渡り廊下から、太陽がみえた。


その光がとっても綺麗で、私にはとっても汚く見えた。




………私自身が汚いから。




あぁ、こういう1人のときが嫌いだ。反吐が出そうになる。



「「白野さん!!」」


厘蒔紀さんと晴嵐さんだ。


「どうしたのよ?」


「あのね、葵ちゃんがね、今日、遊びに行こうって!!」


「…ぇっと蒼くんに友達できたっていったら、『その友達誘って遊ぼう』って」


…その友達には私の入っているのね、まぁいいけれど。


それより、


「蒼って誰?」


私そんな人知らない。


「葵の双子の兄だって!!」

“嘘をつくのは得意なんだ”

“でも、本音は少し苦手でさ”

“可笑しいね、いつだって”

“本当の咄が、一番嘘臭いんだよ”



ビバップな浮遊感 夜が次第に乱反射して
ツービートで光って たまには愚痴っちゃって良いかな


「ねえ、ちょっと話そうか。馬鹿な自傷症性なんだけど、
もうなんか収まらない。ネタ話だって体で一つどう?」


「じゃあ、ちょっと喋ろうか。僕の非凡でいて妙なとこ
平凡を装った 僕がずっと悩んでいる事」


「十年は経ちそうなある日『怪物』の声がして
心臓を飲み込んだ 『嘘をつき続けろ』ってさ」


「それ以来、僕は嘘つきで
騙せない人や物も無くなって


『怪物』に成り果てちゃってさ


・・・あぁ、ごめんね!泣かないで!全部法螺話だよ?」


「オーマイダーティ!なんて醜態!」
僕は誤摩化す なんて言ったって
この本心は不気味じゃない?


偽って、そっぽ向いて、嘘を重ねて 
僕は今日もまた 徒然、嘲笑う


ビバップ、消えそうな 夜が嫌いそうな少女にも
ツービート、泣きそうな 嘘が嫌いな青少年にも


そう、もう同じ様に ちゃちな「理想」がインプットして
心臓を飲み込んだ それ以来気付いたんだ、僕らは


「単純に理想叶ったとして、
一人ぼっちじゃこの世は生きていけない」


「それも嘘?」
「いやいや、本心だよ?」


崩れそうな脳が『NO』で満ち満ちていく


「オーマイダーティ!もっと聴いて!」
僕の心を 我が儘を この嘘を 本物を


「寂しいよ」なんて言った
僕は変わらない


ニヤけそうな程、常々呆れてる


「オーマイダーティ!もう嫌いだ!」
ほら、聴かせてよ
呆れちゃう様な 僕なんて
もう救えない?


『問題ないぜ』なんて言って
君は変わらない


「あぁ、ミスっちゃった」


また不気味な僕に、常々溺れていく



“あぁ、ちょっと喋り過ぎちゃったね”

“まぁ、ただの『法螺話』だからさ”

“それじゃあ今日はこの辺で”

“次に合図が鳴った時は”

“もっと不思議な咄をするよ”




  .

あー、遅くなりましたが、8月15日はカゲロウデイズの日です。


なので『カゲロウデイズの歌詞』を載せようとおもいます。



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


8月15日の午後12時半くらいのこと

天気が良い

病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と 駄弁 (だべ)っていた


「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら

君はふてぶてしくつぶやいた


あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて

飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機


バッと通ったトラックが君を轢きずって鳴き叫ぶ

血飛沫の色、君の香りと混ざり合ってむせ返った
嘘みたいな 陽炎 (かげろう)が「嘘じゃないぞ」って(わら)ってる
夏の水色、かき回すような蝉の()に全て(くら)んだ


目を覚ました時計の針が鳴り響くベッドで

今は何時?


8月14日の午前12時過ぎ位を指す
やけに(うるさ)い蝉の声覚えていた


でもさぁ、少し不思議だな。

同じ公園で昨日見た夢を思い出した

「もう今日は帰ろうか」道に抜けた時

周りの人は皆上を見上げ口を開けていた


落下してきた鉄柱が君を貫いて突き刺さる
(つんざ)く悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り

ワザとらしい陽炎が「夢じゃないぞ」って嗤ってる

眩む視界に君の横顔、笑っているような気がした


何度世界が眩んでも陽炎が嗤って奪い去る。

繰り返して何十年。もうとっくに気が付いていたろ。


こんなよくある話なら結末はきっと1つだけ。

繰り返した夏の日の向こう。


バッと押しのけ飛び込んだ、瞬間トラックにぶち当たる
血飛沫の色、君の瞳と(きし)む体に乱反射して

文句ありげな陽炎に「ざまぁみろよ」って笑ったら


実によく在る夏の日のこと。

そんな何かがここで終わった。


目を覚ました8月14日のベッドの上

少女はただ

「またダメだったよ」と一人猫を抱きかかえてた



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


と、まぁ。気が向いたらこうしてボカロやカゲプロの歌詞をかこうと思います。


何でだろう?朝だけでものすごく疲れた気がする。


あの2人は限度というものを知らないんじゃないだろうか。


そんな事を考えながら渡り廊下を1人で歩く。




教室に着いた。


でも、なにか違和感を感じる。あぁ、そうだ。あの2人が私の周りに来ていないんだ。


いつもだったらすぐ、来ているのに。


2人に近づく。


なんで私がこんなとしているんだろう?


自分の行動に疑問を持ちながら2人に話しかけた。


「いつもなら真っ先に私のところに来ているのに、これはどういった心境の変化なの?」


「…んー、なんか前すごく迷惑そうだったからさ、」


ああ、なんだそんなことか。


「確かに貴女達のやることは迷惑よ。でも突然止められたら調子狂うわ。」


…私何言っているの!?


こんなこと止めてもらったほうが良かったじゃない。


「え!!もっとやっていいの!!」


ほら、


もう、いいか。メンドクサイ。


「かってになさい。」


「…あたしももっとやる。」


私の平穏を返してよーーー!!