どうも( ̄∇ ̄)
シャツです

昨日Sからいつものように連絡があり、それというのは今から新宿の喫茶店に行くから来ないかという誘いなのだけどいつものようにと言いながらコロナ自粛期間中は一度も催されなかった会合なので2ヶ月ぶりの誘いであるのだが、あいにく夕暮れまで勤労していたため叶わずとなった。
そこで今日、昨日のモヤを抱えていたのか普段はそんなことしない俺は珍しくこちらから連絡し、めでたくSと2ヶ月ぶりに会うことになった。

4月1日から都内の飲食店は原則禁煙、そんな悪い夢の中のようなことが、悪い冗談のようなことがずっと続いている。これからもたぶん醒めないから夢ではない。憩いを追われた俺らのよるべとして残る喫煙可能喫茶はそれでもわずかに残っていて、そこに入った。

俺は世相に本当に疎いので、Sに会ったときには世間で騒がれていることのあらましを教えてもらうことにしている。今日は現政権がなんでこんなに叩かれているのか?とか、検察ってどういう機関なのか?とか、ブラックリブズマターってなんなの?とか、そういうことを教えてもらった。
♪聞くたびに「呆れる」と言ったこと躊躇う気持ちも嘘じゃないよ♪

珍しく俺がコーヒーを奢った。自主的にではないけどそれでも奢った。そんなことは普段はないのだけど。これもだからなんか夢のようだ。

Sが腹が減ったなと言ってくれたらそれは普段は食えないものを食べさせてもらえる確変突入の合図。
しゃぶしゃぶか焼肉ならどちらがいい?と尋ねられ、焼肉を食べさせてもらった。道すがら我々が十代の六年を過ごした学舎の思い出を掘り起こすように喋ったが、お互い意外なほど行事や恩師の名前や教室の位置をおぼえていなかった。マジで思い出せないいくつかはハッピハッピー(あだ名)に電話で問い合わせた。

そうして食った焼き肉は、おれが普段行く店の3倍の単価で、味も3倍美味しゅうございました。
Sとご飯を食べる時はどんな文脈であれかならず恋バナにさしかかる。
恋バナといっても「こういう女子だとありがたいよね」「愛せるね」という内容なのだけど、これも毎度さしかかることながら今回も「お前は結局○○さん(元カノ)の影を追っているのだ」と指摘された。
俺は強く思った。「今やそんなことゎなぃ!」

最終コーナーで我々が共通に知る女子が俺の預かり知らぬところでものすごく性欲が強いんだぜということを教えてもらったりして、意外ではありつつ興味の海原がマジ凪なのでハンドルをそうなんだ〜と緩めに切って会は終了した。

家路で思い出したが今日は火曜日。
ということは昨日は月曜日。
ということは昨日は俺、お風呂に入ってない。(月曜日はお風呂に入れない契約の家に住んでいるのだ)
これは、と思ってお風呂の支度をしていると、携帯電話が鳴った。
着信であった。相手は俺が影を追ってなぃとした件の元カノであった。

夢?????????????????????????と思ったが夢見心地のままに応答する。
「どうしたの?」
どうということもないんだけど、と話し始めた彼女の話はかいつまんでいうと部屋の天井から一日2回まつりばやしのような太鼓の音が聞こえてめちゃめちゃイライラするというのと台所の排水管から風が吹いてくるのだが何?というクレームだった。
どうしてもブチギレたいけどめんどくさいという。彼女はそのめんどくさいという気持ちを「それって仕事じゃん」と表現した。仕事じゃんって何?

そんなこと言われてもどうすることもできないっていうか仲介不動産に問い合わせろしか言わなかった俺だけど、しかし、しかしね、彼女の声はあの5年前の夜毎の色をしていたんだよ!!!!!
「問い合わせろ」と言いながら俺は萌えていたのだ。夢か?とはずっと思っていた。
クレームのこともひと段落し、そろそろ…と思ってたら「ところで」と彼女は続け、高校時代の友人がアルファツイッタラーになってたよというどうでもいいけど珍しい話をしてくれ、「パラサイト初めて観たよ、モノクロで」というどうでもいいけど俺の好きな話をしてくれた。薪が用意されてるんならマッチ擦って燃えさかりそうだったけど、こういうオタクの早口言葉は敬遠されると、今日、さっき、Sと戒めたのだ。でも関係ねぇよ。と思ったけど彼女がふいに「ちょっと切るね」と言ってきて、「はい」と言ったら通話は終了した。
別に待ってないけどたぶんもうかかってこないけど本当に別に待ってない。
ただ、夢のようだなと思うのです。

ねぇ、この表現はずっと、幸せのメタファーではない。
純然と「現実味がねぇ」と伝えているのです。
さりとてそんな機微、世界の知ったことではなかろうので、タイトルに冠したライクアドリームを再度引用して終了する。

"夢のようなことばかり言ってごめんねマイハニーオー、信じて"

【補足】
俺も知ってる子だが、アルファツイッタラーとなった彼女の旧い友人のTwitter、覗いたらマジ優雅でした。

【補足2】
お風呂入りそこねました。