くような箇所がありますが、信仰が無いとまでは説いていません。
あまりにも視野が狭い考え方に最初はドン引きしてしまった私。
ただ闇雲に誰でもかまわずに身体を預けられる安い女のような振る舞いでは決してなく、儚い人生の中で心が惹かれた人、想いが通じ合った人、一緒に笑っていたいと思った人は何人いてもいいのではないかなぁなんて思ったものです。
だけど、私が4年こちらに住んでわかったこと、それは、山岳部族の村はやはり僻地にあり、文字の通り四方は山に囲まれているので閉鎖的なことです。
生まれてから村を一度も出ない人もいるし、赤ちゃんの時からずっと知ってるしょう人しか知らない、と言う人もたくさんいる。日本や他の外国のように開かれた都市での生活ではないからこその倫理観、宗教観に繋がっている気がします。
宗教観や倫理観の話、個人的にはとても興味があり、やはり日本にいる時よりも海外にいるときの方が触れる機会があります。海外の中でも、インドで結婚して山岳部族の生活にどっぷり浸ってからは色々見聞きしています(笑)。
次回は黒魔術について綴ってみたいと思います!
読んで下さり、ありがとうございました〜💮