童貞ペヤング 1 | 童貞ペヤングのブログ

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「俺はペヤングの親友だからさ」

むずかゆい言葉を前に。
自分にとって親友なんていないと思っていたけど。

そう言ってくれるなら俺は親友なのだろう。


「今日はなにしてたの?何かおもしろい話ないの?」

夜の電話で。
彼女ではないのに。その手前で友達になってしまった。
もう5年にもなる、いまでも好きな女性と話している。

一時は毎日メールと電話をしていたので。
彼女にはそれだけプライベートに立ち入る権利がまだ残っている。

セックスはさせてくれないけど。


恋人と親友と、だけでもそのどちらでもない間で。心にうそをつき。

ペヤングは孤独を感じていた。

「ああ!自分が童貞だってことを考えない日はないのうだろか!!!?」


夏の日差しはもう弱くなっていて。それでももう28歳になっていた。