先日 “うちの人” 、

「子供の頃にピアノを習ってました」

という大人(“うちの人”と同じくらいの年)のおともだちに

 

「子供の頃先生に習っていたらピアノやめなかったかもお!」

 

と言われてました。

 

それは何故かというと

ホメてくれるから。

だそうです。

 

“うちの人” がホメられて

ぼくもうれしく思っていると、

年の近いお二人は思い出話へと。

 

昔は厳しかった。

別に先生が怖いとかそうでなくても、

出来ていって当たり前とか、

練習しないと親にやめさせられる、とか

ピリリとしてたよね、と。

でも、辞めなさいと言われると嫌で、

なんだかレッスンに行ってた、と。

「今はそんなんじゃ、生徒さん来ませんよ~ゲッソリ」だね。

 

大人のおともだちはたぶん

ホメられなくてもレッスン楽しいハズ。

大人になったから。

 

 

“うちの人” は練習嫌いの悪い子だったから

レッスンでいっぱい注意されてきた。

「先生におこられた」

とお父さんに言ったら

「おまえが練習しないからだ!

だけど先生は出来ないと思う子には何も言わない!」

と言われて、

言われる = 出来る子

といい様に解釈しておめでたく続けてきたわけ。

だから、

ホメられるのは苦手。

ホントかなと疑っちゃうし、見込みないんだなと思うらしい。

へそ曲がり。

 

だから

ほめて伸ばす、

特に意識しているわけではない。

良い点と悪い点(改善すべき点)をどっちも全部言う。

その理由も必ず言う。

そして、良い所はより良く、悪いところは直して、

出来たことを一緒に喜んでいく。

当たり前のことしてるだけ、と思ってる “うちの人” 。

お教室のおともだちが、それを喜んでくれているなら嬉しい。

 

“うちの人” みたいなへそ曲がりあまのじゃくさんがいないことを

祈る ぼくです。