テレビを捨てられた話(#19)では、

「大学入学までテレビがなかった」と書いたが、

正確には「私が見られるテレビがなかった」だった。

 

毒母の本心は

「テレビばっか見てたらろくな大人になれない」

と心配しているのだろうけど、

ここまでくると

子どもを嫌な気分にさせるためだけに存在してるのか?

と思う。

 

部屋を漁られて、

見られたくないものを見つけられて、

大声で罵られた兄の傷の深さは、

計り知れない。

 

当時の私は、兄をフォローする余裕はなかった。

 

もしかしたら私以上に、

ひどい毒を浴びていた兄をフォローできなかったことが

今でも悔やまれる。

 

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