家族をいざというときの頼りにしていますか。09年8月末~9月初旬、日経生活モニター(有効回答2705人)に尋ねたところ「頼りにしている」と答えた人は42%。「まあ頼りにしている」と合わせると77%に上った。中でも働き盛りの30代、40代にその傾向が強かった。


単身世帯、家族以外を意識


 増える単身世帯。調査では他世帯との意識の違いが目立った。「家族を頼りにしていますか」との質問で「頼りにしている」「まあ頼りにしている」との回答は合計64%。全体より13ポイント低かった。一方、今後について「家族以外との関係を強めたい」と12%が回答。全体の9%を上回った。


 「他人とのつながりの必要性を痛感する。マンション80戸のうち20戸くらいが顔見知り」と話すのは京都府のパート社員(57)。05年、手を骨折し2カ月ほど自宅療養した時、管理人や近所の人から声をかけられたのが「うれしかった」。以来、仕事を調整し大掃除や祭りにできる限り参加しているという。


 畑中麻里、伊藤学、中村結が担当しました。


≪日経生活モニター調査から ≫