不耕起、無農薬、無肥料で育てる、自然農法元祖の福岡さんの本。


初版 は、1983年かー。

面白かった!!


横浜税関植物検査課に勤め植物病理の研究室で顕微鏡覗いていた福岡さん、ある日突然、「この世には何もないじゃないか」と言う真理に目覚め、仕事をやめて、自然農の道を歩み始めた。その試行錯誤の記録。


「人知、人為は一切が無用である。」という思想のもと、あれもしないこれもしないという農法を追求し、独自の哲学を確立していった。。。




前半しんどくてなかなか進まなかった💦ちょっとずつ読んだ!!

戦後の日本の農業事情、食料事情。やばいよ〜まずいよって、37年前初版のこの本に全部書いてある😭

改めて日本政府って、まじでヤベェな💦と、しみじみ。戦争負けた国だから、仕方ないのかなあ。。。全部がアメリカのいいなりで、今まできたんだなあ。。。


小麦粉はアメリカから安く輸入するから国内でもう作るなとか、とにかくもー何もかもやばい。読めば読むほど胸くそわるく。。。


国が定めている農業は、農薬使用、肥料使用。そうしないやり方は農業として認めないような姿勢。そうせざるを得なくなっている。


農協は機械や農薬を売りたいから、そういうやり方をどんどん薦めていく。


悪いのは国だけじゃなあない。綺麗で大きく形の揃った見た目のよい農産物を喜んで高く買う消費者も問題。その消費者の願いを叶えるために、品種改良が進んでいくし、農薬もどんどん使っていくことになる。負のスパイラル。


小さくて形の悪い野菜は、出荷することもできなくて、廃棄処分。農家の負担は様々な要因で増え続け、農業は本当に大変なことになっていく。。。



自然環境のバランスさえ整えれば農薬や肥料無しで全てうまくいくようになっているのに、、と、何度も何度も書いてある。福岡さんは、本当にもどかしかっただろうなあ。。。



農薬まみれの日本の野菜作り、これじゃあまずいよねって、気づく人は、増えてきているのかな。。。とは思うけど、、、。




福岡さんが言っていた、「全国民に、自然農法の農地を配って、全員が兼業農家をやる」っていうの、凄くいいなあ(笑)って思った。食べるものを人任せにして本当に大丈夫かな?ってすごく思う。




自然農法で野菜作りできる場所に引っ越したいなあ。。。


(今の段階では、自然農法だと、国は農地を貸してくれない。就農とかあってもそれは敢行農業)