昨日は今年最後となる政田マリさん主催の「月イチ仏像ガイド」に参加してきました。
祇園祭の山鉾のうちのひとつ、山伏山。その山伏山の保存会の皆さんのご好意でその御神体や山・宝飾品などが保存されている町家の蔵を見せて頂けるという事に!
今年最後を飾るににふさわしい非常に貴重な体験をさせて頂く事が出来ました。
思えば、7月に灼熱の祇園祭・宵山に繰り出し、この山伏山も見ていました。
(2013年7月16日の山伏山の様子)
その時は混雑の中、遠目に御神体やらを見学した訳ですが、まさか今回、こんなにもゆっくりとしかも目前で様々な貴重なものを見せて頂けただけで大興奮です。
撮影許可を頂きましたのですこしだけご紹介。
暗くて狭い蔵の中なので少々画像が悪いのはお許しください。
さらに、山伏山さんの所で大切に保管されていたお地蔵様(圆(ゆめあわせ)地蔵菩薩)があって、この日特別に見せて頂く事が出来ました。
そのお地蔵さんと一緒に保管されていた巻物(1818年に書かれた縁起書)が最近見つかり、政田マリさんが解読に成功、この日内容をいつものように分かりやすく解説。数奇な運命を辿ったこの普段、一般では見る事が出来ないお地蔵さんとご縁を結ぶ事が出来て一同これまた大感激。
そして山伏山と言えば、この「大茅の輪」が人気。
多くの人が厄よけなどを願いお祭り当日は行列をなしてくぐります。
この日もくぐらせていただきました。
さらに、茅の輪を保存会の方に指導いただき、自分たちでつくるという体験も!
作成手順が掲示されています。
参加者達はテーブルの上で無心に作業中・・・。
そして完成!
各々個性が出ていて見比べると楽しかったです。
「良縁祈願」「家内安全」「商売繁盛」「ブレイクスルー」などなど皆さん思い思いのお願いを書かれていましたよ。「山伏」なのでちっちゃなほら貝がついていて可愛いでしょ??
祇園祭ではそれぞれの山鉾町が束になった粽(ちまき)を用意していますが、粽の原型は茅の輪とのこと。
この日はこれを来年の厄よけお守りとするという体験イベントでもあった訳です。
山伏山保存会の皆さんは色々工夫して毎年祇園祭を盛り上げている事も直接聞く事により一層祇園祭が身近に感じられました。来年、この山伏山さんに顔を出してご挨拶に行こうと思います。
山伏山保存会の皆様、政田マリさん、心に残る素晴らしい体験をさせて頂きありがとうございました。
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