先週末はNさんにお誘いいただき、♪中之島国際音楽祭2010 ショパンのサロン♪に行ってきました
内容は
♪世界初・史上初 これがショパンのレッスンだ！～コントと演奏で再現する～
♪ドゥ＆シム夫妻 ピアノ・デュオ リサイタル
♪シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル
と盛りだくさん。
ショパンのレッスンなんてめっちゃ興味あるし、
プロのデュオから連弾のコツを色々学べそうだし、
カツァリスさんは、ご縁（かなり遠いけど）があることが最近わかり、ぜひ聴いてみたいな～と思ってたところだったので、
どのプログラムも、めっちゃ楽しみにしてました
しかもNさんのご厚意で、なんと最前列のど真ん中、演奏者まで2mぐらいの超VIP席に座らせていただきました
まずはショパンのレッスンからスタート。
ショパン先生のところに生徒たちがやってきて、レッスンを受けていくというミニコント（？）
ショパン役の方がなかなかショパンっぽいイケメンで（どんなんや）、ちょっとだけ弾いてくれた雨だれの冒頭も濃すぎず薄すぎずショパンっぽい感じで、雰囲気出てました。
アマチュアの生徒が、自分には難しい曲をレッスンに持って来て、ショパン先生にまだ早いって言われてたりして、ちょっと親近感が。笑
ショパンはメロディを歌うために中指を使うよう指示し、「中指は素晴らしい歌手なんだよ」みたいなことを言ってました。
その後模範演奏として、上野真さんが演奏。
曲はノクターン13番、ワルツ1番、スケルツォ2番。
曲の構成がすごく考えられていて、無駄な音なんてひとつもないんだって感じさせられる演奏でした。
会場が広くない（300席ぐらい）からか、ソフトペダルを多用されてました。音色がとてもきれいでした。
特にスケ2の中間部が美しかった…
やっぱりショパンはいいなぁ
休憩をはさみ、中国No.1デュオの演奏。
自分の連弾に生かすために、技を盗んで帰るつもりだったけど、すごすぎて私に盗めるようなものは何にもなかった
ショパンの連弾曲（初耳！）が聴けるを楽しみにしてましたが、曲自体あんまり好みではありませんでした。。かなり若いときの曲なのかな？
グリーグのペール・ギュントは知ってる曲ばっかりだったから、楽しく聴けました。
「朝」はオーケストラみたいな奥行きのある響きがしました。
またまた休憩をはさみ、いよいよカツァリス氏登場
舞台に出てきて挨拶し、ピアノの前に座るまでのごくごく短い間に、がっちりハートを掴まれてしまいました。スターってやっぱりすごい。
ご本人作曲の即興曲から始まり、ショパンの「春」という歌曲と、リストの編曲版を続けて弾いた後、なんか変な音がする…子どもの声？？
と思ってたら、「noise！piano tuner！」とカツァリス。
ソフトペダルを上げるときに、変な音が鳴ってしまってたようです。
慌てて調律師さんが出動し、いろいろと調整。
うわぁ、こんなことあるんや～と思ってドキドキしてたら、カツァリス氏「half time～」とか言って和ませてくれました
無事調整が終わり、ショパンのノクターン2番、20番、6番、6番の主題を使ったシューマンの変奏曲、アラベスク、子どもの情景を一気に。
私のつたない言葉では伝えられる気がしないけど、素晴らしかった。音色がものすごく美しいんだけど、それだけじゃなくて、世界があるんです。
今まで聴いたどんなピアニストよりも、好きになっちゃいました
ノク2は、内声を加えたり、少しアレンジされていたような…？
上野さんと同じく、ソフトペダルを多用されてました。
最後にバンジョーという、バンジョーを弾いてるみたいな明るい超絶曲。
ガラッと音色が変わり、ほんとにバンジョーを弾いてるみたいな音がしました。
シューマンの最後あたりからまたペダルのノイズが復活してしまい、カツァリス氏は悲しそうでしたが、それでもアンコールに答えてくれました
チャイコの四季から10月、ショパンのピアコン2番2楽章。
ショパンは私の中で、今日最高の演奏。
美しすぎて、とろけるかと思いました。ずっと聴いていたかった
演奏中、目を閉じてたけど、聴き入ってたんです。寝てたんじゃないですよ。カツァリスさん誤解してないといいけど。。
終了後、カツァリスさんのCDを買ってサイン会に参加。
なんと2ショット写真まで撮ってもらっちゃいました最高です。家宝にします
最高です。家宝にしますでも撮影時、若干セクハラ気味だったのはファンサービス？それともお国柄？！笑
あ～、いい一日だった