“うちの人” の通称・出稼ぎ先、楽器店教室に
新しいおともだちが来てくれました。
今年、年長さんのKちゃん。
もちろん全く初めてだから、
しばらくママも一緒にレッスンです。
バスティンでお育ちのおともだちや
お使いの先生がたはご存知の、
グー弾きをやったよ。黒鍵3つ。
するとKちゃん。
「わーー!!」
とお耳をおさえた。
「うるさい!」
と。
ママは え? て顔。
お次は今みたいにバーン!とやらないで、
「こうやってごらん」と “うちの人” トーーーん

「えー?!!、うるさい」
と言いながらもやってみるKちゃん。
さっきよりは大丈夫みたい。
黒鍵3つ、きれいではないよね。
でも弾き方よくすれば、衝撃的ではなくなる。
Kちゃんがどちらに反応したかは定かでありませんが、
ぶつかった感じの音か、
乱暴に弾いてしまった時の汚さか、
はたまた何か?
不快を聞き取ったにほかなりません。
ママに “うちの人” がそれを話すと、
「そうですか?感じない」
と。
たぶん大人は無意識のうちに脳ミソが色々処理しちゃうのね。
ものわかり良くなって、
こんなものかね、と思ったり。
“うちの人” はママに
それが大事
と言ってたよ。
Kちゃんが心地よい、きれいな音を求められるよう、
パコパコパコパコお指が回るだけじゃなく
音そのものを楽しめるようにもなりたいですね。と。
ママは ちょっと ? みたいだったけど。
Kちゃんに限らず
こどもたちは素直に色々感じている。
だから
続けるようだったら、とか
上手になったらとか言わないで
始めっからピアノを買ってあげて欲しい。
こんな風にしたらこんな汚い音になっちゃうとか
こうしたらこんな音(色)になったとか
それはピアノでしか出来ない。
大人が思っている以上に
子どもは色々わかる
とぼくは思っています。