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フロレンス ナイチンゲール、看護覚え書(訳 湯槇ます 他)

ナイチンゲールさんが、「看護とは」ということについて書き1860年に出版された本。

看護教育の場で古典として読み継がれているらしい。日本語訳されたのは、出版から100年以上経った1968年。看護の勉強をした人なら皆読んでるってことかね?看護師さんが、改めて読むとすごく面白い本だといって貸してくれた。
古い本で、日本語訳もちょっと読みにくい部分もあり、読むのにかなりものすごく時間がかかった!!(^◇^;)

看護について、おもうことがかなり率直なかんじで綴られていて、面白い。
例えば衛生面について。換気や、清潔を保つことの大切さについて、何度も何度も何度も繰り返し繰り返し書かれていて、当時の状況が、どんだけ劣悪だったか、が伝わってくる。一般の意識の低さを嘆くようなかんじも見受けられる。
換気が大事なんだ、綺麗な空気こそが病気を治すんだと。


(昔も今も、病気を治すのは、薬ではないということ。)


これじゃだめだ、もっとこうしないと!という焦りも文章のあちこちから見られるし

な ん で こんな事がわ か らな い のか!!


と、苛立っていたことも、よーくわかる。(笑)


例えば、、、担当者は、いつでも患者の命に責任をもて、とか、自殺する可能性のある患者の側に、自殺に使えそうな物を置くなよとか(笑)
今となっては当たり前のことが、全く当たり前でなかった時代だったことがよく分かる。


そして、文章を通して、ナイチンゲールさんがどんな人だったのか、、、想像できて面白い。
とても頭の良い人だったんだろうなあ。。。そして、わお気が強そう~~(๑˃̵ᴗ˂̵)とかネ


それにしても、看護に対する情熱が、ものすごい。すさまじい。この本は、その情熱のかたまりだなあと思う。こういう人がいて今があるんだなー。





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