特に意図せず、

偶然にも、

インド映画 3連発





一本目は、

ヨーロッパテイストな切ない恋愛映画

二本目は、

ゴリゴリインドなジェットコースター作品



そして、

三本目は、

重苦しい、

でも、ちゃんと考えねばならない作品。




インドの巨大都市ムンバイに、臨月の妻と幼い娘と暮らす青年アルジュン(デヴ・パテル)は、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。この日も、いつも通りのホテルの光景だったが、武装したテロリスト集団がホテルを占拠し、“楽園”は一瞬にして崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を、無慈悲な銃弾が襲う中、テロ殲滅部隊が到着するまでに数日かかるという絶望的な報せが届く。アルジュンら従業員は、「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。一方、赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、ある命がけの決断をするのだが──。(公式サイトより)


厳密には、インド映画ではありません。

インドで起こった同時テロの映画化作品。

実話ベースです。



衝撃を受けることがたくさんありました。





小型ボートに乗った青年達が、

無秩序な漁村の港から、大きな荷物を持って上陸するシーンから始まります。

彼らは、普通にタクシーに乗り込み

それぞれ、自分のジハード(聖戦)の場へと向かうわけです。

彼らは外国からやってきたのでしょう。

そんな彼らが、

簡単にムンバイの街に入って行けることに

衝撃を受けました。



日本だったら、まずこんなことないよね?



キョロキョロ 本当にそうなのか?

こんな感じの、港、

誰がどこから上陸しても、誰も気にしない

漁村の小さな港…

けっこうどこにでもあるかもしれない。

もちろん、静岡にも…




彼らが聖戦に選んだ場所の一つが

ムンバイの高級ホテル、

タージマハール・ホテル。

多くの外国人観光客や、外国人VIPが宿泊するホテルが標的となったわけです。

理由は単純、欧米人= 異教徒 

憎むべき相手だから。

実行犯の青年達は、

常に電話で指示を受けながら、

次々と人々を殺していくのですが

指示役が電話越しに話す言葉。

躊躇うことはない、
彼らは人間ではないのだから

ここまで撤退して

自分達と異なる考えを持つ人間を

憎むように教育できることに、

衝撃を受けました。




ここまでくると、

信仰なんて全然関係無いんじゃない?

彼らの人生の目的、生き方そのものが

異教徒を駆逐することなのでは?

自分達が貧しく辛いのは異教徒のせいだ

と、本気で信じているだろうことにも

衝撃を受けました。



彼らが、憎悪を感じなくなり、

幸せになる日って

本当にくるのかな?






そして、

テロに巻き込まれてしまった、

タージマハール・ホテルの従業員

多くの従業員がホテルに残り

お客を守ったとか。

これにもかなり衝撃を受けました。

正直、インド人って、

他人よりも、自分が大事

って、タイプの人が多いと思っていた。


何年か前のインド旅行でも、

そう感じる場面が多かったんだよね〜




でも、この映画を観て、ちょっと考えが変わりました。

自分の仕事に誇りを持って信念を貫く姿勢に

国とか人種とかで、違いはないのかも。




一番の衝撃は、

ほんの10年前に起こったこの事件のこと

アタシ自身、

全く知らなかった、ということ。

いや、ニュースで見たけど、

忘れていただけでしょうか?





でも、この作品のような事件

誰の身にも起こる可能性がある。

海外旅行で

海外赴任で

実際、あったじゃないですか。

何年か前に…


あれ?

どこの国でのことだった?

有名な会社の社員が何人も犠牲になった…


ダメだ、思いだせない…




他にも、

ロシアの小学校にテロリストが立てこもり、

沢山の幼い命が犠牲になった事件もあった。

ほとんど忘れているけど…



日本は平和な国なので

テロの事件って、すぐ忘れてしまう。

心のどこかで、対岸の火事 と思ってる。

でも、本当にそうだろうか?

この作品のHPにあった

これは、あなたにも起こりうる真実



このムンバイの同時テロで

日本人のサラリーマンが一人、

犠牲になっています。

この事実、忘れてはいけないと思う。






主人公のアルジュンを演じるのは

デヴ・パテル

観なきゃ観なきゃ、と思っている

2作品の主演笑い泣き笑い泣き笑い泣き


アルジュンは、シーク教徒という設定。

これは、デヴさんのアイデアだそうです。

彼はあのターバンがとても似合っていた。

ターバンを整えるシーンは、

神秘的でとても興味深かったです。

そのターバンを躊躇なく外すシーンにも心を動かされました。



不幸にもホテルに居合わせてしまった

アメリカ人建築家は、

アーミー・ハーマー です。

五つ星ホテルのスイートに泊まる

セレブの役です。

ハーマーさん、本物のセレブですから、

違和感は全くありません。

テロリストの目を盗んで、

我が子のために敢えて危険な道を選びます。


人は、

本当に命の危険を感じた時、どうするのか。

彼は、人の親として

当たり前の行動をとったに過ぎないかもしれません。




名前はわかりませんが、

テロリストの青年達も、

それぞれに味があって良かったです。

好戦的なヤツ、

家族を心配するヤツ、

ビビっているヤツ、

それぞれの緊迫感が伝わってきました。

皆、実力のある俳優なんでしょうね。

いつか彼らに、

テロリスト以外の役が与えられますように。


そしていつか、

この作品のような

テロの悲劇がベースになる映画作品が

この世から無くなりますように。